200903

2009年3月末に行ったパラオ(ペリリュー島)の旅行記 Part2 です。

4日目
em
明るくなってきたころにエントリーです

この日も早朝ダイビングから参加です。Peleliu Expressは、あいかわらずイレズミフエダイの群れで、ときおりカマストガリザメがいます。こちらもあいかわらず遠くて撮影できない...ブルシャークもいました。後半はロウニンアジの群れ。こちらも遠いです。今回の滞在では、ロウニンアジはいつも遠くて深い場所にいました。

イレズミフエダイの調子がいいということで、午後一本目もPeleliu Expressです。棚の上はすれすれに泳いで、Cornerのドロップオフで群れの産卵シーンを狙います。遠藤インストラクターからは、きっちりと指示どおりのコースでダイビングをするように言われました。無駄が多いとエアを消費してしまうため、最後のドロップオフで十分に産卵シーンを見れなくなってしまうとのこと。エントリーする前から、ドキドキしてしまいますね。

NIKONOS-V 15mm
棚の上のイレズミフエダイ
NIKONOS-V 15mm
Cornerでのイレズミ。産卵中です

エントリーして、棚の上をすれすれでドリフトして、ガイドの近くのコースを守ってCornerのドロップオフまで流します。ドロップオフでは、棚のすぐ下付近で岩につかまりました。ダウンカレントが発生しているためか、吐いた泡はほとんど水平に流れていっています。この流れの中、イレズミフエダイはドロップオフの壁際に群れていて、頻繁に産卵をしていました。一匹がぴゅーっと上昇したと思うと、数匹が追っかけていって産卵します。これまでにみたことがないぐらいにイレズミフエダイが動き回っていて、かなりの迫力でした。Yellow Wallで見かける、のんびりとした動きとは全く違います。体色を少し変えた個体も見かけました。当然ながら、カマストガリザメも何回か見かけました。しばらくしてから、リーフから離れて上昇です。ダウンカレントがかかっているために、泡だらけになりながらの上昇です。ガイドからは、リーフからの浮上時は一切の撮影は禁止とのことでした。まぁここで魚を追ってダウンカレントにつかまったら、ほんとにやばそうなので、一切禁止も当然かなという気はしました。

その後は長い安全停止です。ダイビングは30分ぐらいなのですが、かなり長い安全停止を取っているので、実質は15分ぐらいのような気がします。それでも、イレズミフエダイを見たドロップオフは30mぐらいの深さはあるので、ほとんど全員がDECOを出していたのではないでしょうか。

rest
港で一休み。快晴です

イレズミフエダイの産卵シーンやそれを狙うサメは、朝早くに見られることが多いそうなのですが、この日は午前の一本目でも、かなり見られたということもあって、この日は二本目もPeleliu Expressに行くことになりました。数は午前一本目よりも減っていましたが、カマストガリザメにブルシャークも見られ(やっぱり撮影は出来ず)、産卵シーンも何度かみることができました。最後にはロウニンアジの群れも見られました。

sea
カープまでは、かなり穏やかでした

私達はパラオで潜るときには、最終日はPPRのデイユースでのんびりしながら窒素抜きをするようにしているので、ペリリューのダイビングもこれで終了です。前回は3隻のボートにガイド3名で、日本人ガイドは遠藤インストラクターだけだったのですが、今回は2隻のボートで、ガイドが4名。しかも全員日本人ガイドでした。それだけにゲストへのサポートも前回よりもかなり良かったような気がします。特に、少し前から以前にマーメルで働いていた加藤さんがデイドリームに移ったということもあって、かなり細かな気配りもされるようになっていました。

昼食を食べて、しばらく休んだ後にホテルに移動して荷物を積んで、ノースドックの港に向かいます。ここからカープ島まで送ってもらって、カープ島からコロール行きの船に乗ります。途中、スコールを降らせそうな雲が何回か見えましたが、雨も降ることなく順調にコロールに到着しました。

ホテルに戻ったら、まずは器材の洗浄です。ほとんどの人達は早朝まで潜って、午後の出発までに器材を洗えるので問題ないのですが、ダイビングしてそのままコロールに戻ると、器材をコロールで洗わないといけないのが不便ですね。ホテルのベランダに器材を干して、夕食にでかけました。

この日の夕食はコロールのおすし屋さんに行きました。カツオのたたきなど、なかなか美味しいです。ペリリューには外で食べられるレストランがないに等しいので、コロールに戻るとほっとしますね。

5日目~6日目(最終日)
ppr
PPRのビーチ。さすがリゾート!

いつもつかっていた近くのふるさとというレストランが、平日は朝早くはやらなくなってしまったので、少し歩いたところにあるガソリンスタンドに併設されたファーストフード店に行くことに。ランチボックスでも$2ぐらいでかなり安いです。量もなかなかです。店内に食べることもあるので、そのまま朝食を取る事が出来ます。これなら、もうふるさとには行かないかも?

最終日は、PPR(パラオ・パシフィック・リゾート)のデイユースを利用して、のんびり窒素抜きです。ここはビーチが広くてキレイなところが気にっています。まさにリゾートという感じで、くつろげます。

昨晩洗った器材のうち、ウエットスーツは乾いていなかったので、ついでに干すことにしました。快晴なので、あっという間に乾きそうです。

PPRのビーチは、透明度も良くてシュノーケリングも楽しみにしていたのですが、今回はずいぶんと透明度が落ちている感じでした。何かあったのでしょうか?それでも魚はたくさんいます。浅いところには、いろいろな幼魚もいるので、なかなか侮れません。今回は、オニハタタテダイの幼魚などを見つけました。ただ撮影となると、動き回るしすぐに隠れてしまうしでなかなかうまくいきませんでした。

sunset
残念ながら日の入りは雲に
隠れてしまいました

午前中は天気も良く、これまでにPPRを利用した中では一番天気がいいかも?とおもっていたのもつかの間、昼ごろになって急に曇りだし、ついにはスコールが来てしまいました。間一髪でウエットスーツをしまって、雨がふっている間に昼食をとることにしました。前回、ピザは最悪だったので、それは避けてマレーシア風のチャーハンに。これは、まぁまぁまともでした。

食後しばらくして休んだぐらいで、なんとか雨もあがったようなので、ビーチに戻ることに。その後は、曇りがちの天気になってしまいました。パラオでは一日快晴で過ごすということは難しいのでしょうか?

hora
日の入りにあわせてほら貝を吹いていました

午後もシュノーケリングを楽しみながらビーチで過ごしました。

ホテルで夕食をとった後に、空港へのバスに乗って空港に向かい、帰路につきました。ヤップ経由だったので、夜中眠い中に起こされて大変でしたが。

今回の旅行では、イレズミフエダイの産卵シーンや、それを狙うカマストガリザメ・ブルシャークが見れたのでとても良かったです。デイドリーム・ペリリュー店は、さすがにペリリューを専門にもぐっているサービスだけのことはありますね。コース取りなどよく考えられていたような気がしました。そうはいっても、メインのPeleliu Expressは流れはあるし、ダウンカレントもかなり入っているので、かなり難易度の高いポイントです。ガイドの指示に従って、注意しながら潜る必要がありますね。

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