Lapaz

2013年10月に行ったラパス(メキシコ)でのダイブクルーズ旅行記です。アシカと遊んで、ナイトモブラを見てきました。

旅行前

アシカと遊べることが有名なラパス(メキシコ)には以前は気に入って何度か通っていたのですが、2006年の旅行後はしばらく行っていませんでした。

昨年あたりから、日本の旅行会社であるクラブアズールと、現地のダイビングサービスのファンバハの共同プロデュースで自社クルーズ船(バレンティーナ号)を運行していることと、最近はモブラ狙いのナイトダイビングをやっているということで、再びラパスに行ってみることにしました。ラパスのダイブクルーズは、2003年はハリケーンで中止、2006年は催行人数に達せずに中止と、今回が3回目のチャレンジです。

1日目

日本からラパスへはアエロメヒコ航空がメキシコシティ経由で運行しているのですが、旅行会社が手配したフライトはアメリカン航空を使ったものでした。アエロメヒコ航空を使った方が楽そうなのですが、メキシコシティでの待ち時間が8時間以上あって、かえって到着が遅くなってしまうようです。まずはダラスにAA176で向かいます。2月にカンクンに行くときに利用したフライトと同じで、映画を再生していると途中で調子が悪くなるというのもあいかわらずでした。

Food1
離陸後しばらくして出る食事です
Food2
夜食。ハムが7~8枚入っていました。
Food3
ダラス到着前に出る食事です

ダラスでアメリカの入国審査を受けます。今回は長蛇の列にはなっていなくて、比較的スムーズに審査を通過することができました。ダラスでの預け荷物の受取・再預けは不要でした。

次にAA1257でサンホセデルカボに向かいます。このフライトでは飲み物は出ますが、食事等は有料でした。だいたい2時間半ぐらいで到着しました。

サンホセデルカボでメキシコに入国します。入国審査は長蛇の列でした。税関ではボタンを押して緑色のランプが点灯すれば、そのまま通過、そうでない場合には詳細に荷物が調べられます。私達の前は緑色のランプが連続していたので、そろそろダメかも?とおもったのですが、私達も緑色のランプでそのまま通過することができました。

Transfer1
荷物を屋根に積んでいます

税関通過後に扉を開けるとタクシーなどの送迎の人たちがいるのですが、ダイブクルーズの送迎はさらに先に進んで、右側のドアを抜けて外に出たところで待っていました。

サンホセデルカボからラパスまでは車で約3時間ぐらいかかります。途中でトイレ休憩があることになっていますが、空港でも済ませておいたほうが良いと思います。

車内には荷物を積みきれないということで、スタッフが屋根に積んでいたのですが、雨がぱらついていたので、途中でびしょ濡れになってしまうのでは?という恐れがあったので、室内で運んでもらえないか頼んでみたところ、もう一台の車で運んでくれました。

Transfer2
マリーナに到着したころには日も暮れていました

荷物を積んだところでラパスに向かいます。二時間ぐらい走っても、トイレ休憩がなく、そのまま行くつもりなのかな?と思っていたところでゲストが休憩をリクエストしてくれて、その後しばらく走ったところで休憩しました。ちなみに、もう一台は休憩なしでラパスまで行ったそうです。

夕方の7時ぐらいにラパスに到着です。そのままマリーナ内のレストランに向かいます。旅行日程上は「各自夕食をお取り頂きます」と記載されていたのですが、すでにスタッフが席を予約してくれていました。といっても料金はツアー代には含まれていなく、クルーズ船での精算時に一緒に支払う必要があります。

メニューはビーフ or 魚で選択できたのですが、どちらもかなりの量がありました。スープ or サラダも選択できたのですが、そちらの写真は撮り忘れました...

Food4
魚料理。この皿はまだ少なめな方でした。
Food5
デザートは今一歩でした

食事が終わったところで、いよいよクルーズ船に乗船します。マリーナからボートに乗ってクルーズ船に向かいます。今回乗船するFUN AZUL FLEET(バレンティーナ号)は、全長38m、全幅10mもある大型のクルーズ船です。例えばモルジブのクルーズ船であるアイランドサファリロイヤルが全長32m、全幅9.9mですから、同等かそれよりも大きな船ということになります。

Room1
デラックスキャビンの二段ベッド

1Fはすべて機械室のようで、客室とダイブデッキは2F、食堂とラウンジが3F、4Fはルーフデッキ(一部屋根あり)という構成でした。客室はマスターキャビンと呼ばれる広い部屋が2室と、あとはデラックスキャビンが8室です。私達が利用したのはデラックスキャビンで、2段ベッドになっていました。部屋は特に広いということもありませんでしたが、洗面台が部屋の中にあるのは便利でした。4段のタンスと小さなクローゼットが用意されていたので収納はしやすかったですが、机や椅子がないので部屋のなかで作業をするのはやりにくかったです。

トイレとシャワーは奥の部屋にあって、換気扇があるので湿気が充満しない点は良かったのですが、節水のためかトイレの流れが悪いのは不便でした。シャワーは通常はお湯が十分に出てよかったのですが、一日の最後のダイビング後は皆がシャワーを浴びることもあってか、ほとんどぬるま湯になってしまいます。

コンセントの形状は日本と同じなので、コンセントアダプタは不要です。ただし電圧は日本より高い120Vなので、場合によっては変圧器が必要です。

シャワーブースにシャンプーとボディーソープ、洗面台に石鹸が用意されていました。ドライヤーも用意されていたのですが、壊れていたため、スタッフに交換してもらいました。ペットボトルが二本用意されていて、空になったら食堂にあるウオーターサーバで充填するようになっていました。

Room2
洗面台が部屋にあるのは便利です
Room3
エアコンは家庭用のタイプで
温度調整などやりやすいです

食堂で船についての説明があった後は、長旅でつかれていた&時差ボケで眠かったので、カメラのセッティングを済ませてすぐに寝ました。明日からダイビングです。

2日目

朝7時から免責同意書等の記入とダイビングのブリーフィングがありました。一本目のダイビングは8時からで、朝食はその後です。食堂にはヨーグルト、シリアルやフルーツなどのちょっとした食べ物が用意されていました。ヨーグルト好きな私達にとっては、ベストな軽食でした。

Food6
朝1本めのダイビングの前に用意される軽食
Food7
バーはフリードリンクです(カクテルなどを除く)

ダイブデッキは中央にカメラ置き場があって便利でした。さらに水滴を飛ばすエアガンが常に使えるようになっていたり、くもり止め、真水のシャワーが使えるようになっていたりと、至れり尽くせりです。

Boart1
ダイブデッキは広いです。ウエットも干して置けます
Boart3
マスク用のくもり止めが用意されていました

今回のクルーズには日本人ガイドの健吾さんが乗船していて、ブリーフィングはすべて日本語でした。ホワイトボードにポイントマップを毎回書いてくれて、丁寧に説明してくれます。タンクは本船で背負ってから、ゾディアックに乗ります。エグジットはBCとウエイトを外してから、梯子でゾディアックに乗るようになっていました。ダイビング後は部屋のタオルとは別にタオルが用意されます。午前2本を潜った後に新しいタオルと交換してくれます。

Boart2
ゾディアック
Boart4
部屋のタオルとは別に用意されます

一本目のダイビングはPunta Lobosでした。エントリーしたところで、ガイドがジャイアントダムセルフィッシュを指さしていたので何枚か撮影したのですが、その後のダイビングでもよく見かけました。久々に東太平洋に潜ると、イエローテールサージョンフィッシュキングエンジェルフィッシュなど、どの魚も珍しく感じられます。他にもサバヒーの群れやマダラトビエイが見られました。

Food8
朝食。他に焼いたパンが用意されていました。

2002年に潜った時にはモブラの大群が見られたのですが、あのときはたまたまだったようで、今回はモブラは全くみられませんでした。

ダイビング後は朝食で、各自が取るようなビュッフェ方式ではなくて、すべてスタッフが持ってきてくれるようになっていました。

朝食後は二本目のダイビングです。場所を移動して二本目はLa Leinaでした。

東太平洋に生息するガフトップスルポンパーノの群れが見られました。このポイントでもアシカが見られますが、Los Islotesと違って子アシカはいません。メアジの群れがいることになっていたのですが一本目では見られませんでした。

NEX-5 16mm+ワイコン
ガフトップスルポンパーノの群れ
NEX-5 16mm+ワイコン
アシカ

ダイビング後は昼食です。昼食後の三本目も同じポイントに潜りました。

NEX-5 16mm+ワイコン
ガフトップスルポンパーノの群れ
NEX-5 16mm+ワイコン
ガフトップスルポンパーノの群れ

一本目で見られなかったメアジですが、二本目では大きな群れを見ることが出来ました。

NEX-5 16mm+ワイコン
メアジの群れ
NEX-5 16mm+ワイコン
メアジの群れ
NEX-5 16mm+ワイコン
メアジの群れ

2002年に潜った時には、ダイバーの泡が好きなフレンドリーなマンタがいたのですが、さすがに10年以上もたつといなくなってしまうんですね。

この日はダイビングは三本で終了でした。3F後方のデッキでのんびりと過ごします。

Food9
夕方頃におやつが用意されます
Boart5
3F後方にはデッキチェアなどが用意されています

ダイビングが終了したということでビールを飲んでいるゲストもいました。バーはフリードリンクで、なんとビールも飲み放題です(ワインは夕食時の一杯のみ無料、カクテル等は有料)。酒好きには天国のような船ですが、翌日もダイビングがあるということもあって、ほとんどのゲストは遅くまでは飲んでいないようでした。中には連日1時過ぎぐらいまで飲んでいた強者のゲストもいらしたようですが...

夕食もビュッフェ方式ではなく、コースのようになっていました。私はどちらかというとメキシコの料理は苦手なのですが、ほとんどの料理は美味しくいただくことが出来ました。デザートも美味しかったです(写真には撮り忘れました)。

Food10
スープ
Food11
メイン

夕食時に翌日の予定が発表されるのですが、そこでプチスペイン講座があって、簡単な挨拶をスペイン語でどのように言うか教えてくれます。

メッセージ