West Australia Travel & Dive Centre主催のジンベイザメを見るためのキャンプツアーに参加してきました。年に一回だけ、この時期に催行されるツアーで、専用セスナを使用してジンベイザメを独占できるというのが売りになっています。4日間で、7匹のジンベイザメと会うことが出来たので、看板に偽りは無いようです。

28 April ~ 2 May, 2003

ダイビング情報

概要

エクスマスのジンベイスノーケルは、ほとんどが日帰りで、しかも一匹のジンベイザメを複数のショップで共有するために、10分ごとに交代する必要があります。このツアーは、キャンプをすることにより、通常のツアーでは行けない領域まで足を伸ばし、さらに専用のセスナをチャータしてジンベイを独占できるというのが宣伝文句でした。West Australia Travel & Dive Centreは高島さんという人が経営しているそうで、以前には雑誌にも西オーストラリアの情報を載せていたそうです。昨年までは、このツアーに同行していましたが、今年は他のツアーに行っているようでした。そのため、ツアー名も「当社スタッフ同行 ジンベイザメ水中撮影ツアー」に変更になっていました。

※昨年までは、「高島同行 ...」でした。まぁどうでもいいことですが。

キャンプサイト周辺で、通常のダイビングを1本やってから、セスナからのジンベイ情報を待ちます。ジンベイ発見の知らせを受けると、すぐさま移動してジンベイスノーケルをすることになります。食事の時間は、ジンベイがいつ発見されるかに寄るので、かなり前後します。

ボート

Three Island Marineのボート

West Australia Travel & Dive Centreは、本拠地はパースであって、エクスマスには設備を持っていません。このため今回のツアーでは、Three Island Marineのボートをチャータしていました。船内のスタッフは、すべてThree Island Marineの人達で、West Australia Travel & Dive Centreからはスタッフが一名だけ同行していました。


中央に撮影器材がおけるのは便利

ボートはさほど広くはありませんが、中央にクッションの効いた大きなテーブルがあって、食事などが出されます。撮影器材もここにおけるので便利でした。船に酔ったときには、ここで寝ることも出来ます。

シャワーは船で浴びます。(キャンプサイトには用意されていない)。温水ではありませんが、特に冷たいということもありませんでした。節水のため、じっくり洗うことはとてもできません。

バッテリ等の充電は船内でできます。ドライヤが使えるかは不明です。とても頼めるような雰囲気ではなかったので、やめてしまいました。

外洋でのダイビングとなるため、それなりにボートは揺れます。酔い止めは用意しておいた方がよいでしょう。船酔いしやすい私は、かなり酔いました。ボートだけではなくて、シュノーケルで波に揺れてさらに酔いがひどくなったような気もします。

キャンプ

テントを張り終わったところ

ジンベイの現れる場所の近くでキャンプすることもあり、キャンプの場所は日替わりとなります。テントは一人あたり一つずつ使えると言う話だったのですが、実際には2名参加の場合には二人で一つになるようです。4人用のテントなので、二人でも充分な広さがありますが、最初からそのように説明してほしいところです。

テントは自分たちで設営するのですが、どこもハエがすごいです。日が暮れる頃には、どこかに行ってしまうので夕食時や寝るときに困ると言うことは無いのですが、設営のときはかなりうっとおしかったですね。虫に刺されるということはありませんでした。


囲いのない仮設トイレ

キャンプは寝るだけなので、一切の設備がありません。荷物もほとんどは船内に置いておいて、最小限のものだけを持ってくることになります。水道ももちろんないので、ペットボトル等は用意しておいた方がよいでしょう。私達がもっとも気になったのは、トイレに囲いがないことです。女性も参加するツアーで、しかもかなり高額な割には配慮が足りないような気がしますね。初日のキャンプ場には、常設のトイレがありましたが。

周囲にはなにもないので、星がきれいでした。天の川が良く見えます。

食事

右下がご飯

食事はすべて船内でとります。日本人のみのツアーということもあって、味付けは日本人好みにしてあるようです。私にとっては、ご飯が用意されていたのが良かったです。どの料理もなかなか美味しかったですが、オーストラリアは鶏肉の料理が美味しいようです。デザートやおやつなども出てきます。


釣った魚を刺身と寿司で食べます

ジンベイを探索中に、船長さんがトローリングでカツオを釣ったときには、刺身や巻き寿司などがたくさんでてきました。 コックさんは日本人ではありませんが、日本料理は良く知っているようです。おかげで日本料理が恋しくなるということはありませんでした。このコックさんは、いつもは、Three Island Marineのダイブツアー用の弁当を作っているとのことでした。

たとえ食事中でも、ジンベイが見つかると中断してしまうので、せっかくの美味しそうなおやつを食べられないこともありました。せっかくならとっておいてくれれば良いのですけどね。

ダイビングについて

ジンベイザメのためのツアーですが、一日一回はダイビングをします。ニンガルリーフでのダイビングとなりますが、内容は今一歩でした。透明度も良くないし、魚影もあまり濃くありません。ジェティダイブの方が断然良かったです。水温は25~26℃で、ダイブタイムは約50分程度でした。

ジンベイシュノーケルについて

ジンベイの情報がセスナから入った場合、すぐにその海域に行きます。ジンベイを発見できた場合、まずスタッフが1名だけ海に入り、片手を上げながらジンベイの横を泳ぎます。この人をスポッターと呼びます。船長は船をジンベイの進行方向にまわしたのちに、飛び込むように指示をだしてくれるので、そのタイミングで海に入ります。海に入るとジンベイの位置はわかりにくいので、スポッターの位置を確認しながら、ジンベイに近づきます。ジンベイは、ぱっと見はゆっくり泳いでいるように見えますが、シュノーケルで追うと実際にはかなり速いことに気づきます。最初の段階で、ジンベイの後ろになってしまうと、なかなか前に行くのは難しいので、スポッターの動きを良く見て近づくのがコツのようです。私はビデオをもっていたこともあって、シュノーケルは全力状態でした。

ジンベイにおいていかれた場合には、スタッフがゾディアックで拾ってくれます。ある程度の人数を拾った後、ジンベイの進行方向までまわってくれるので、再度挑戦することができます。だいたい3回程度は再挑戦することができましたが、とても疲れました。今回のジンベイはどれも1時間前後は水面にいましたが、実際に一緒に泳げたのは数分といったところでしょうか?というのも、そんなに全力で泳げるはずもなく、しばらく泳いだ辺りでおいていかれてしまったからです。特にビデオやカメラを持っているときついです。スポッターの人は、ずっと一緒に泳いでいましたが、よっぽど鍛えていないと難しいような気がします。

このツアーでは、デイトリップとは違ってジンベイを独占できる利点はありますが、ジンベイシュノーケルのルールはデイトリップと同じです。このため、基本的には3m以内には近づいてはいけないことになっています。実際には、なにしろ独占状態なので、かなり近づいていましたが。

もう一つのこのツアーの利点は、ジンベイが見つかったときにダイビングでも挑戦できるということです。これは2名づつの交代制のため、チャンスは一度だけでしたが、潜って撮影できるというのは大きいです。シュノーケルだと、なかなか下からあおって撮影するのは困難ですからね。ただしダイビングでジンベイを追うのは、なかなか難しいです。スポッターが見えないので、遠くからエントリーすると、どちらに進めばいいのかわからなくなります。またジンベイに気を取られていると、急潜行もしくは急浮上になりかねません。

その他

今回のツアーでは、4日間で7匹のジンベイとあうことができ、おかげでかなりの写真とビデオを撮影できたので、目的は充分に果たすことが出来ました。とにかくジンベイの写真を思いっきり撮りたい、もしくは思う存分一緒に泳ぎたいという人には、うってつけのツアーと言えそうです。

ただし 日本からのツアー代金は、成田-パース間の航空券を含まないで約5,000オーストラリアドル(日本円で約38万円)もかかります。GW料金といえなくもないですが、パース在住でWest Australia Travel & Dive Centreでダイビングライセンスを取った人達は、半額程度で参加していたらしいので、ちょっと良心的な値段とは思えません。パース在住のツアーの場合には、パースとエクスマス間が飛行機ではなくて、バスになるとか、ツアー後のセスナ遊覧がないなどの差はありますが、ジンベイシュノーケル自体は同一なので、こちらの方がお得だと思います。

日本からのツアーの場合、最終日に1時間だけセスナに乗って、ジンベイを空から探すことができます。実際に、どのように探しているのかわかって良かったのですが、私たちのときにはジンベイを見つけることができませんでした。いくらエクスマスといっても、そんなにたくさんのジンベイがいるわけではないようです。もしくはニンガルリーフは広大なので、ばらけてしまっているのかもしれません。このことを考えると、モルジブのダイブクルーズではセスナなしで、数匹のジンベイを見つけているわけですから、数もしくは密集度で言えばモルジブの方がすごいのかもしれません。


セスナのアクロバット飛行
(この後、帰ってしまった)

今回のツアーには雑誌の取材も同行していたのですが、取材側のリクエストで、セスナにアクロバット飛行をやってもらった後、セスナが定刻前にジンベイの探索をやめてしまったのが、最も大きな不満点でした。また年に一回のツアーということもあってか、いろいろと不手際な点があったのも事実です。スタッフの対応は誠実でしたが。

West Australia Travel & Dive Centreのツアーは日本の旅行会社ではパニーニで扱っています。直接申し込む場合には海外送金をする必要があるので、これが面倒な場合にはパニーニ経由で申し込むのが良いでしょう。私達は、少しでも安く済ませるために海外送金しました。クレジットカードでも支払うことができますが4%の手数料がかかるので、送金手数料を払っても海外送金の方が少し安く済みます。郵便局が送金手数料が一番安いのですが、為替手数料が2円と高かったため、新生銀行を利用しました。新生銀行の場合、送金手数料は郵便局よりも少し高い(他の銀行よりは安かった)のですが、為替手数料が1円だったたのです。いずれの方法でも、オーストラリア側でさらに送金手数料を取られるため、その分を上乗せして振り込むことになります。(2003年3月現在で、25オーストラリアドル)

West Australia Travel & Dive Centreのホームページはこちらです。

Three Island Marineのホームページはこちらです。