200812

2008年末~2009年始に行ったガラパゴスアグレッサーⅡの旅行記 Part3 です。

7日目

この日は午前中にダーウィン島で二本潜り、昼食中にウルフまで移動して一本潜りました。ダーウィン島での二本では目立った魚は見られず、ハンマーは相変わらず沖合いを泳いでいます。


後ろはダーウィン島です。

そういえば、前回のクルーズで故障中で入れなかったジャグジーですが、今回は大丈夫という話を聞いていたので、いつ入ろうかなとおもっていたのです。ところが初日のBBQで体調を崩し、その後船酔いとダイビングの疲れもあって、なかなか入ることが出来ませんでした。その後クルーズ最終日になって入ろうとしたのですが、すでにダメという返事が...実はこのダーウィン島にいた頃には入った人達がいたそうで、このときにがんばって入っておけばよかった...ちょっと残念。

次にウルフ島で一本潜りました。エントリー直後にシャチが見られたらしいのですが、私は見ることができませんでした。その後リーフ待ちしていると、初めてハンマーがリーフ近くまで泳いできてくれました。何度も目の前を通過していってくれます。一匹が腹を見せてゆっくりと目の前を泳いでいきました。これがクリーニングの合図なのでしょうか?ダーウィン・ウルフの最後のダイビングで、やっとハンマーを近くで見ることができました。このときにはマダラトビエイも近くを泳いでくれました。さらに、目の前をイトヒキアジが通過していきました。これはかなりレアものでは?これまでにパラオのブルーコーナーで一度しか見ていません。さすがはガラパゴス?いろいろな魚が登場します。

NIKONOS-V 15mm
ハンマーが接近してきました
NIKONOS-V 15mm
マダラトビエイも
近くを泳いでいきました
NIKONOS-V 15mm
かなりのレアもの?

これで、今回の旅行のメインだった、ダーウィン・ウルフのダイビングも終了です。これだけ長い旅行を設定(しかも高い)して、ハイライトが三日間のみというのもちょっと悲しい気もしますが、ハンマーや魚に群れはかなり見ることが出来ました。この後、セントラルエリアに向かって移動しました。

8日目

セントラルエリアのCousin's Rocksでダイビングです。ここではパシフィックシーホースが見られることになっているのですが、今回のダイビングでは見つけられませんでした。前回は一匹いたのですが。ここはどちらかというとマクロポイントなので、大物系の私たちには今一歩なポイントです。マダラトビエイが数匹いたぐらいで、ほかは目立った魚はいませんでした。本来はここで二本潜る予定だったのですが、なんとスタッフが許可をちゃんととっていなかったことが判明して、二本目はなくなってしまいました。普通なら「なんだと!」となるところかもしれませんが、水温22℃でほとんどたいした魚もいなく、すっかり冷え切っていたので、かえってよかったような。ゲストもだれも文句は言っていませんでした。

NIKONOS-V 15mm
マダラエイ
NIKONOS-V 15mm
マダラトビエイ

ここでは赤道直下では珍しいペンギンが見られることで有名なのですが、だいぶ数は減っているようです。それでも陸上にいた数匹は見ることができました。現在は、アグレッサーはここでのシュノーケリングの許可をもっていないようで、ペンギンシュノーケリングはありませんでした。前回のシュノーケリングではほんのちょっとしか撮影できず、今回こそと思っていたのですが、ちょっと残念です。年々規制は厳しくなっているようですね。まぁ今やガラパゴスも危機遺産ですから、自然が守られるのであれば規制もやむなしといったところでしょうか。


ガラパゴスペンギン

散歩したビーチ。暑い...

ランドエクスカーションとして、ビーチ沿いを歩いた後、バルトロメ島の山の頂上まで登りました。ここは見晴らしがとてもいいところです。頂上までは、木道が整備されているので、サンダルでも登ることができます。のどが渇くので水は持参したほうがいいでしょう。


山頂からの眺め

山頂まで木道が整備されています
9日目

朝食後にサンタ・タルス島の東側にある小さな島でランドエクスカーションをしました。地表に広がる赤い色がきれいでした。イグアナがサボテンの下でじっとしているのは、花が落ちてくるのを待っているという説明でした。気が遠くなるような話だと思っていると、サボテンの花の蜜を鳥が吸ったときに、花が下に落ちたため待っていたイグアナは花を食べることができました。でもやっぱり気が遠くなるような話です。

途中、陸イグアナが争っていました。頭をぶつけてお互いに押し合っています。かなり長い間どちらが勝つか見ていましたが、最後まで見届けることができませんでした。途中からは片方は頭から血がでていました。かなりハードです。


桟橋に寝ていて、とおせんぼしていました

サボテンの下でイグアナが待ち構えています

赤い色がきれいです

陸イグアナのバトル
NIKONOS-V 20mm
キングエンジェルフィッシュの群れ

いよいよガラパゴスでのラストダイブです。前回同様のGordon Rockでしたが、見たかったゴールデンカウエルは見られず。ときおりハンマーヘッドシャークが遠くを泳いでいきました。最後の方でアシカが近くを泳いでくれました。水温は18.1℃とかなり寒いダイビングでした。

昼食後にサンタ・タルス島の南岸にあるプエルト・アヨラの港町まで移動してチャールズ・ダーウィン研究所に行きました。ここではゾウガメを見ることができます。港の町で買い物をした後、船に戻りました。前回は、船で乾杯した後に、町で食事だったのですが、年末で店がやっていないということもあり、このときは船で夕食でした。


船の周りを飛んでいました

葉っぱを食べようと首を伸ばしています

ここでオランダから来た夫婦ともう一人が下船しました。あと10日間も、ここに滞在するとのことでした。欧米の人は休みが長くて羨ましいです。日本人の私達にとっては、このクルーズに参加するだけでも、相当の休みが必要なのですが...クルーズに参加して最初のうちに、欧米の人との会話で「次はどこに行くの?」と何度か聞かれたのですが、まさか下船後の予定を聞かれているのだとは夢にも思いませんでした。

サン・クリストバル島まで夜中に移動して停泊しました。

10日目

ステンドグラスがきれいでした

朝食後に下船して、ガラパゴスからグアヤキルに移動です。ここで一泊です。少し散歩してからレストランに行くことに。前回もレストランの近くの教会には行ったのですが、中に入ったことがなかったので、今回は教会の中を見学することに。ステンドグラスがきれいでした。レストランは行きに寄ったのと同じLa Canoaで食事をとりました。注文はやはりスープとセビッチェです。前回はパンが出てきていたのに、今回は出てこなかったので、リクエストするとパンがでてきました。さらに前回にはライムも出てきていたのに、今回は出てきません。これもリクエストするとでてきました。前回を知らないと気づかないところでした。単に忘れていただけなのかもしれませんが。どちらも味はバッチリでした。

11~13日目

グアヤキルからロサンジェルスに移動して一泊です。大韓航空で成田に到着するのはさらに翌日で、ガラパゴスから帰国するまでに四日間もかかりました。

二度目のガラパゴスで、念願のハンマーヘッドシャークの群れは何度も見ることが出来ました。飽きるほど見られるという噂だったのですが、まだまだ見たりない感じです。なかなか近くに寄れなかったのですが、最後のWolf Islandの一本で、ハンマーがすぐ近くを何度も泳いでいったのは感動しました。その前までは、リーフでハンマー待ちしているときよりは、ドリフトで流しているときの方が、ハガツオの大群などエキサイティングなシーンは多かったです。いろいろな魚の巨大な群れが見れたので、さすがガラパゴスでした。

一方、セントラルエリアは今回はイマイチでした。なかなか両方とも当たるというわけにはいかないようですね。13日間の旅行で、往復で7日間近くかかり、さらにメインのダーウィンウルフまでの移動があるため、実質3日しかメインに潜れないと言うのも、ちょっと効率が悪いような気もします(値段もすごい高いし)。でも、やっぱり凄いダイビングポイントでした。いつかまた来たいですね。

メッセージ