2005年の年末に行ったニューカレドニアの旅行記です。イルデパン島、リフー島、ウベア島と3島に滞在してきました。

旅行前

南半球では、オーストラリア西岸と、ポリネシアンのタヒチには潜ったことがあったのですが、メラネシアにはまだ行ったことがありませんでした。きれいな景色を見たくなり、「天国に一番近い島」の舞台となったウベア島があるニューカレドニアに行くことにしました。せっかくニューカレドニアに行くのなら、他の島も巡りたいということでイルデパン島とリフー島にも行くことにしました。ダイビングはイルデパンのマンタとトラフザメがターゲットです。といってもあまりダイビングでは有名ではないところなので、あまり大きな期待はしないほうが良さそうです。年越しで宿泊するとすごい値段が高くなるということで、12月中に戻るように日程を組みました。

1~2日目

成田からエアーカレドニアSB801で出発(20:55)です。ニューカレドニアの本島であるグランドテール島の国際空港へは翌日の7:40に到着します。朝到着はかなり体にこたえます。この日はこのままイルデパンに移動するのですが、飛行機は16:00発でまだかなりの時間があります。グランドテールのヌーメアにある旅行会社のオフィスで過ごしてもしかたないので、近くのビーチ(アンスバタビーチ)に行ってみることにしました。しかしながら海はあまりきれいではありません。ニューカレドニアは海がきれいなイメージがあったのですが、本島の大きな町周辺じゃだめなのでしょうか?

すぐ目の前にあるカナール島に行く船があったので、とりあえず離れ島にいってみることに。5分ぐらいで到着するカナール島は、小さな島で本島のような車ももちろん走っていないから静かですし、なによりビーチがだいぶきれいになっていました。ちょっと移動するだけで、雰囲気が全然違うんですね。

その後、イルデパンへ飛行機で移動して宿泊先のホテルクブニーに行きました。このホテルは、クトビーチとカヌメラ湾にはさまれた絶好の場所にあります。受付のスタッフは現地の人ですが、日本語が話せたので助かりました。

3~6日目

イルデパンでは、二日間ダイビングをしました。マンタポイントのPasse du Tiareには天候によって行けない場合もあるらしかったのですが、私達は幸運にも行くことが出来てしかもブラックマンタがいました。そのかわりトラフザメのポイントははずしました。ダイビングが盛んな場所じゃないということもあってか、ポイントは空いているしゲストも少なくてのんびりしたダイビングでした。

イルデパン滞在中は、カヌメラ湾で何度かシュノーケリングを楽しみました。ここは枝珊瑚がかなりきれいに残っていて、魚も多くてシュノーケリングにはいいところでした。ただ水温は低いので、あまり長くはできませんでした。クトビーチは砂がとても白くてさらさらでとてもきれいでした。

イルデパンでは二つのアクティビティに参加しました。一つ目はノンカウイ島のワンデートリップで、非常にきれいな島でニューカレドニア観光局のHPで使用されている島はこの島だと思います。残念ながら、ちょっと雲がかかっていたこともあってか、HPの写真ほどはきれいには感じられませんでした。といっても十分にきれいです。この島は、とても小さな島で、それこそ何も無いので、島自体にはあまり長くいませんでした。アクティビティでは、いろいろな島を巡ってシュノーケリングなどを楽しむことが出来ます。

もう一つはピッシンナチュレへの送迎でした。ここもシュノーケリングのメッカですが、珊瑚はほとんどないので、カラフルな魚は少ないです。それでもツバメウオの群れがいたりとなかなか良かったです。ただし水温が低く、私たちが行ったときは少し曇りがちだったこともあり、あまり長い間はシュノーケリングができませんでした。

イルデパンで宿泊したホテルクブニーで、ある日、部屋の中を歩いていると黒いものを踏んでしまいました。なんかやわらかい感触とおもったら、すぐにその黒いものは逃げて行きました。いったいなんだろうと思っていると...そういえば夜中に部屋の中でカタカタと音がしていて気になっていたのですが...そうですネズミです。どうやら一晩中、ネズミが部屋の中を走り回っているようでした。分かってしまうと、とても気になるようになり、なかなか眠れなくなってしまいました。

7日目

次の島のリフー島に移動です。直接、イルデパン島からリフー島に飛べれば良いのですが、あいにく直行はないらしく、一度本島のグランドテール島に移動してからリフー島に向かいました。宿泊先はドレウ・ヴィラージュでした。このホテルは目の前がシャトーブリアン湾で眺めがなかなか良かったです。すぐ近くに店もあって便利でした。

8~11日目

リフー島は、イルデパン島に比べると開発はあまり進んでいなくてかなり素朴な雰囲気の島でした。ダイビングは二日間潜りました。

ホテルの前のビーチもかなりきれいなのですが、風が強くてなかなかのんびりはしにくい状態でした。一日だけレンタカーを利用して、島の他のビーチにも行ってみることにしました。まずはリフー島で一番美しいといわれるロンガニビーチに行きました。実際、評判どおりの美しさでした。午前中からいったこともあって、まだ風も弱く天候にも恵まれて最高の雰囲気でした。シュノーケルをしてみましたが、透明度はさほど良くなく魚もほとんどいませんでした。ビーチは広大で、人もほとんどいないため、プライベート感覚で過ごすことができました。午後からは、穴場といわれているペングビーチに行きました。途中から、未舗装の道路を走る必要があって、いかにも穴場という感じなのですが、ビーチの大きさは小さく、穴場ということで観光客が集まるようで、かえって混雑した感じがしました。もちろん日本とは比べ物にならないぐらい空いています。こちらのビーチはあまり大きくありません。

ダイビングを通じてモナコから来たダイバーと知り合いました。最初に、ニューカレドニアの次はどこに行くのと聞かれて、普通は帰国するのでは?と答えたところ、そのダイバーはまだあと数カ国は行くらしく、びっくりしてしまいました。この時期はモナコはシーズンオフなので、数ヶ月かけて旅をして周っているようでした。

12~13日目

いよいよ三つ目の島のウベア島に移動です。ここでも、リフー島から直接はいけないので、一度本島に戻る必要があります。ウベア島での宿泊先はパラディウベアで、ここは島で一番ぐらいに高級なホテルです。この島では数日しか滞在しないので、ダイビングはやめておきました。島には午前中には到着したので、まずは目の前のビーチ(ムリビーチ)へ。ほんとにきれいなビーチですね。実に絵になります。デッキチェアがビーチに置いてありましたが、これは旅行者用の撮影グッズなのでしょう。海そのものは透明度が良くなく、シュノーケリングには不向きです。

私達は歩いて15~20分程度のところにあるムリの橋に行ってみました。とても周辺がきれいで、魚もかなりいます。ちょっと流れがありますが、シュノーケリングするにはいいところでした。ウベア島では、とてもきれいなムリの橋でほとんどの時間を過ごしました。ホテルにはプールもありましたが、使っている人はほとんどいませんでした。

14~15日目(最終日)

夕方に本島に戻りランタナビーチホテルに宿泊しました。翌日の昼にニューカレドニアを後にし、日本に帰国しました。

私達がいった3つの島は、それぞれに特徴があってよかったです。天気もいい日がほとんどでした。ダイビングはあまり期待はできませんが、シュノーケリングはかなり楽しめました。ビーチはどこも(本島を除く)きれいだったのが印象に残りました。

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