2002年の6月に行った小笠原の旅行記です。なかなか行くことが出来なかった小笠原ですが、やっと行くことが出来ました。シロワニやマグロ穴などとてもよかったです。船からはイルカを何度も見かけました。

旅行前

東洋のガラパゴスともいわれる小笠原。一度は行ってみたいと思っていたのですが、なにしろ船で25時間もかかる近くて遠い場所です。これまで、なかなか行けずにいたのですが、ついに決意して行くことにしたのでした。

夏になると料金が跳ね上がるので、ちょうど小笠原が梅雨あけする頃の6月に行くことにしました。梅雨明け後は海況も安定するので、ケータに行けるようになるとのことでした。

1~2日目

おがさわら丸で東京から小笠原諸島の父島へ。どうやら海況があまりよくないらしく、八丈島へは接岸できないということで、直接父島に向かうことになりました。このため八丈島から乗る人のためにあけてあった部屋が解放されました。それまでは、寝室はほとんど一杯に埋まっていたのですが、解放されたおかげでかなり余裕ができました。この時期でこれだけ混んでいたら、夏はどうなってしまうのでしょう?

船酔いが心配だったのですが、すっかり船酔いになりました。ずっと横になっていたのですが、カップラーメンを食べようと起き上がった瞬間に酔いがきました。寝たままで食べられるパンを用意しておけばよかった...

翌日に小笠原に到着です。午後からさっそくダイビング。ダイビングショップはPAPA'S DIVING STUDIOです。父島周辺で二本もぐりました。水温が23~24℃で、普段暖かいところを潜っている身にはちょっと寒い...

3日目

いよいよケータでのダイビングです。この日はクルーザではなくて漁船でポイントに向かいました。父島からケータまでは二時間ぐらいかかります。漁船といっても、船は大きいし日陰も多くて快適でした。

一本目はジャック。いましたシロワニ。歯が鋭いです。穴の下に一匹いて、そこにみんなで撮影です。まるで記者会見みたい...撮影後にみんな移動したところでふっと後ろを見ると、かなりでかい一匹が泳いでいました。小魚をたくさん引き連れています。ダイバーを襲った例はほとんどないようですが、それでもけっこう怖いですね。

一本目と二本目の合間にドルフィンスイム。小笠原には、そこら中にイルカがいるので、かなりの頻度で会うことが出来ます。

二本目はマグロ穴。50匹ぐらいのマグロがぐるぐると穴の中をまわっています。すごい迫力。大きいのは2mぐらいはあったでしょうか?穴の中に突っ込んでしまうと、マグロがいなくなってしまうので、壁伝いに近づいていきますが、あまり近くまでは寄れませんでした。マグロは日陰を好んで泳ぐらしく、なかなか光があたらなくて撮影には苦労しました。

4日目

この日もケータのダイビングを希望しました。この日はクルーザでポイントに向かいました。かっこいいのですが、日陰が少ないのと休む場所もあまりなくて、かえって漁船の方が快適でした。

昨日と同じポイントで潜ったのですが、一本目のジャックにはシロワニがいませんでした。残念。二本目のマグロ穴もちょっと透明度が悪かったのと、あまり奥までいけず。そのかわり近くには来てくれました。

5日目(最終日)

この日はダイビングショップをKAIZINにかえて父島でダイビング。一本目はドブ磯です。イソマグロやシイラなどいろいろな魚をみることができました。二本目は西島東磯。マダラトビエイがでましたが、ちょっと遠かったです。途中の船からはイルカのジャンプが見られました。小笠原にはイルカがほんとに多いです。

午後におがさわら丸に乗って東京に戻りました。おがさわら丸の出港時には、おがさわら中の船が見送ってくれました。最後には船から飛び込んで見送るのがおがさわら流らしく、大勢の人が海に飛び込んでいました。私達は小笠原に到着後、次の戻り便で帰ってしまったため見送りを体験できませんでしたが、次回にきたときには二航海分滞在して、この見送りをやってみたいものです。帰りの船のときには、不思議と船酔いはしませんでした。ほとんどの時間をデッキで過ごしたのがよかったのかもしれません。

ケータのダイビングはとてもよかったです。シロワニを見れたのは、かつてここだけですし、50匹ぐらいのイソマグロの群れもここ以外では見たことがありません。またいつか来たいと思いました。ただこの時期に二航海分滞在するのは、サラリーマンの身には難しいですね。

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