ゴマモンガラ
和名
Balistoides viridescens (Bloch & Schneider, 1801)
学名
Titan triggerfish
英名
フグ目 - モンガラカワハギ科 - モンガラカワハギ属
分類
インド洋、紅海、中・西部太平洋
分布
全長
拡大写真
Nikon CoolPix 5900
撮影地:シパタン(マレーシア)
強力な歯を持つ魚で、他の魚と見違えることはないでしょう。単独で見かけることが多いです。時折、海底の砂浜を突っついているところをみかけます。
ダイバーから最も恐れられている魚といえるでしょう。通常はダイバーが近づくと逃げていきますが、巣を守っているときに間違って近づいてしまうと、サンゴを砕く強力な歯でダイバーに向かってきます。なるべく近づかないようにダイビングしていますが、たまにサンゴの合間にいることがあって、バッタリ出会ったときにはかなりびっくりします。巣を守っているとき以外に襲われることはないのですが、それでも怖いですよね。ゴマモンガラの多い海でのダイビングでは気が抜けません。タヒチのランギロアではシュノーケルをする人がエサをよくあげるせいか、水上コテージの近くでシュノーケルをすると魚が集まってくるのですが、ゴマモンガラも一緒にやってくるのでヒヤヒヤものです。
ダイビングを始めた頃に、この魚だけは気をつけたほうがいいよと聞いていたのですが、そんなに危険なのかなぁと思い一度かなり近づいてみたことがあります。結果、攻撃されて少し追いかけられました。その後はなるべく避けるようにしています。本当は攻撃してくる迫力シーンを映像にとってみたい気持ちもあるのですが、あの歯をみるとやっぱり近づけませんね。
しかしながらシュノーケリングでは噛まれたことがあります。ゆっくりと泳いでいたところ、突然ガキッという音ともに足に痛みが走ったと思ったらゴマモンガラでした。その後はフィンで追っ払いながら逃げましたが、執拗に攻撃してくるので、ヘトヘトになりました。相当に泳いだところで、やっと戻って行きましたが、攻撃しだすと本当にしつこいです。かなり遠いところからでも襲ってくることがあるので、襲ってくる時期にはとにかく用心しておいた方が無難でしょう。ちなみに噛まれたところは足の脛で、3cmぐらいの傷ができましたが、骨折とかはありませんでした。