ソウシハギ
和名
Aluterus scriptus (Osbeck, 1765)
学名
Scrawled filefish
英名
フグ目 - カワハギ科 - ウスバハギ属
分類
全海域
分布
全長
拡大写真
Canon PowerShot G15
撮影地:カンドゥル(モルディブ)
最大で1m程度になる大型のカワハギです。水色の模様と、黒色の斑点が特徴です。このきれいな色彩から、もしこの魚がキンチャクダイの仲間だったら、さぞ人気があっただろうにと思ってしまいます。分布範囲が広くいろいろなところで見かけます。警戒心は低めで、気がつくと目の前を泳いでいたりします。シュノーケリングでも見ることができます。単独で見かけることが多いです。
ダイビングでは危険性のない魚ですが、パリトキシンという猛毒を内臓に持っているので、釣ったりしても絶対に食べてはいけません。パリトキシンはフグ毒として知られているテトロドトキシンの50倍以上の強さがあります。日本でも水揚げがあるとニュースになったりします。本来であれば暖かい海でしか見られない魚ですが、温暖化の影響で日本近海でも見られるようになり注意が呼びかけられています。
2018年には間違えてスーパーで販売されたこともありました(剥き身として販売されるため見分けにくくなるようです)。
日本を含む太平洋とインド洋だけでなくカリブ海でも見ることができます。