200710

2007年10月に行ったバリ島の旅行記です。前半はダイビングで、後半はコンラッド&フォーシーズンズに宿泊しました。

旅行前

ここ数年は、秋の旅行はラパスとバリのどちらかに行くことが多いのですが、去年のラパスは今一歩だったので、今年はバリに行くことにしました。バリはこれで4回目ですが、ここ数年は前半にダイビングをして後半はのんびり過ごすパターンが多くなっています。今年も同じパターンにすることにしました。特に最後の日は、かつて泊まったことがないフォーシーズンズに一泊だけ(庶民の限界...)に宿泊してみることにしました。最近はブルガリがすっかり有名になってしまいましたが、少し前までは一番ぐらいに良かったホテルです。果たしてどんなに素晴らしいのでしょうか?

ダイビングショップはここ2回利用しているバリスランガンを再び利用することにしました。このショップは、ダイビング以外でもいろいろと相談にのってくれるので、私達のような個人旅行者にはとても助かります。夏から秋にかけてはバリでマンボウの見られる時期で、過去2回の利用ではいずれもマンボウをみることができました。今回もマンボウが見れるといいのですが。

ちなみに、現在はガルーダインドネシアとノースウエストの提携が一時中断されていて、ガルーダインドネシアで、ノースウエストのワールドパークスのマイルが貯まりません。またガルーダインドネシアはこれまで20kgの預け荷物のほかに、ダイビング機材なら20kgまでの荷物をもうひとつ預けられたのですが、このサービスも2007年末で終了となってしまうようです。今回は大丈夫でしたが、次回からはかなり荷物を減らさないといけないですね。

1日目

ガルーダインドネシア航空の往路はバリのデンパサール空港まで直行です。あまり新しくない機体のせいか、読書灯とイヤホンの両方とも使えませんでした。まぁ映画は寝ながらだと前方の席の人の頭で日本語字幕が見えなかったので、どちらにしても見なかったのですが。そのかわり日本語の新聞や雑誌がたくさん機内にあったので、退屈はしなくてすみました。

飛行機はほぼ定時に到着しました。バリは時差が1時間なので、時差ぼけがなくて助かります。インドネシアの入国は、最近になってビザが必要になっているため、イミグレーションでビザ代を支払う必要があります。7日までが10ドルで、8日以上は25ドルです。ビザ代を払った後に、入国審査の列に並びます。入国審査は2段階になっていて、最初にビザを貼ってもらって、次で入国手続きとなります。他の体験記などによると、ここでビザに日付を入れてもらえなかったり日付が違っていたりして、出国の際に再度支払う羽目になることがあるようです。さっちゃんは半券を最初に返されませんでした。すかさず聞き返すと、すぐに返してくれました。皆さんも注意してくださいね(といっても半券は出国時に使いませんでしたが)。


ガムランで迎えてくれます

最初の4泊はサヌールにあるバリハイアットです。サヌールはダイビングショップの近くにあるリゾートエリアで、古くからのリゾートエリアということで、かなり落ち着いた雰囲気の町です。あまり大規模なリゾートはありませんが、バリハイアットはその中では、もっとも大きいリゾートのひとつです。といってもオープンしてからかなりの年月が経っているので、部屋は広くないし、すべてが古いのですが、そこがまたいい雰囲気を持っています。一応、ハイアットという名前のホテルでありながら、一番安い部屋で朝食付の一室100ドル以下という値段も魅力です。

到着した頃にはすっかり夕方になっていたので、一泳ぎして夕食を食べに行きました。夕食はよく利用しているルムットです。バリハイアットからは歩いて5分ぐらいで到着します。雰囲気の良い店で、料理の味もかなりいいです。

バリハイアットの客室は、3棟に分かれています。これまでいつも 一番遠い棟の部屋になっていて、ダイビング用のカメラなどを運ぶのが大変だったので、今回はロビーに近い棟の部屋をリクエストしておいたところ、そのなかでもロビーからの廊下のすぐ脇の部屋になっていました。確かにロビーには一番ぐらいに近いのですが、廊下を人が歩くと足音が部屋に響くし、夜はロビーのバーのライブ演奏がまともに聞こえるしで、明日のダイビングのために早めに寝ようとしてもなかなか寝られません。部屋の交換をリクエストしてみましたが、今は満室で移動できないので、翌朝に相談してほしいといわれ、とりあえずは我慢してねることにしました。

2日目

朝のドリンクサービス。
左上はウエルカムフルーツ

ハイアットには、無料で加入できるゴールドパスポートというものが存在します。これに入っておくと、いくつかの特典を受けることが出来ます。まぁ無料ものなので、さほど大きなメリットはありませんが、朝に部屋にドリンクを持ってきてくれるサービスはいつも重宝しています。早朝にまずは部屋のベランダでコーヒーを飲んだ後、ダイビングの準備をしてから庭を散歩しながら朝食を食べにいきました。ハイアットの朝食は値段の割にはかなり充実していて、パンはいろいろな種類が用意されていて、パンケーキやワッフルもあります。さすがにスープ+麺などはありませんが、私達はかなり気に入っています。ただ禁煙席が少ないのが難点ですね。今回の私はあまり食欲がなかったので、おかゆばかり食べていました。ダイビングショップのピックアップは朝8時でした。ホテルの朝食は6:30からなので時間に余裕はあります。

ダイビングは一日2本か3本かを選べるのですが、私達は2本でリクエストをいれておきました。この時期のスランガンのダイビングは、ほとんどはマンボウ狙いのヌサペニタ周辺です。スランガンはは自社ボートを3隻持っていますが、今回はいずれも一番大きな、そのかわりあまり速くない船でした。ヌサペニタまでは約1時間ぐらいかかります。ボートに乗るとすぐに水をくれます。機材の運搬やセッティングはすべてスタッフがやってくれます。

一本目はマンボウポイントではないSDポイントでした。ここは珊瑚がキレイなポイントで、割と簡単なポイントです。SDポイントは、最初にバリに来たときに別のショップでさんざんもぐったポイントで、スランガンにショップを代えてからは潜ったことがなかったのですが、以前にもぐったときよりも魚影も濃くてなかなか良かったです。


SAKURAの弁当

一本目終了後に、波のおだやかなところに移動して昼食です。昼食はSAKURAのお弁当です。食後しばらく休んだ後に二本目のポイントへ移動です。この日の二本目はCrystal Bayでした。このポイントはマンボウポイントとして最近は多くのショップが潜るようになったそうで、数隻の船が停泊していました。残念ながらこの日はマンボウは見られませんでした。

リクエストしておいた部屋の交換が通って二番目の棟の部屋になりました。こちらは夜のバーの音楽はかすかに聞こえるぐらいで、廊下からも離れていて静かでした。棟がかわるだけで、かなり音の聞こえ方は変わるものなんですね。

この日も夕食はルムットに行きました。清算をカードで済まそうとすると、なんとうまくいかないとの返事。現金はほとんど持っていないので、他のカードで試してみたりしましたが、結局うまくいかず、明日にもう一度来てくれといわれました。これで明日には出発だったら面倒なことになるところでした。カードに頼りきりにしているとこんなこともあるんですね。

明日もダイビングなので早めに寝ることにします。ちなみにハイアットの布団はどうにも湿っていて冷たいのが難点です。ひょっとするとシャワールームに換気扇がなく、部屋に湿気が充満するからかもしれませんが、前回宿泊したときには、この冷たい布団で風邪を引いてしまったぐらいです。ハイアットはお気に入りのホテルなのですが、この点はなんとかしてほしいところです。

3日目

ハイアットの庭はきれいです

この日も朝のコーヒーを飲んだ後に、ホテルの庭を少し散歩してから朝食をとりました。バリハイアットは敷地が広く、芝生や植栽が整備されているのが特徴で散歩してもなかなか楽しいです。バリハイアットはスタッフの対応もなかなか良くて、掃除の人でも散歩中にすれ違うと必ず挨拶してくれます。

この日のダイビングの一本目はCrystal Bayでした。エントリしてしばらくしたところで、マンボウ一匹を発見。あまり長くは一緒にいられませんでしたが、二日目でマンボウとあえたので一安心です。

二本目はBlue Cornerです。ここは流れがあるとかなり厳しいポイントです。前回もダウンカレントにまかれて大変だった記憶があります。ただ、今回はそんなにはきつい流れではありませんでした。エントリするとすぐにガイドのサリンさんがマンボウ発見したらしく、マンボウがいると指示してくれています。しかし私たちには、指示された方向を見ても見つけられません。半信半疑で泳いでいくと、お~確かに2匹のマンボウがいるではないですか!よく遠くからでわかるなぁと思いながらさらに近づくと、なんともう1匹います。マンボウは急に近づくと逃げてしまうので、ゆっくりと近づいていくようにする必要があります。しかしながら、すでに水深は40mで数分しかいられません。ダイコンをチェックしながらの撮影でした。

マンボウと少し泳いだためにリーフから離れてしまい、戻ろうとしましたが流れがきつくてなかなか戻れませんでした。やっとのことで戻ったところに、再びマンボウです。今度は2匹でした。ただ流れがきつくて、撮影は大変でした。ここまででかなりのエアをつかってしまったので、あとは浅瀬でのんびりして浮上です。

一回ののダイビングで5匹もマンボウを見れて大満足です。後でガイドに聞いてみると、後半の場面では他にもマンボウがいたようです。一番深いところの水温はなんと17.5℃だったのですが、興奮していたせいか寒さは感じませんでした。 今回のダイビングでは、浅いところは水温が26~27℃ぐらいあるのですが、深くなると21~22℃ぐらいまで下がっていました。 ダイビングは40分から45分ぐらいでした。寒さに慣れているガイドでも30分を超えると、寒さがこたえるようでした。

NIKONOS-V 15mm
マンボウです
NIKONOS-V 15mm
目がかわいいです
NIKONOS-V 15mm
適度な距離を保つ必要があります

この日の夕食はルムットの精算は大丈夫でした。ほっと一安心です。バリハイアットに戻ってみると、ビーチの方からバリダンスの音楽が聞こえてきます。見に行ってみると、大きなグループがビーチでオープンエアディナーパーティをしていていてで、そこでバリダンスが披露されていました。こんな大きなパーティを企画するなんて、どんなグループなんでしょう?私たちは脇でただで見させてもらって、バリダンスが終わったところで部屋に戻りました。

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