ダウンカレントは、下向きの水の流れを意味します。

ダウンカレントとは?

ダイビングは、水の流れに影響を強く受けます。通常、意識するのは横の流れで、ドリフトダイビングなどは流れに乗って、ポイントからポイントに移動しながらのダイビングになります。しかしながら、海には縦の流れも当然存在し、上昇する流れをアップカレント、下降する流れをダウンカレントと呼びます。

ダイビングにおけるダウンカレントは、かなり危険な流れです。ダウンカレントは下向きの流れであり、そのまま浮上できなければ、エア切れなど命にかかわる危険な状態になります。ダイビング終了間際でエアの残りが少ない状態で、ダウンカレントにつかまってしまうと、浮上するためにフィンキックをすれば、一気にエアを使ってエア切れになってしまいます。


ダウンカレントで泡が上にあがってません

海の流れは目には見えにくいので、ダウンカレントがあるかどうかは遠くからは判別できません。つかまってはじめてわかります。ダウンカレントもピンキリで、少しぐらいのダウンカレントだと、深度計をみて少し沈んでるなと気づいて、すぐに上がろうとしてもなかなか上昇しないなぁというぐらいの感じしかしないこともあります。

強いダウンカレントにはまると、たいていは、自分の吐いた泡も上昇していかなくなるので、周囲も泡だらけになります。このため周りが見えなくなりパニックになりやすいのですが、ダイビングではパニック状態がもっとも危険なので、冷静に深度をチェックしながら対応を判断することが必要です。

ダウンカレントにつかまった場合には、その場所から離れる、すなわち横に逃げるのが良いという話を聞きますが、かつて横に逃げたことはありません。とりあえずフィンキックで上昇するか、BCにエアを入れて上昇したところでエアを抜くことが多いです。ホントに強力なダウンカレントにつかまった場合には、ウエイトを捨てるなどの決断も必要になるという話を聞きますが、そこまでの経験はないです。

Downcurrent

ダウンカレントが発生しやすいのは、水中のリーフからドロップオフに向けて流れがある場合の、リーフの先端付近です。ダイビングでは、このような場所では少し浮上して、リーフから距離をとっておく必要があります。