ホンソメワケベラ
和名
Labroides dimidiatus (Valenciennes, 1839)
学名
Bluestreak cleaner wrasse
英名
スズキ目 - ベラ科 - ソメワケベラ属
分類
インド洋、紅海、中・西部太平洋
分布
全長
拡大写真
Nikon 1 J1
撮影地:モアルボアル(フィリピン)

拡大写真
Nikon 1 J1
撮影地:ランギロア(タヒチ)
クリーナと呼ばれる、他の魚の掃除をする魚の代表的な種です。場所を決めてクリーニングをするようです。クリーニングされる魚は、エラや口を開けてクリーニングされるのを待ちます。気持ちがよいのか、クリーニングされるときに体色を変える魚がけっこういます。クマザサハナムロの群れがクリーニングされるところを見たことがありますが、一列に並んでクリーニングを待っていました。このように繁盛しているときもあれば、相手にされないこともあるようで、ホンソメワケベラがクリーニングをしようとしても、嫌がって魚が逃げていくところを何度も見たことがあります。ホンソメワケベラは飽きやすいのか、ちょっとクリーニングしてすぐに他の魚に移ってしまうことも多いようです。
最大で11cm程度になります。ダイビングでは、いろいろなところで見かけますから、クリーナとしての生き残り策は成功しているといえるのでしょうね。
よく似た魚にニセクロスジギンポがあります。ホンソメワケベラとは口の位置が違っていて、ホンソメワケベラは先端ですが、ニセクロスジギンポは顔の下についています。こちらはクリーニングすると見せかけて体の一部を食いちぎって逃げるようですが、ダイビングでは、そのようなシーンを見たことがありません。
幼魚は黒色の体色に青いラインが入ります。下の写真は若魚ぐらいのものです。