ナンヨウマンタ
和名
Manta alfredi (Krefft, 1868)
学名
Alfred manta
英名
トビエイ目 - トビエイ科 - オニイトマキエイ属
分類
全海域
分布
全長
拡大写真
Nikon NIKONOS V
撮影地:ボラボラ(タヒチ)
長い間一種類と考えられてきたマンタですが、2009年に二種類に分けられることになりました。私たちがよく見かけるのは、このナンヨウマンタで、従来呼んでいたオニイトマキエイは、どちらかというとレアです。違いについてはオニイトマキエイを参考にしてください。
この魚については、以前にリーフオニイトマキエイとナンヨウマンタという二つの和名が提唱されたようなのですが、2013年に出版された日本産魚類検索 全種の同定 第三版ではナンヨウマンタとされているようなので、ここではナンヨウマンタとしています。
さてそのマンタは、ゆったりと泳ぐのが特徴で、ダイバーにもっとも愛されている魚の一つです。たいていの場合は、コバンザメが何匹かくっついています。ダイビング中に移動しているマンタを見ることもありますが、通常はクリーニングステーションと呼ばれるところに潜ってマンタを見ます。単独で見かける場合と、十枚程度の群れをなしている場合があります。ダイバーが追いかけると逃げてしまうので、マンタが来るのを待っていれば近づくことができます。通常、マンタはダイバーの泡を嫌いますが、まれにダイバーの泡を浴びるのを好む個体がいるようです。ラパスでみかけたあるマンタは、ダイバー達の上を何度も旋回して泡を浴びつづけていました。
マンタは背部が灰色、腹部は白色です。模様は個体ごとに違うことが知られていて、地域(ヤップなど)によっては個体識別に使われています。中には体色が黒色のものがあります。ダイバにはブラックマンタと呼ばれています。完全に黒色になっているものと、一部白い部分が残っているものがあるようです。ラパスで見かけた個体には白い部分が残っていました。
マンタの繁殖については、沖縄美ら海水族館で成功していて、一般的な魚のような卵生ではなく、母体から子供が生まれてくる胎生です。妊娠期間は1年程度で、生まれてくるときには2m近くになっているそうです。マンタは胎生とはいっても人間のように胎盤で子供を育てるわけではないのですが、子宮の壁にミルクを分泌する器官があって、それで子供が大きくなるのだとか。魚類とは思えないぐらいの進化ぶりですね。
マンタはいろいろなところで見ることが出来ます。国内では石垣島が有名ですが、西表島でも見たことがあります。海外ではモルジブでよく見られます。ハワイのナイトダイビングでのマンタも有名です。ランキングにお勧めの場所を紹介してみました。