アラレキンチャクフグ
和名
Canthigaster papua (Bleeker, 1848)
学名
Papuan toby
英名
フグ目 - フグ科 - キタマクラ属
分類
インド洋、中・西部太平洋
分布
全長
拡大写真
Canon PowerShot G10
撮影地:マラトゥア(インドネシア)

拡大写真
Sony NEX-5
撮影地:モアルボアル(フィリピン)
茶色の体色に青い斑点が特徴です。これまでC.solandriがアラレキンチャクフグだったのでが、2017年にこちらに変更になりました。
当然ながら、そのC.solandriであるスポッテッドシャープノーズパファーにとても良く似ています。いろいろと分類方法について情報があるのですが、アラレキンチャクフグの方が口の下がはっきりとしたオレンジ色になっている(スポッテッドシャープノーズパファーはあまり濃くない)、背中の模様は青い斑点というよりは青い線になっていることが多い(スポッテッドシャープノーズパファーは青い線になっているのは目の周囲で背中の部分は青い斑点が多い)といった微妙な違いのようです。
スポッテッドシャープノーズパファーの方がタヒチまでと広い範囲にいて、アラレキンチャクフグは狭い範囲に生息しているということになっていますが、アラレキンチャクフグはモルジブからフィリピン、インドネシア、パラオとダイビングのメッカの生息しているので、南国ダイバーだと、アラレキンチャクフグの方がよく見かけるのではないでしょうか?
生息地で区別するのが簡単なようですが、フィリピンあたりだと両方生息しているような情報もあるので確実とはいえないようです(パラオまではアラレキンチャクフグで、グアム、サイパンはスポッテッドシャープノーズパファーのようです)。
ここまでくると区別するのはあきらめて、ダイビングのログブックにはアラレキンチャクフグと書く方が悩まなくて良いかもしれません。どちらもアラレキンチャクフグと呼ばれていた時期はあるわけですし。
オスとメスで模様に違いがあって、オスの方がどちらかというと斑点が大きめで数が少ないようです。