4日目

一本目はマンタポイントのRangari Madivaruです。ここはヨスジフエダイの群れもいるポイントなのですが、エントリしたときにはすでに他のダイバーが潜った後のようで、群れは少しばらけていました。まぁその方が皆それぞれに撮影できて良いのかも知れませんけど。その後にマンタポイントに向かうも、他の船のダイバーもかなり潜っていて、大混乱になりました。マンタポイントには一枚のマンタがいましたが、到着したそのときに、どこかに泳いでいってしまいました。こんなにダイバーだらけでは逃げていってしまうのもわかるような気がします。その後、すれちがいでマンタを一枚見ましたが、モルジブのマンタポイントとしては寂しい結果となりました。途中マダラトビエイが深場からあがってきていたのですが、雑誌カメラマンが猛ダッシュで追っていました。仕事だと大変なんですね。それにしても、有名なポイントになると混んでしまう物なのでしょうか?ガイドがいうには、これでさらに時間がたつと、こんどはリゾートの船がやってくるので、さらにポイントが混むそうですけど。

NIKONOS-V 20mm
ヨスジフエダイ
NIKONOS-V 20mm
カスミアジ

二本目はHaamigili Outで再びジンベイサーチのダイビングです。しかしジンベイにはあえず...

三本目はVillamendhoo Thilaでした。アップダウンが激しいダイビングで、エアをかなり消費しました。特に、リーフぎわの流れのあるところで、カスミアジとツムブリが川のように群れで流れていて、これを撮影しようとアゲインストでがんばったこともあって、あっという間にエアが無くなりました。コーナの曲がったところで外側に流されたところで、エア切れで途中で離脱を余儀なくされました。


ファトゥの店

この日は漁民の島に立ち寄りました。お土産屋がならんでいる通りは、5分もあるけば反対岸についてしまうような小さな町です。どこに行くということも無かったので、とりあえずファトゥ(ブルーシャークⅡのスタッフ)の店に行ってみることにしました。結局は、ほとんど全員の方々がその店で買い物をしていたようです。クルーズでは全くといっていいほど、蚊やハエを見かけなかったのですが、この島だけは虫除けが必要のようです。椅子に座っていたところ虫に刺されました。

船に戻った後に、久々に歩いたなぁという感想がちらほらと聞こえてきました。確かにクルーズだと、ほとんど歩かなくてもことが済んでしまいます。毎食、腹いっぱいに食べていて、こんなに歩かなかったら、ひょっとしてかなり太るのでは?

5日目

一本目はKadarah Thilaでした。カスミアジ10匹ぐらいが小魚にアタックしていました。今回のクルーズでは、よくカスミアジを群れで見かけました。

二本目はBodu Finolha Thilaで、最後のジンベイサーチのダイビングです。非常にまったりとしたダイビングで、ほんとにジンベイ探しているのか?という感じでした。結局、4本のジンベイサーチダイビングでもジンベイは見れず。その後の水面でのサーチでも見つからず、ここで切り上げて、船は北上を開始しました。いまだジンベイをちゃんとみていないということでギリギリまでジンベイサーチをしたのですが、こればっかりは自然のものなので仕方ないですね。今年は少し確率が下がっているようです。それにしても、いつジンベイが出たと言われるかわからないこともあって、ジンベイサーチ中はゆっくりと寝ることも出来ず、常に緊張していないといけないので疲れました。だれかの携帯がなると、ひょっとして呼び出し?とか思ってしまいますし、ダイビングボートでも無線が入ると、ジンベイ!?とか反応してしまいますからね。見れなかったのは残念ですが、これでやっと開放される...と思ったのも事実です。ちなみにクルーズではほとんどの場所で、携帯が使えます。私のはSoftbank 3Gですが、ほとんどの場所で、アンテナが3本でした。

NIKONOS-V 20mm
オニハタタテダイの群れ

三本目からはHimendhoo Thilaでした。やっと通常のダイビングに戻ったという感じです。しかし流れがきついところに深場のダイビングで、残留窒素的にかなり厳しいダイビングでした。流れがあると、少し上にあがってしのぐということができませんからね。このポイントではオニハタタテダイの群れが見られました。


夕日

当初は少し寒い気候のような感じがしていましたが、ここ数日は天気もよく、夕方にはきれいな夕日が見られました。

今回のクルーズでは、何名かの方々が記念ダイブということで、ケーキがでました。さらにこの日の夕食には赤飯まででました。リピータの方で、300本記念の方がいたため、他のリピータの方が持ってきたとのことでした。ゲスト全員分があったので、相当な量を持ってこられたのではないでしょうか?なんかこういうところで食べると格別美味しく感じますね。ちなみに記念ダイブの中にはブルーシャークⅡでの200本記念という方がいました。一クルーズ12本だとすると17回も参加していないと達成できません。しかも若いんです!6年ぐらいで達成したそうなので、いったいどういうペースで来られているのでしょうか?すごいリピータの方が世の中にはいるものです。

以前にもいろいろなダイビングでリピータの集まりと会ったことがありますが、今回お会いしたブルーシャークのリピータの方々は、その中でも一番ぐらいに楽しい雰囲気でした。リピータだけで固まるということは一切なくて、とてもオープンで毎晩いろいろな話でとても盛り上がっていました。

6日目
NIKONOS-V 20mm
ソフトコーラルがきれい

一本目はMaalhoss Thilaでした。ソフトコーラルがきれいなポイントです。リーフ上にはテーブル珊瑚もきれいでした。

二本目はマンタポイントのMadi Thilaでした。エントリ直後からマンタがクリーニング中でした。ここでは他のダイビング船はきておらず、Blue SharkⅡで貸しきり状態でした。マンタは数えられる分だけでも20枚はいて、ぐるぐるとまわりながらクリーニングを受けているようです。その後のログ付けで見えない分も含めて公称50枚いたということになりました。さすがはモルジブクルーズですね。エグジットまでマンタの行進がつづき、ビデオは撮影しっぱなしです。結果30分ぐらいでテープ切れになってしまいました。このダイビングで100本目を迎えた方がいらっしゃいました。実に幸運な方ですね。きっと今後もすばらしいダイビングが待っていることでしょう。

NIKONOS-V
マンタだらけ!
NIKONOS-V 20mm
頭上を旋回
NIKONOS-V 20mm
最初から最後までマンタでした

それにしても...取材とはいえカメラマンは通常のゲストは禁止されている砂地の方までいって、完全にマンタの流れの中で撮影していました。結局のところ、雑誌に載るような写真は、通常では撮影できないような写真ということになるのでしょうか。

三本目はFish Headでした。有名なポイントですね。ダイバに超慣れているナポレオンがいます。撮影するつもりは無かったのですが、あまりに近くを泳ぐので、とりあえずカメラを向けました。ここでならドアップで撮影できます。クマザサハナムロの大群がいてカスミアジなどがアタックしていました。最後の安全停止でコバンザメの20匹ぐらいの群れがいました。魚影の濃さといいさすがモルジブ。今日のダイビングは久々に大当たりな感じでした。ここまで、今回のクルーズははずれだったか?という気がしつつあったのですが、今日一日でやっぱりクルーズはいいなぁという考えに戻りました。

NIKONOS-V 20mm
慣れてるナポ
NIKONOS-V
魚影が濃いです
NIKONOS-V
コバンザメが群れてる!

撮影中のひとコマ

さて、今回のクルーズでは取材の方が乗っているということで、この日は雑誌用の写真を撮影しました。後方デッキで皆がくつろぐシーンとか、何人かのダイバーが小さな砂の島で休憩しているシーンなどを撮影しました。きれいに撮影するために、快晴の日を選んだのだと思いますが、とても暑くて後方デッキのシーンは大変でした。雑誌を広げながら雑談ということになっていましたが、とても暑くてやってられません。雑誌の写真ってありえないシーンが多いんですね~。それにしても、カメラマンのこだわりはさすがで、同じようなシーンでも、何枚もシャッターを切っていました。

この日はナイトダイブがあったのですが、私たちはパスしました。ポイントはMaaya Thilaでした。船が停泊した付近には、他にも多くの船が泊まっていて、ナイトダイブのポイントの方に多くのドーニが向かっていました。すごいダイバーが多かったそうです。昼間では問題ない数でも、ナイトダイブだとライトを照らしあうことになるので、なかなか難しくなるようでした。

この日はモルジブディナーの形式となりました。いつもはテーブルに料理が運ばれてきて、みんなでとりわけるのですが、この日は料理がカウンタに並べられるビュッフェになっていました。以前に乗船したサザンクロスのようなダンスパーティや、無人島でのBBQなどはやらないようでしたが、二度目ともなるとこの方が楽でいいと思ってしまいますね。ひょっとすると年をとってめんどくさがりになってしまったのかもしれませんけど。

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