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フィリティヨのダイビング情報です。利用したダイビングセンタは「Werner Lau Maldives」でした。

December 28, 2001 - January 1, 2002

概要

ここのダイビングサービスは新しいリゾートにあるためか、ナイトロックスと水中スクータを扱っているなど、設備はかなり揃っているようです。レンタル機材もちゃんとしています。器材は、かごに入れて預けるようになっていて、台車の上に載せておくと、そのままボートまで運んでくれるのでなかなか便利です。ウエットやBCも干しておくことができます。シャワーが一つのみで温水ではないのがちょっと残念。
午前と午後の2ダイブが基本で、行き先別に複数のボートが出ます。上級向け(?)やビギナー向けが用意されているので、どのレベルの人でも楽しめます。日本語版のポイントについての説明が用意されているので、参考にしながらどの船に乗るか決めることになります。年末年始の混む時期には、早い段階で人気のボートが満員になることがあるので、注意が必要です。
ダイビングはフリーダイビング制なので、気に入った場所に時間をかけることもできます。ガイドについていくこともできますが、まれにガイドが他の人に専用でつく場合もあるので、ブリーフィングはしっかりと聞いておく必要があります。実際に、ブリーフィングは、かなり詳細に説明してくれます。ただ水中に入ってしまうと、すっかりどっちにいけばわからなくなることが多い(少なくとも私たちは)ので、バディ同士で相談できるようなグッズなり合図なりを用意しておいた方が良いかもしれません。
左の写真は、日本人のガイドの方(タカさん)がブリーフィングしているところです。いろいろと相談することができて助かりました。
ファーフ環礁には、現在のところフィリティヨしかリゾートがないので、ポイントで他のダイビングセンターのダイバと会うことはありません。ポイントには常に一番乗りということになります。

ボート

モルジブでよく乗るドーニです。速度は遅いのですが、近いポイントが多いので10~30分程度でポイントに到着します。屋根もあるので暑くなくて良いと思います。通常は環礁の中を進むのでほとんどゆれませんが、上級向け(?)の場合外洋にでることがあるので、そのときはかなりゆれました。

ハウスリーフ

ハウスリーフがきれいということで、このリゾートを選んだのですが実際には今一歩でした。魚はたくさんいるのですが、珊瑚礁がほぼ全滅しているのです。リゾートができた当時は、もっときれいだったそうなのですが...
シュノーケルでも、かなりの魚を見ることができます。島の南北が、環礁のパスになっているのでカレントは強めです。透明度は良くありませんでした。

珊瑚礁

モルジブは白化現象にみまわれたところが多いようですが、ここも例外ではないようです。ただしハウスリーフ以外のポイントでは、それなりに珊瑚礁も復活しているようです。

ポイント

私たちは上級向け(?)の船しか乗っていないのですが、すべてパスでのダイビングでした。たいていの場合は、珊瑚につかまりながら、タカサゴやクマザサハナムロの大群を見つつ、イソマグロやツマグロの登場を待つといった感じです。エントリ時や安全停止中に、中層にモブラが現れることがあるので、頭上や周りをこまめに見渡しおきましょう。ちょうど大潮だったせいか何回かはウルトラハードカレント状態で、珊瑚につかまっているのがやっとで撮影どころではありませんでした。そのかわり、タカサゴなどの壁のような群れをみることができました。流れがあった方が、やはり見ごたえがあるのは事実ですね。水温は26~27℃で(南国ダイバーにとっては)少し寒めです。透明度は15m程度で、あまり良くありませんでした。
Barracuda Kanduではマダラトビエイの20匹程度の群れが見られました。エントリ場所から、遠い場合があるので、ガイドについていくのが正解かも?
Lighthouse Channelでは、かなり大きいナポレオンがいました。

その他

タンクはDINタイプなので、ほとんどの方はインターナショナルタイプとのアダプタをつけてもらうことになると思うのですが、このアダプタがうまくあわないことが多く、バルブを開けると突然空気が漏れ出すことがあります。早い段階で機材をセットして、問題があればファーストステージを交換してもらった方が良いと思います。
Werner Lauのダイビングセンターは、フィリティヨの他にもエリヤドゥ、ビラメンドゥやメドゥフシにもダイビングセンターがあってリピータ割引をしているそうです。ここを訪れたことがある人は、スタンプを押したログブックを持参しましょう。フィリティヨでもスタンプを押して置くようにすると、いつか得をするかもしれません。Werner Lauについての詳細は、ホームページを参考にしてください。