4日目
fish2
ブルシャーク
オオメジロザメ

昨日に続いてバラフエダイの産卵を見るための早朝ダイビングです。産卵のタイミングは少しずつ遅い時間にずれていくらしく、船の上でタイミングを計ってからのエントリーでした。なにしろ水中には30分ぐらいしかいられないので、産卵の開始にあわせるのはなかなか大変のようです。そのあたりができるのも、ペリリューに店舗を構えるOMZダイビングサービスならではといったところでしょうか?

少し遅くなったといっても、やはり海の中は暗く撮影はとても難しいです。バラフエダイの群れは流れが少し強いということもあってかリーフに近いところにいました。その中をときおりブルシャークが通過していきます。しかし暗くて撮影が難しい...

時間になって安全停止をするために浮上したころに産卵が始まりました。あと5分ぐらい早ければよかったのですが、自然が相手ですから、そんなにピッタリにはならないですね。

ホテルに戻って朝食を食べて、再びピックアップで港に向かいます。

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ツムブリの群れ

午前一本目はペリリューエクスプレスからコーナーに向かいます。しかし流れがほとんどありません。大物が見られるダイナミックなポイントのペリリューコーナーも流れが入らないと、なにもいないポイントになってしまいます。途中でツムブリの群れが周囲を泳いでくれたのがせめてもの救いでした。流れが強すぎるとダウンカレントが凄くなって潜るのが大変ですし、弱すぎると魚が見られないということでなかなか難しいです。

二本目は流れがさほど強くないということで、コーナー近くでエントリーして、そのままコーナーに向かいました。何度もみているロウニンアジの群れですが、ほんとうにたくさんいます。なぜここだけでこんな群れで見られるのか、本当に不思議です。

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ロウニンアジの群れ
大量にいます。
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ロウニンアジの群れ

ダイバーでないと、ギンガメアジの群れとロウニンアジの群れなんて同じでは?と感じると思うのですが、体の大きさがロウニンアジの断然大きいので迫力があるというのもありますが、行動パターンがかなり違います。ギンガメアジの群れは、流れが弱いところでゆっくりとグルグル回っていることが多いのですが、ロウニンアジの群れは流れの中で、まるで意図があるように位置を変えるので、いかにして近づくかのような駆け引きのようなものがあるのです。

この日のランチも弁当でした。現地スタッフからコロッケの差し入れがありました。といっても日本でいうとかき揚げのような感じです。でもパラオではこれがコロッケとのことでした。きっと昔に間違って伝わってしまったのでしょう。味はけっこう美味しかったです。

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今日のランチ弁当
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コロッケの差し入れ

この日はゲストから韓国のりの差し入れもありました。なぜに韓国?かといえば、パラオに来る途中の韓国の空港で購入したそうです。パラオ行きというとユナイテッド航空のグアム経由か、デルタ航空の直行便ぐらいしか知らなかったのですが、韓国経由というのもあるのですね。ただし韓国の仁川での乗り換え待ちが凄い長くて、パラオ到着は朝3時ぐらいになってしまうそうです。ちなみにデルタ航空の直行便は、このGWを最後に運航が中止になってしまうため、ショップの人たちはパラオに来る日本人が減ってしまうのでは?と心配していました。パラオのダイビングはショップも多いし、ポイントもよく開発されていて、とてもいい状況にあると思うので、デルタ航空の直行便がなくなっても大勢のダイバーがパラオに行ってくれるといいのですが...

午後の一本目は再びペリリューカットからコーナーです。途中で棚の上にブルシャークが移動していました。気づいた時には、すでに後ろ姿だったので追うのはやめましたが、数人のゲストはもっと前に気づいていたらしく撮影に向かっていました。周囲を常に見ていないとダメですね。

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ブラックフィンバラクーダの群れ
渦を作っていました
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ロウニンアジの群れ
ダウンカレントの泡の中での撮影です

明日はコロールに戻るため、夕食前に精算をしました。クレジットカードは使えないので、すべて現金で持参する必要があります。ダイビング代、パーミット代、ホテル代に食事代とかなりの額になるので、事前にダイビングサービスに確認しておいた方がよいかもしれません。

この日の夕食はなんとステーキでした。味も美味しいです。これは最高ですね。

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ステーキです!
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今日の夕食

今回、OMZダイビングサービスを利用してみて良かった点がたくさんあるのですが、その中でも特に良かったと感じたのはゲストでした。ヌシみたいなゲストがいたりとか、グループで固まって輪の中に入りにくいというようなことは全くなく、夕食時にもいろいろな話を聞くことが出来てとても楽しい時間を過ごすことができました。常に1チームでのダイビングですし、夕食も一緒に食べることもあって親睦を深めやすいというのもあるかもしれません。もしくはガイドに人徳があるのか?そのガイドの加藤さんはオフシーズンは神子元でヘルプをしているらしく、神子元でダイビングしているゲストも多数いました。

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