ダイビングとシュノーケリングで使用できる水中用のカメラ、防水カメラのお勧めのPart.2 (No.6以降)です。

No.6 ソニー DSC-RX100M3

六番目はソニーのDSC-RX100 MarkⅢです。1型センサーを使用したRX100シリーズの最新版はRX100M5Aなのですが、これはその三つ前のモデルになります。2014年発売と古いモデルになりますが、まだ現行機種です。

レンズはこのM3からワイド化+明るくなっていて最新のM5と同じです。ワイド端が24mmでF値が1.8とかなり明るく、さらにテレ端(望遠側)でもF2.8と明るいままを保っています。

最新モデルとの違いは、像面位相差AFではないことと、動画が4KではなくてFullHDとなっているところです。この点が気にならないのであれば、少し安く購入できるのでお勧めです。

〇センサーが一型で高画質。画素数も2,000万画素以上
〇レンズはワイド端が24mmスタートでF値が1.8と明るく、さらにズーム(70mm)しても2.8と明るいまま。
〇最新モデルよりは安価に購入できるのに現行モデル
△ズームが3倍程度しかない。
△マクロはワイド端では5cmだが、ズームすると30cmと近づけなくなる
△安価といっても値段は高めなのに三世代前のモデル

No.7 リコー WG-60

七番目はリコーのWG-60です。本体の防水は14mですが、純正ハウジングは用意されていないので、ダイビングには使用できません。2018年発売のカメラです。
※リコーからは2019年にWG-6、2020年にWG-70が発売されていますが、値段がまだ高いのでお勧めにはいれていません。

センサーは1/2.3型で標準的ですが、レンズはワイドでもF3.9と明るくありません。ただしマクロには強くてズームの中間域では1cmまで近づくことができます。またレンズの周りにマクロ用のライトが付いています

値段は富士フィルムのXP140ほどではありませんが、他に比べると安いです。マクロに強くてタフネスタイプの安いカメラが欲しい方にお勧めです。

〇カメラ本体で14mまで潜れる
〇マクロに強い(ズームの中間域で1cmまで近づくことができる)
〇価格が安い
△センサーが1/2.3型でレンズも暗く高画質ではない。
△動画はFullHDどまり
△純正ハウジングがないので、ダイビングには使用できない

No.8 キャノン PowerShot G1 X MarkⅢ

八番目はキャノンのPowerShot G1 X MarkⅢです。なんといっても、一眼レフなどに使用されているAPS-Cサイズのセンサーを使用しているのが特徴です。2017年発売のカメラです。

センサーが大きいので画質については文句なしなのですが、その分のしわよせがレンズに来てしまっています。ワイド端こそ24mmスタートのF値2.8で10cmまで寄れますが、ズームしてテレ端にするとF5.6と暗くなってしまいます。それでもテレ端での最短撮影距離の30cmはかなり頑張っているところだと思います。

もう一つの特徴は、高速な像面位相差AFを搭載しているところです。値段も高いので万人向けのカメラではありませんが、とにかくセンサーサイズにこだわりたい方には最適のカメラです。

〇センサーサイズは一眼レフ同等のAPS-C
〇高速な像面位相差AF
△ワイド以外ではレンズが暗い。マクロにも弱い。
△動画はFullHDどまり
△値段がとても高い

No.9 ニコン COOLPIX W150

九番目はニコンのCOOLPIX W150です。純正ハウジングは用意されていませんが、本体の防水だけで10mあります。子供でも使えるように表示言語にひらがなが選べるようになっているのが特徴です。2019年発売のカメラです。

センサーは通常のコンパクトデジタルカメラで使用されているものより小さな1/3.1型で画質には期待しない方が良いです。レンズも30mmスタートでF値は3.3とあまり良くありません。しかしながらとにかく値段が安いです。シュノーケリング用に、もしくは壊れても惜しくないようにとにかく安いカメラを買いたい方にはお勧めです。Bluetoothでスマートフォンに写真を転送できるのも便利です。

〇とにかく安い
〇子供向け
△スペックには期待できない

番外編 ソニーα6000 + neewerハウジング

番外編としてソニーα6000とneewerハウジングの組み合わせを紹介しておきます。α6000はコンパクトデジタルカメラではなくて、レンズ交換式のミラーレスカメラです。純正ハウジングは用意されていませんが、Meikonというところから安い値段のハウジングが用意されています。

α6000のセンサーはミラーレスカメラだけに大型でAPS-Cサイズとなります。使用できるレンズはキットの16-50mm(24-75に相当)です。高速な像面位相差AFも搭載しています。動画も4Kです。この組み合わせは私たちも現在使用しています。ハウジングを中心にレビュー記事をアップしていますので、参考にしてみてください。

α6000は2014年発売で古くなっていますが、まだ現行機種です。古いだけに値段も下がってきて、コンパクトデジタルカメラのRX100M5よりも安く買えるほどです。

純正ハウジングではないので、購入するにはリスクがありますが、安価に本格的な写真を撮影したい方には検討の余地がある組み合わせです。ただし実際に撮影するためには外部ストロボなどを購入する必要があります。

〇安価ながらミラーレスカメラで本格的に撮影できる(APS-Cセンサーに像面位相差AFも搭載)
△純正ハウジングではないのでリスクがある
△外部ストロボが必要
△2014年発売ということでさすがに古い