2006年10月に行ったラパスの旅行記 Part2 です。

4日目
NIKONOS-V UW20mm (PROVIA 400X)
ブラックスキップジャックの群れ

ハンマー狙いでエルバホに2本潜りました。先日に帰ったショートキャンプの人達はハンマーを見ているということで、期待大だったのですが、私たちは会えませんでした。その代わり2本目にカツオの巨大な群れと会いました。渦を巻いていて、かなりの迫力でした。巨大な群れを写真に写そうと思っても、透明度が悪くてほとんど写らなかったのが残念です。今回のエルバホは、水深15mぐらいまでは暖かく、その下から冷たくなるような感じでした。その下の方は透明度があまり良くありませんでした。最後の安全停止直前に、ブラックスキップジャック(カツオの仲間)の小さな群れを追っかけていたら、その先になんとカジキがいました。すぐに全力で追いましたが、なかなか近くには寄れず、そうこうしているうちに見えなくなってしまいました。ビデオのレンズはワイド専用だったので、ごく小さくしか写っていませんでした。ハンマーは見れませんでしたが、まずまずのダイビングだったと思います。

キャンプ場に戻って昼食後、三本目はEl Corralitoで潜りました。ここではガイドがジョーフィッシュにえさをやって、でてきたところを撮影することができます。といっても、キャンプに参加すればアシカと遊べると思っていた私たちにとっては、またもやロスイスロテスに潜れず残念でした。結局のところ、このキャンプでは全く遊べなかったのですから...

先日に帰ったショートキャンプのメンバーは、ジンベイも見ているということで、3本後にジンベイサーチをしました。このジンベイサーチは、ラパスの港のすぐ前で行います。ラパスの街が見えるところで、ジンベイがいるのか?と思いつつも期待して待っていましたが結局見つからず。う~ん、ショートキャンプの人達は2日間でハンマー+ジンベイといいとこどりだったのでしょうか?オフィスに戻って、ハンマーもジンベイもいなかったと伝えると、まさか?と言われてしまいました。ここはリベンジということで、明日のデイトリップはエルバホをリクエストしました。このままでは帰れませんからね~

ホテルに帰って、夕食に行くことにしました。キャンプでメキシコ料理を食べたことだし、ここは日本料理と思って、ガイドブックに載っている寿司の店に行きましたが、激マズでした。スシメシが単なるご飯を固めただけで最悪でした。具もなんか新鮮ではなかったし、お勧めしません。

5日目

リベンジのエルバホです。今日で帰る人達もいて、なんとかハンマーをということだったのですが、残念ながら会えず...うまくいかないものです。ジンベイにも会いたいということで、この日は2本で戻ることになりました。先日は3本後に戻ったため、ジンベイのいるエリアについたことには夕方になっていたために見つけにくかったということで、もっと早い時間に戻ることにしたのです。2本目は、キャンプに参加したのに、まだアシカと遊んでいないということで、ロスイスロテスをリクエストしました。ガイドのケイゴさんが、ここなら遊べるというところに船をまわしてくれたおかげで、アシカと遊ぶことが出来ました。それにしても、なんでキャンプのときにこの場所に来てくれなかったのか?という疑問が再びよみがえってきます...

NIKONOS-V UW20mm
やっと遊べたアシカ
NIKONOS-V UW20mm
グリーンジャックの群れ

この日は雑誌の取材があるということで、昼食はキャンプサイトで取りました。これまでランチでは、そうめんはでていなかったような?フルーツまで用意されている?など取材ならではの光景もありましたが、まぁそのぐらいはどこでもやっていることでしょう。それにしても、キャンプに参加した人達は、この頃にはかなり結束が固くなったと思います。このような体験もキャンプならではと思いました。ひょっとするとなかなかハンマーとジンベイに会えなかったことが結束を強めたかもしれません。アクシデントというか報われない状況の方が、結束は強まるのでしょうか?


ミックスタコスはお勧めです

その後のジンベイサーチは、見つかるまで帰らないという話だったのですが、結局5時まで探したにもかかわらず発見できず、この日もハンマーとジンベイは無しでダイビングを終えました。残念。まぁアシカと遊べたのがせめてもの救いでしょうか?途中ではコビレゴンドウとイルカの群れも見れましたし。

夜は、ツアーについていたサービスでC.C.Cでの買い物と、タコスディナーでした。ファンバファのスタッフが、C.C.Cでメキシコならではのグッズについて紹介してくれます。皆さん、いろいろと買い物をしているようでした。私たちも、タコスチップと塗る物を手にはとりましたが、日本に帰ってくると意外とメキシコの物は食べなかったりするので、結局は何も買いませんでした。タコスディナーではドリンクは2つまで、クラブアズールが払ってくれます。ハンマー・ジンベイが出ていれば最高に盛り上がったのかもしれませんが、それでも楽しい時間を過ごすことが出来ました。

6日目

いまだにハンマーが見れていないということで、今日もエルバホ×2+ロスイスロテスで、時間があればジンベイも探すという最後の逆転を狙うような計画になりました。港からもすぐに出発してエルバホに少し早めに到着。この日のダイビングでは、一本目に400本を迎える方がいるのと、二本目はさっちゃんが600本を迎えることもあり、なんとかしてハンマーという雰囲気が船にみなぎっていました。ガイドには相当なプレッシャーだったことでしょう。

一本目は二つのグループに分かれたのですが、一方のグループはかなり近くでハンマーが見れたようでした。私たちのグループでもガイドが何度かハンマーを見つけるのですが、私だけついていけず、指を刺しているほうに全力で向かったのですが最後までハンマーの姿をみれませんでした。船にあがってみると、私以外は全員見れたらしく、すっかり上機嫌で盛り上がっていました。私だけ昨日と同じブルーなモード。ここで午前中にジンベイを2匹見かけたという情報があり、多数決でロスイスロテスは中止して、2本目のエルバホを潜った後は、そのままジンベイ探しに向かうことになりました。

今回のラパス旅行のラストダイブです。相当な気合をいれて潜りました。ガイドが指を刺したところを全力で泳いで、そうとう遠くに逃げる一匹のハンマーがかすかに見えました。さすがに遠くてビデオを構える気にもなれませんでしたが、なんとか見ることはできたし、まぁ良かったかなと思います。ガイドはハンマーリバーを見たそうなのですが、私は一発逆転狙いでガイドから少し遠いところにいたので、指で指して追ったときにはすでに時遅しでした。やはりガイドのそばにいるのがベストだったか?まぁこれも運ですね。

その後は船上でサンドイッチを食べてジンベイサーチに向かいました。最初は午前中に見かけたという領域を探したのですが、見つからず、いつも探しているところを探すことになりました。私も探してみましたが、どんな風に見えるのか想像もつかず、ほんとにいるのかな?と思っているとスタッフがついにジンベイを探し当てました。指で示しているところを見ると、確かに細長い黒いものが水中にいます。早速、船がジンベイの前にまわったところで飛び込みました。ところがかなり透明度が悪く、ジンベイがどこを泳いでいるのかさっぱりわかりません。すると突然目の前にジンベイが!すぐにジンベイを追いかけますが、これがなかなか速くすこし泳いだところでギブアップです。ガイドにはあきらめずに泳ぎ続けるように言われましたが、一度ジンベイの後ろに回ってしまうと、とてもついていける気になれません。船にピックアップしてもらって、再びジンベイの前にまわってもらいました。

再度、ジンベイの前から飛び込んだところ、今回はかなりゆっくり泳いでいました。口をパクパクさせてプランクトンを食べているようです。このため、長めにジンベイと泳ぐことが出来ました。といっても、あっちこっちに方向を変えるために、本来はジンベイの前を泳いではいけないのですが、まん前になってしまったりします。もう少し離れたかったのですが、離れると透明度が悪くて見えなくなってしまうなど、なかなか難しかったです。力尽きたところで再び船にあげてもらって、再度ジンベイの前に行って3度目の飛び込みです。ところが、今度はうってかわってのスピードで全く付いていけず、数秒でさようなら~という感じでした。このころになると、周囲から他の船も集まってきて5隻ぐらいの船がジンベイを囲むようになっていました。次々とボートから飛び込みつつも、次々とおいていかれてしまうために他のボートのシュノーケラーとかちあうことはありませんでした。この後も2回飛び込みましたが、なかなかついていけず、あっという間においていかれてしまいました。

NIKONOS-V UW20mm
ついに会えたジンベイ
NIKONOS-V UW20mm
超アップです

こういう日にはフィンを買い換えたくなりますね。もしくは日ごろの運動不足を感じるか?それにしてもジンベイ速いです。そういえば、ジンベイシュノーケルをした人で、ジンベイの肌に足を擦ってしまった方がいました。ジンベイザメもサメ肌のようで、かなり擦れていました。皆さんも気をつけてください。

この日はダイビングで何度も全力でハンマーを追いかけて、ジンベイでもヘトヘトになるまで泳いだりと、まさにスポーツといった感じの一日でした。とにかくなんとか最後にハンマー・ジンベイともに見れてよかったです。港にもどって器材を洗って、少し干してホテルに戻りました。

夜はガイドブックに載っている中華料理店に行きました。メニューは一部が英語になっているのですが、肝心なところがスペイン語で、かなり注文には苦労しました。少しだけ英語が通じたのでなんとかなりましたが。二人だったので、とりあえず2品で足りなければ追加と思っていましたが、これがまたすごい量で、とても食べ切れませんでした。えび入り焼きそばの、えびの量はすごいものがありました。ちなみに麺は、インスタントラーメンを使っているみたいでしたが、意外と味はまともでした。

7日目~帰国

サボテン

ホテルを出発して、ホテルカリフォルニア、サボテンなどを見ながら、ロスカボスに向かいました。メキシカーナでロサンゼルスに向かい、そこで一泊した後、成田に戻りました。

今回の旅行では、一番の目標だったアシカについては、遊べたのは実質1本だけで、ちょっと残念でしたが、カツオの群れを初めてみれたのは良かったです。私自身はハンマーはイマイチでしたが、カジキが見れましたしね。ラパスは、なんだかんだでやっぱり魅力的なポイントだと思いました。

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