200712

2007年末~2008年始に行ったパラオの旅行記です。今回はペリリュー島に宿泊しました。ペリリューのダイビングはとても良かったのですが、宿泊には難がありました。

旅行前

一年前の2006年末にパラオに行った理由は、2006年GWのパラオスポートで、ペリリュー島でロウニンアジの群れが見れるという話を聞いたことと、帰国後に知り合いのHさんから、ペリリューでカジキと複数回遭遇したという話を聞いたからでした。しかしながら、コロールのショップでは、なかなかペリリューに行ってもらえず、結局は一本しかペリリューのポイントは潜れず、しかも何もいないという結果に終わったのでした。ペリリューのポイントに潜るには、やはりペリリューに滞在するのがベストに違いないと思い、2007年の年末は再びパラオに行って、ペリリューに滞在することにしたのでした。

エアはいつもどおりグアム経由のコンチネンタル航空で確保して、次にペリリューで利用するダイビングショップについて調べてみると、デイドリームはなんと半年以上も前の段階で年末年始がすでに一杯になっていました。あとは、ペリリューダイバーズかマーメルダイバーズのどちらかということになるのですが、ぽちたび~POCHIの旅日記~によると、ペリリューダイバーズはあまりペリリューを積極的に潜るわけではないようです。実際、メールで問い合わせてみたのですが同じような回答でした。逆にマーメルダイバーズの方からは、ペリリューのポイントを中心に潜れるという回答があったので、マーメルダイバーズを利用することにしました。

1日目

グアム-パラオでは軽食がでます

コンチネンタル航空CO962(成田発11:05→グアム着15:35)でグアムを経由して、パラオに到着です。グアムからパラオのCO893(グアム発17:50→パラオ着18:50)には軽食が出ました。飛行機に乗っている時間は合計で5時間30分ぐらいなのですが、グアムでのトランジットがあるために、合計では8時間近くかかりました。マーメルダイバーズの送迎で、ホテル(ウエスト・プラザ・マラカル)に到着した頃には夜の9時近くになっていました。翌日のピックアップを確認して、バタンキューです。

2日目

この日の午前中は、ドルフィン・パシフィックでドルフィン・ダイビングに参加です。パラオに夜に到着して、翌日の早朝にはペリリューに向かって移動&ダイビングはさすがにハードだと思い、到着翌日はコロールで過ごすことにしてあったのでした。ドルフィン・パシフィックは、直接申し込むとホテル送迎がないのですが、ネコマリン経由で申し込むと、値段は同じなのにホテル送迎が無料で付きます。ネコマリンは滞在先のウエスト・プラザ・マラカルのすぐ近くで、送迎の車もちょっと走って到着といった感じでした。ドルフィン・パシフィックは、ネコマリンからボートで5分ぐらいのところにあります。ドルフィン・ダイビングでは水中での撮影のOKということで、カメラとビデオを持っていくことにしました。


イルカが出迎えてくれます

目の前でジャンプ!とても高い!

ドルフィン・パシフィックでは、いろいろなアクティビティがあるのですが、最初のイルカの紹介と、次のふれあいのアクティビティはすべて共通です。イルカのジャンプも見せてくれます。ふれいあのアクティビティでは、イルカの歯とかにも触れられてなかなか面白かったです。心臓の鼓動を感じる時間もあったのですが、私たちにはわかりませんでした。ぜひチャレンジしてみてください。その後は、それぞれのアクティビティに分かれて楽しむことになります。


目の前に来てくれます

ドルフィンとのダイビングといっても、いけすの中での話なので、実際に野生のイルカとのふれあいとはかなり異なったものになりますが、なかなか楽しかったです。ただ透明度はあまり良くなく、ジャンプにしてもあまりはっきりとは撮影できませんでした。なお、ダイコンについては音が鳴るとイルカが怖がるということで、着用することはできません。

この日はとても天気が良かったので、イルカの紹介の時間など暑くて大変でした。日焼け対策と飲み物は持参した方がよいと思います。もちろんジュースとかは売っています。

ドルフィン・ダイビングは午前中で終了なので、午後はホテルの近くのマラカルビーチで過ごしました。というか午後にビーチで過ごしたかったために、マラカルビーチに近いウエスト・プラザ・マラカルに滞在することにしたのでした。本来ならダウンタウンのホテルの方が便利なのですが、安ホテルだとプールもなく時間をつぶす手段がないことを考えると、マラカルのホテルの方がいいかなと。まぁパラオ・パシフィック・リゾート(PPR)やパラオ・ロイヤル・リゾート(PRR)に泊まれる人には無関係な話かもしれませんが...


マラカルビーチ

焼きそばは、取り皿に分けたところです

ホテルからビーチまでは歩いて5分程度です。このマラカルビーチは、マラカルセントラルホテルのプライベートビーチなのですが、ビーチにあるリップタイド・バー&グリルというレストランで食事をすれば無料で使えます。途中、シュノーケリングに行こうとしたときに、スタッフらしき(?)人からホテルの滞在客か、もしくはレストランを利用したか聞かれたので、一応チェックはしているようです。私たちは昼食をレストランでとったのち、ビーチでノンビリしました。昼食には刺身と焼きそばを注文しました。飲み物も含めて合計で$15でした。ちょっと味は濃いですが、なかなか美味しかったです。日本と違って、肉や野菜の具が沢山入っているのが嬉しいです。レストランは一品の量がかなりあるのでご注意を。


シュノーケリングでの水中写真

ここのビーチは、さほど大きくはありませんが、海はきれいでした。ビーチ沿いに木陰があるので、パラソルはなくても大丈夫でした。ビーチにはシャワーやトイレもあるのでかなり便利です。

シュノーケリングについては、あまり魚影も濃くないし、透明度も良くありませんが、かなり珊瑚礁は残っています。ヤライイシモチやイトヒキテンジクダイを良くみかけました。

レストランがなかなか良かったので、夕食も食べてホテルに戻りました。明日はいよいよペリリューに移動です。

3日目

早朝にホテルから送迎の車でマーメルダイバーズのコロール店に行きました。ここでパーミットを購入する必要があるのですが、$25のロックアイランド・パーミットと$35のジェリーフィッシュ・パーミット(ロックアイランド込み)のどちらを購入するかで迷いました。ペリリューからコロールに戻る途中で、要望があればジェリーフィッシュ・レイクに寄るのですが、同じときに帰るお客さんがジェリーフィッシュレイクを希望するかどうか、まだわからないというのです。私たちはジェリーフィッシュには興味が無かったので、今回はロックアイランド・パーミットを購入しました。

まずはペリリュー店に移動して、荷物を降ろしてからダイビングに向かうとのことでした。コロールからペリリューまではボートで約1時間ぐらいです。ペリリュー島のダイビングポイントのメインは南端にありますが、ホテルなどの生活街は北側にあります。マーメルダイバーズのコロール店は、ペリリュー島の北側にある港(ノースドック)のすぐ目の前にあります。

荷物を降ろして、ダイビングの準備をしてから出発です。この日のガイドはフィリピン人のバーナードでした。一本目はジャーマンチャンネルでした。この日も天気が良く、ジャーマンチャンネル付近の海はとてもきれいでした。


ペリリュー島の港ノースドック

ジャーマンチャンネルのポイント

ただ、さすがに年末ということもあって船が多いです。実際、エントリーしてみると海の中はダイバーだらけ。マンタの根のまわりが一杯のため、その後ろで前が空くのを待っているような状態でした。それでも、かなり小さめのマンタが一枚だけ見られました。

二本目はブルーコーナーです。10隻近くのダイビングボートがいます。さすがに混んでいますね。ネムリブカ、グレーリーフシャーク、オオメカマスにブラックフィンバラクーダ、ツムブリの群れと、定番ものは大体見れましたが、カマスの群れはかなり小さめでした。アシスタント・ガイドがかなり厳しく、上がって、下がって、離れないでとかなり指示を受けました。このあたりもパラオらしいですね。


この日の昼食の弁当

二本潜ったところで、ペリリュー島に戻って昼食、休憩です。ペリリュー島の南端にある、キャンベック(サウスドック)がダイビングにおけるベースになります。ここからは、ペリリュー島のメインのダイビングスポットまでは数分です。ペリリュー島のダイビングでは、一本毎にここに戻ってきます。このため、二本で終了する場合には、昼食後に車でホテルに戻ることが可能です。

マーメル・ダイバーズの昼食はすべて弁当形式でした。あたたかいお茶も用意されます。弁当は日替わりですが、なかなか美味しかったです。ダイビングではペットボトルの水が無料でもらえるので、持参する必要はありません。

キャンベックには、マーメル・ダイバーズだけでなく他のダイビングサービスも利用するので、ペリリューに来ている人達とたいていはここで会うことが出来ます。私たちは、2006年の秋のラパスでご一緒した、Sachiさんと再会しました。Sachiさんはデイドリームを利用していて、すでに数日前から潜っているらしく、ロウニンアジの群れも間近で見れたとのこと。それなら私たちも見れそうかな?Sachiさんはパラオに相当な数を潜られています。かなりのリピータさんですね。

ジャーマンチャンネルあたりまでは、天気が良かったのですが、このあたりから天気がかなり悪くなってきました。三本目はペリリューカットから、ペリリューカットへのドリフトダイビングです。いよいよペリリューでのダイビングです。リーフのドロップオフ沿いを流していくと、テングハギの群れ、グレーリーフシャークの群れがいます。いよいよペリリューコーナーにさしかかったところで、ガイドが遠くを指差しています。ひょっとしてロウニンアジの群れ?全力で指差している方向にダッシュすると、見えてきましたロウニンアジの群れ!100匹以上はいるでしょうか?小さめの個体が集まっているようですが、あまり密ではないようです。ただ、なかなか近づけません。もう少し近づけると、いい写真がぁ~というところで離れていってしまいました。

NIKONOS-V 15mm
ナポレオンはダイバーに慣れてます
NIKONOS-V 15mm
定番のブラックフィンバラクーダ
NIKONOS-V 15mm
目的だったロウニンアジの群れ

ダイビング終了後は、キャンベックに戻って、ここからは車でホテルに戻ります。だいたい10分程度で到着するようです。今回の宿泊先は、ダイビングサービスのすぐ隣にある、アイランド・ビュー・ホテルです。ペリリューではかなり新しいホテルということで、まぁまぁのレベルではあります。ただしシャワーだけは苦労しました。ホテルに帰ると、皆一斉にシャワーを浴びるので、しばらくシャワーがでません。蛇口にすると、少しは出るのですが、シャワーに切り替えるとパワー不足なのか止ってしまいます。

夕食はダイビング・サービスに併設されているイエローウォールレストランです。食事はバイキング形式ですが、スープが毎夕食で用意されていました。料理はアジア風の味付けで、なかなか美味しかったです。ただし夕食は一人あたり$17でかなり高めの設定になっています。

この辺りは、ペリリューのダウンタウンからは、少し離れているので店とかは全くありません。


アイランド・ビュー・ホテル

黄色の側がイエローウオールレストラン
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