OLYMPUS STYLUS SH-1による水中撮影のレポートのハウジング編です。

ハウジングについて

SH-1/SH-2用のハウジングは純正では用意されてなく、私はRecsea製のCWOM-SH2を購入しました。価格は65,000円(税抜)でした。CWOM-SH2はアルミ製ではなく樹脂を削りだして作成したもののようで、専用ハウジングメーカが販売されているものとしては手頃な値段になっています。


カメラ+ハウジングで約1kg(電池込み)です。
 

右側は私が現在使用しているCanon G15のハウジングです。
SH1用のハウジングはレンズ部がかなり大きいです。

付属品として、レンズキャップ、ストラップ、外部ストロボを使うときのためのストロボアタッチメント、内蔵ストロボのみで撮影するための拡散板、予備のOリングなどが付いていました。


付属品など

液晶側の写真

基本的に水中ですべての操作ができるようになっています。ボタンには機能を示すアイコン等がついていないので、あらかじめボタンの機能を覚えておく必要があります。ハウジングにストロボをポップアップさせるためのダイアルが付いているので、ポップアップせずにハウジングに入れてしまっても、ハウジングからストロボをあげる事は可能です。


ロックの部分
 

裏蓋は外れるようになっています。
カメラは左側の三角環のプラスチックを外す必要がありました。

開閉の部分にはロックが付いています。白いボタンがロックになっていて、このボタンを押しながらレバーを回転させると開けることが出来ます。レバーを一杯まで回すと、裏蓋が少し浮くようになっています。


シャッターボタン周り

外部ストロボ用のアタッチメント

ズームレバーには、レバーを固定するためのネジが付いていました。外部ストロボ用のアタッチメントは、光ケーブルをそのまま付けることも、ゴムブッシュにつかうこともどちらもできるようになっています。
※ゴムブッシュ側は内部で中央のみに穴が空いているようになっているので、ゴムブッシュに2灯のケーブルが付けられるタイプのものだと、うまく光が伝わらない可能性があります。


底面にはグリップ取り付け用のネジが二箇所ついています。
 

INONグリップベースM1+S2000の組み合わせ
(保証外)

底面にはグリップトレー用のネジが二つ付いていますが、Seatoolによれば純正のグリップトレーセットのみを使用するようにと説明書には記載されていました。試してみたのですがINON製のグリップベースM1は取り付けることが可能でした。

上の写真でもわかると思いますが、このハウジングは裏蓋をそのままはめるようになっているため、圧力がかかっていない状態では水が漏れやすいです。 横方向から水がかかると漏れることがあるので、エントリーなどでは注意が必要です。私が使ってみた限りでは、ビーチエントリーで波がかかったり、塩抜きのために水であらうときに強い水流を横から当てると数滴ぐらいの水漏れがありました。またちょっとハウジングが歪んだだけでも水が漏れます。一度水面で上部のアクセサリシューに水中ライトを取り付けようとしたところ、アクセサリーシューの近くの裏蓋部分から大さじ2杯ぐらいの水が漏れました。

私はSH-1とINON D-S000の組み合わせで使っていますが、S-TTLオートでは発光量が十分にならないため、マニュアル発光で使っています。S-TTLがうまくいかない理由についてはいろいろと試しているところです。