200808

2008年8月に行ったヤップ島(ミクロネシア連邦)の旅行記 Part2 です。

5日目

きれいな海です

この日も朝7:00にダイビングに出発です。一本目はマンタポイントのGoofnuw Channelでした。マンタには会えましたが、一箇所にとどまってくれないので、突然でてはどこかに行ってしまいます。途中でコガネシマアジが通過していきました。二本目は外洋のGapow Reef。透明度はいいのですが魚影はあまり濃くありません。ここにはルリヤッコがいたのですが、なにしろ警戒心が強く、何度か撮影に挑戦したものの、結局うまくいきませんでした。近づく前に隠れてしまうんですよね。

この頃は、ダイビング終了後に戻ってみると、かなり潮が引いていて、船がビーチに近づけず5分ぐらい干上がったビーチを歩く必要がありました。タンクも交換できないので、三本目は夕方の潮が満ちてからでした。この日は環礁内らしかったので、私達は参加しませんでした。

昼食後に一休みした後は、シュノーケリングに行きました。かなり遠くまで泳ぐ必要がありますが、ハワイでキャプテンクックまで泳いだことを考えれば楽勝です(ハワイ旅行記 3日目参照)。正面に見える岩場から、さらに沖に向かってオレンジのブイが3つ順々においてあるのですが、2つ目ぐらいまで行くとかなりの魚が見られます。3つ目まで行くと、環礁の終わりぐらいなのですが、見られる魚はあまり変わりません。この日は途中でデバスズメダイの産卵シーンを見ることが出来ました。枝珊瑚の藻が生えているところで、かなりの数のデバススズメダイが集まってきて、藻に体をこすりながら震わせています。このときばかりは全く私達から逃げようとはしませんでした。


産卵シーンのビデオ(デジカメによる撮影)

シュノーケリングから戻ってくると、ビーチに近いあたりはすっかりお湯になっていました。こんなに暖まってしまって、よく珊瑚が生きているなぁと思います。確かにビーチに近いところには珊瑚はいませんが、それでもときには沖の方まで温水が来ていましたからね。


パパイヤチャンピオン。スパムがちょっと塩辛いです

この日の夕食は、パパイヤチャンピオンと私達の定番のカツ丼を注文しました。パパイヤチャンピオンはなかなか美味しかったのですが、カツ丼はこれまでよりも量がかなり減っていました。これまで量があってお得だったのですが...

レストランでは蚊対策として、蚊取り線香を焚いてくれているのですが、それでも虫除けを塗らないと蚊に刺されます。朝とかも蚊にさされることがあるので、ちゃんと塗っておいたほうが良いようです。最初の頃は塗らないでいたら刺されてしまったので、この頃には朝・夕で虫除けを塗るようにしました。レストランはオープンエアになっているので、蚊取り線香の効き目も弱いようです。ちなみに、私達は携帯用の蚊取り器も持参していたのですが、オープンエアではやはり効果なしといった感じでした。

6日目

夜明けです。今日も天気が良さそうです。

朝7:00にダイビングに出発です。私達と一緒の日にヤップ入りした人達は、明日の4:00の便で帰国するということで、朝は一本だけ潜っていました。ほとんどの人は5日か7日ぐらいの日程でヤップに来るようですね。私達の9日はちょっと長すぎ?という気もしました。ダイビングのパターンが朝一本目がマンタポイントで、二本目が外洋ということで、見れる魚も決まってきてちょっと飽きてきます。この日の一本目は、これまでダイビングしていた人達と、昨日ヤップ入りして今日からダイビングする人達が潜ったため、ボートが二隻でました。船もちょっと混んでいます。お盆の一番混む頃と思われる時期に、これまでダイバーが6人だったのですから、かなり空いているというか、マイナーなところなのかもしれません。

一本目はいつもどおりGoofnuw Channelでマンタ待ちです。二回ほどマンタが出ましたが、マンタ待ちが長いです...イソマグロが一匹通過していきました。一本目終了後に、明日帰国の人達は戻っていきました。再びダイバーは6名です。

二本目は外洋のWanyan Reef。マダラエイが一匹いたぐらいで、あとは珊瑚のまわりに小さな魚がいるぐらいでした。


バンガローのベランダは広いです

昼食をとったあとに、一休みです。コテージは高床式になっているので、ベランダからの眺めはなかなかいいです。そよ風ぐらいの風が吹いていてとても穏やかです。ここのホテルは中心街から離れたところにあるので、とても静かでのんびり出来ます。ただベランダの板の間の上で寝るのはなかなかしんどいです。ビーチで寝たいところですが、ビーチ沿いに生えているやしの木には、かなりの実がなっていて、もし落ちてきたらと思うと、ちょっと怖くてやしの木の下では寝れませんでした。かといって、パラソルがないのでやしの木の下ぐらいしか日陰がありません。また来るとしたらクッションを持ってきたいですね。

一休み後に、この日もシュノーケリングへ。昨日のデバスズメダイの産卵シーンが今日も見られるかも?とビデオを持っていったのですが、この日にはもう終わっていました。


離島から入荷したロブスター

この日の夕食では、離島から入荷したカニもしくはロブスターがあるということで、ロブスターを注文することにしました($20)。なかなかおいしかったです。

この日は晴れて穏やかな日でした。ホテルは島の東側なので、快晴ならば日の出が見られるはずなのですが、さすがに晴れとはいっても、雨季は雲も多く日の出は見られませんでした。夜は周囲に光もなく、星がかなりきれいにみれそうだったのですが、満月に近い日だったため、月がすごく明るく、星はちょっとしか見られませんでした。

7日目

私達のダイビングもこの日で終了です。ここまで、いつも同じポイントで潜っていたので、最終日ということで違うポイントをリクエストしたところ、一本目はMill Channel側の外洋ポイントであるVertigoに行くことになりました。ここはサメがでるポイントとのことでした。外洋ポイントということもあって、ここもかなり透明度が良かったです。ドロップオフ沿いにグレーリーフシャークが7~8匹ぐらい行ったり来たりしていました。ダイバーの近くを泳いでくれたので、かなり近寄って撮影することが出来ました。

二本目はいつもどおりのGoofnuw Channelでマンタ待ちです。3回ほどでましたが、間がかなり空くので、待っているのが大変です。実際には二匹だったようですが、ひょっとしていつも同じマンタを見ているような?ガイドの大介さんは、マンタを60以上識別しているとのことでしたが、今回のはまだ小さいらしく斑点の模様も固定されていないので、識別はまだしていないとのことでした。

4日目の三本目でインドオキアジを撮影し損ねたので、再度リクエストしたところこの日の三本目は再びMill ChannelのManta Ridgeになりました。潮が満ちてくる時間が日に日に遅くなってきていたため、この日の三本目は夕方17:00出発でした。いよいよヤップのラストダイブです。この日はチャネルの入り口付近からのエントリーでドリフトで、環礁の中にはいっていくコースでした。15分ぐらいは何もいないダイビングだったのですが、やっと根に到着。目を凝らしてギンガメアジをチェックしていると、いましたインドオキアジが4匹います。今回は写真にも撮れました。この後に、イケカツオの群れが通過していきました。根の周りにはギンガメアジの群れがいて、そこにグレーリーフシャークが一匹泳いでいました。サメがアジの群れに近づくと、ギンガメアジの方からサメに寄っていって、体をこすり付けています。パラオでも見たシーンですが、ヤップでも見ることが出来ました。

NIKONS-V 20mm
マンタが頭上を通過していきます
NIKONS-V 20mm
グレーリーフシャーク
NIKONOS-V 20mm
ついに撮影したインドオキアジ
8日目

私達はダイビング後、飛行機に搭乗するまでに必ず24時間以上空けるようにしているので、この日はダイビングには行きませんでした。ここまで、夕方にシュノーケリングをしていたのですが、この日は午前中に行って見ることにしました。夕方だと、水面にかなりの浮遊物があるのですが、午前中は水面もクリアでした。天気も良く、透明度もばっちりでとてもきれいでした。さっちゃんはツマグロを見つけることが出来ました。

ここ数日は天気の良い日が続いていたのですが、この日は昼過ぎからスコールが通過したりと雨が降ったりやんだりの天気になってしまいました。

夕方になって天気も回復したため、シュノーケリングに再び行くことにしました。まだ潮が満ちてきていないので、岩場をすぎてブイの近くまで歩いていけました。この日は沖合いの少し右手にある4つ目のブイを目指すことにしました。ビーチからではほとんど見えないぐらいの距離にあります。見られる魚はほとんど同じだったのですが、戻ってくるときにエイを3~4匹見かけました。岩場付近にいるとは聞いていたのですが、これまで全然見れていませんでした。どうやら少し右手の方にいたようです。

9日目(最終日)

フライトは朝4:00だったので、2:00ぐらいにホテルを出発かな?と思っていたところ、前回にチェックインのコンピュータが壊れていたため、すべて手書きになって時間がかかりギリギリだったため、今回は余裕を見て00:30に出発とのことでした。せっかくゆっくり寝られるかと思ったのですが...00:40ぐらいになって送迎の車が来たのですが、ワンボックス一台しかなく6人乗れません。急遽一台追加となりました。チェックインのコンピュータは復活していたようで、スムーズにチェックインできました。ヤップの空港にはX線を使った検査装置がないようで、すべて開けてチェックしていました。まずチェックインカウンタで荷物を預けた後、となりの部屋で搭乗券を発券してもらいます。その後、左手の方にあるゲートの入り口にあるイミグレーションのカウンタで出国手続きをします。旅行会社によっては、出国税をとられると説明しているところもあるようですが、ヤップでは出国税は取られません。まだゲートがオープンしていなかったので、出国手続きだけしてゲート前で待つことにしました。おみやげ屋も一軒あったのですが、私達は行きませんでした。

その後、出発1時間前ぐらいになってゲートがオープンしたため、セキュリティを受けて待合室に移動しました。ここでもX線がないので、空けてチェックしていました。その後、グアム経由で帰国しました。

雨季ながら天気も良く、特に穏やかな海が印象的でした。それでも乾季になると荒れてくるため、ダイビングは別のポイントで潜るそうでした。別のポイントでもマンタは見られるものの、ポイントが大きいため見つけるのは少し大変になるそうでした。雨季のほうが、目の前で潜れるし、マンタポイントも小さいため見つけやすいそうです。今回のダイビングでは、マンタポイントでもマンタの遭遇率は6回中の5回でかなりの高確率でした。外洋ポイントは透明度はよかったのですが、魚影がちょっと少なめでした。それでも、これまで見たことのない魚も見れて良かったです。ホテルののんびりした雰囲気もとてもよかったです。

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