ダイビングとシュノーケリングで使用できる水中用のカメラ、防水カメラのお勧めについて書いています。2021年版での情報です。各社からいくつかの水中で使えるデジタルカメラがリリースされていますが、どのカメラが良いのかわからないということもあるかもしれないので、このサイトおすすめのカメラについて書いてみることにしました。参考になれば幸いです。

最終更新日: 2021年 3月13日 情報更新

No.1 オリンパス TG-6

お勧めの水中で使えるカメラの一番はオリンパスのTG-6です。カメラ本体は15mの防水で、さらに純正のハウジングが用意されています。シュノーケリングは本体のみで、ダイビングはハウジングも使ってなど、いろいろな使い分けができます。

カメラ本体はワイド端が25mmと、一般的な28mmよりもワイド側になっているのもポイントが高いですね。しかもF値もワイド端は2.0とかなり明るいです。またマクロもかなり強く、スーパマクロで撮影可能な被写体との距離は1cm~30cmと完璧です。動画も4Kまで対応しています。RAW撮影も可能になっています。

2019年7月末の発売ということですでに2年前のモデルになりますが、他社からもほとんど新機種が発売されていなく、これでも比較的新しいモデルになります。値段もそれほど高くないのも嬉しいですね。ただしセンサーは1/2.3型なので、他の1型センサーを使っている高画質なタイプに比較すると、画質面では不利です。

画質を追求するわけではなく、ダイビングやシュノーケリングに使いやすいカメラが欲しい方にお勧めです。

〇本体が15m防水で、かつ純正ハウジングがある (2016年以降のカメラではこのシリーズのみ)
〇レンズはワイド端で25mmスタートで、F値も2.0と明るい
〇スーパーマクロなどマクロに強い
〇動画は4K対応
〇値段もそれほど高くない
△ズームするとF4.9と暗くなる
△画素数が1200万と低め
△センサーが1/2.3型で高画質ではない

No.2 キャノン PowerShot G7 X MarkⅡ

次点はキャノンのPowerShot G7 X MarkⅡです。カメラ本体は防水ではありませんが、純正のハウジングが用意されています。2016年発売のカメラです。

センサーは1型と大きいものが使用されています。レンズもワイド端が24mmでF値が1.8とかなり明るいです。さらにテレ端(望遠側)でもF2.8と明るいままを保っているのが凄いです。

1型センサーを使ったカメラとしてはさほど値段が高くないのも魅力です。ただし動画は4KではなくてFullHDどまりです。

4K動画が不要で、高画質な撮影をしたい方にお勧めです。

〇センサーが1型で高画質。画素数も2,000万画素以上。
〇レンズはワイド端が24mmスタートでF値が1.8と明るく、さらにズーム(100mm)しても2.8と明るいまま。
〇1型のカメラの中では比較的安価
△マクロはワイド端では5cmだが、ズームすると40cmと近づけなくなる
△動画はFullHDどまり。
△すでに5年前のモデルになっている。(後継機のMarkⅢが発売されていますがハウジングが用意されていません)

No.3 ソニー DSC-RX100M5A

三番目はソニーのDSC-RX100 Mark5Aです。RX100シリーズは、1型センサーを使用した高画質なコンパクトデジタルカメラなのですが、その六代目になります。2018年発売のカメラです。私が現在使用しているのはこのカメラの一つ前のRX100M5です(Aがついてない版)。ハウジングを中心にレビュー記事をアップしていますので、参考にしてみてください。

センサーは1型と大きいものが使用されています。AFがコンパクトデジタルカメラで一般的なコントラスト式ではなくて、高速な像面位相差AFになっているのが特徴です。レンズもワイド端が24mmでF値が1.8とかなり明るいです。さらにテレ端(望遠側)でもF2.8と明るいままを保っています。

コンパクトデジタルカメラにしてはかなり値段が高いですが、動画も4Kだったりと機能についてはこれ以上はないぐらいに付いています。価格が高いことと、ズームが約3倍しかないことを除けば、最強の水中撮影用のカメラの一つでしょう。

〇センサーが一型で高画質。画素数も2,000万画素以上
〇像面位相差AFによる高速なAF
〇レンズはワイド端が24mmスタートでF値が1.8と明るく、さらにズーム(70mm)しても2.8と明るいまま。
〇動画は4K、WiFi、NFC通信機能など機能が満載。
△ズームが3倍程度しかない。
△マクロはワイド端では5cmだが、ズームすると30cmと近づけなくなる
△値段がかなり高い

No.4 ニコン COOLPIX W300

四番目はニコンのCOOLPIX W300です。純正ハウジングは用意されていませんが、本体の防水だけで30mもあります。2017年発売のカメラです。

カメラ本体はワイド端が24mmと、一般的な28mmよりもワイド側になっています。GPS、WiFi機能+Bluetooth、電子コンパスを搭載しています。水深計も搭載していて1m単位で表示してくれます。水深ログも記録してくれます。動画も4Kまで対応しています。

センサーは1/2.3型なので、他の1型センサーを使っている高画質なタイプに比較すると、画質面では不利ですが、ハウジングなしで30mまで潜れるのは魅力です。ただし念入りな手入れは必須です。体験ダイビングなどでダイビングするぐらいで、本格的に潜るわけではない方にお勧めです。

〇カメラ本体で30mまで潜れる
〇水深計を搭載していて水深ログも記録してくれる
〇レンズはワイド端が24mmスタート
〇動画は4K
△センサーが1/2.3型で高画質ではない。レンズもワイドでF2.8と標準的な明るさ
△純正ハウジングがないので、たくさん潜るには不向き

No.5 富士フィルム FinePix XP140

五番目は富士フィルムのFinePix XP140です。2019年発売のカメラです。本体の防水は25mですが、純正ハウジングは用意されていないので、たくさん潜る目的には不向きです。
センサーは1/2.3型で標準的ですが、レンズはワイドでもF3.9と明るくなく、マクロもワイドは9cmまで近づけますが、ズームすると1mになってしまいます。このように性能はあまり高くないのですが、値段がとても安いです。シュノーケリングで使いたいけど、安いカメラが欲しい方にお勧めです。

〇カメラ本体で25mまで潜れる
〇価格が安い
△センサーが1/2.3型で高画質ではない。レンズも暗くマクロにも強くない
△動画は4Kに対応していながらも15fpsどまり
△純正ハウジングがないので、ダイビングには使用できない