小笠原のダイビング情報です。利用したダイビングセンタは、「PAPA'S DIVING STUDIO」と「 KAIZIN 」です。

June 26 ~ 29, 2002

概要

今回のダイビングでは、二箇所のサービスを利用しました。小笠原では、ダイビングサービスの車が各宿でピックアップしながら港に行くようになっています。器材を水に漬けたり干したりする場所は、各宿で用意されています。ログ付けを重視する場合には、なるべく宿から近いサービスを選んだほうが良いかもしれません。

前半3日間は、PAPA'S DIVING STUDIOを利用しました。水面集合してからの潜行のスタイルです。利用する人が多いようで、このときにはクルーザ+漁船の二隻のボートでのダイビングで、各ボートごとに、さらに2グループに分かれていました。レベル分けをちゃんとやっているらしく、この点ではよかったです。上級レベルは漁船になるようで、最初は「えー漁船なの?」と思いましたが、乗ってみると快適です。かえってクルーザよりも良いかも?

ケータ行きは、初日が漁船、2日目がクルーザだったので、スタッフにお願いして両方ケータにしてもらいました。上級の人達は、潜行もはやいしガイドから離れたときにも教えてくれるしで、さすがといった感じでした。初中級の方は、安全停止をキッチリやったりと安全を重視したガイドのようでした。

最終日の1日のみKAIZINを利用しました。こちらは水面集合はなしで、潜行→水底集合のスタイルです。自己管理を前提としたダイビングのようでした。これはどちらが良いというものでもないでしょう。私はKAIZINのスタイルが好きですが、好みの問題だと思います。出港日ということもあってか、ダイビングをする人がすくなかったらしく私達二人のみのダイビングでした。ポイントも自由に決められ、魚群も独り占めということで快適なダイビングを楽しむことができました。KAIZINでは、一航海の真ん中で一泊二日ケータを企画していて、参加したい!!と思ったのですが宿の関係もあってあきらめました。ちょっと残念。

水温は23~26℃、ダイブ時間はいずれも35分程度でした。

ボート

PAPA'SおよびKAIZINのいずれもダイビング用のトイレ付の高速船を持っています。右の写真はPAPA'Sのクルーザです。船の前部は寝室(日帰りでは使用されない)になっているので、ダイビングの際にはちょっと狭く感じます。エントリ・イグジットは後ろから3人同時に行えるようになっています。おそらく、そのために初・中級用なのでしょう。屋根がある部分が少ないところが不便に感じました。船室内はエアコンが効いているのですが、かえって寒いぐらいだし濡れていると入れないので私たちは使用しませんでした。漁船のほうが日陰の部分も多くて大きな椅子もあり快適でした。

左の写真はKAIZINの船です。エントリ・イグジットはPAPA'S同様に後ろから3人同時に行えるようになっています。船の大きさはPAPA'Sと同じだと思いますが、寝室がないせいかとても広く感じました。カメラ等も中央部のマットの部分に置けるので便利でした。タンクは床に置いてあるので担ぐのはちょっと大変でした。もちろんスタッフが手伝ってくれますけどね。2階部分は広いテラスになっていて、デッキチェアが用意されているので水面休息時間はゆったりと過ごすことができます。ただし日陰がないので、日焼けしたくない人には使うことができませんが。KAIZINの船はエンジン音が、PAPA'Sよりちょっと大きめでした。

ハウスリーフ

案内によるできることにはなっています。やっている人は見かけませんでしたが。

珊瑚礁

南国のように珊瑚礁がたくさんあるわけではありませんが、白化現象は起きていないのでそれなりに見ることができます。

ポイント

父島周辺のポイントでもイソマグロなどの大物はみれますが、個体のサイズは小・中ぐらいまでのようです。やはり大物狙いとなるとケータということになりますね。最南の嫁島までは約2時間程度で、一番北にある北之島まではさらに一時間半ぐらいかかるようです。日帰りケータでは、たいていは嫁島のマグロ穴が中心となるようです。右の写真のアーチの下の部分にマグロ穴のポイントがあります。そこでは数十のイソマグロが渦を巻いて泳いでいます。イソマグロは泡を嫌うので、壁際に沿って近づくスタイルとなります。ただし壁際から離れて近づくと渦が散ってしまうので、あまり近づくことはできません。目で見ている分には、十分な迫力なのですがこれを広角レンズで撮影しようとすると難しいです。しかもイソマグロは日陰を好むらしいく、なかなか明るい写真にならないんですよね。