200907

2009年7月に行ったダイブクルーズ(ブルーシャークⅡ)の旅行記 Part4です。ここからはヴァドゥでの滞在記です。

8日目

水上コテージの風下側はサンライズ側なので日の出が見られます。朝早く起きて、日の出を見ようとしたのですが、ちょうど日が出るところにたくさんの雲があって、見られませんでした。クルーズ中は雲がほとんどないぐらいにいい天気だったのですが、ちょっと雲が出てきてしまっているようです。

プールの方はゴミがとれていません。電話して聞いてみると、それは洗剤で太陽の光で分解されてきれいになるようになっているから9時ぐらいまで待ってくれれば大丈夫という返事でした。どう考えても、そんな風には思えなかったのですが、9時になれば大丈夫の一点張りだったので、あきらめて様子を見ることにしました。

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朝のデッキからの眺め。もっと右に島があります。

ヴァドゥはハウスリーフがなかなかキレイです。早朝のシュノーケリングをしてみることにしました。まずは水上コテージから島のプールの付近まで泳いで見ました。水上コテージ側はラグーンになっていますが、なかなか透明度がいいです。ただ魚はあまりいませんでした。島に上がってプールを見てみると、まだオープンしていないようです。島を渡って反対側から再び泳ぐことにしました。反対側はチャネルに面していてすぐにドロップオフになります。こちらは以前に来たとき同様に魚がたくさんいました。透明度もなかなかいいです。朝のシュノーケリングはこのぐらいにして、部屋に戻って朝食に行くことにしました。

部屋に戻ってみましたが、やっぱりプールはきれいになっていません。再び電話して、やっとプール掃除の人がきました。水を足してゴミを流してくれたため、とてもきれいになりました。最初からやってくれれば何度も電話しなくて済んだのですが...バトラーがいても、なかなか要望を聞いてくれないのでは意味ないですよね。ヴァドゥには日本人スタッフが何人かいるので、相談するのは楽でよかったですけど。

私達の水上コテージから、レストランまではちょっと歩く必要があります。水上コテージの間の通路を歩いていると、カートに乗ったスタッフが乗せてくれました。う~ん、これは楽です。このスタッフはカート専門のようで、通りがかるといつでもカートに乗せてくれました。なかなか便利です。

朝食のレストランには9時過ぎぐらいに着きましたが誰もいません。ここの朝食は、よくあるバイキング方式ではなくて、メニューからオーダするようになっています。制限はないので、どれを注文しても良いようでした。とりあえずいろいろと注文してみることにしました。

まずはパンのバスケットです。いろいろなパンが入っているのですが、どれもこれもかなり美味しいです。しかしジュースとコーヒーがでてから次のオーダのワッフルがなかなか出てきません。すっかりコーヒーは冷めてしまいました。ワッフルが出た後は、一品ずつ出てきましたが、朝食というよりはコース料理のような感じで、なんだかんだで食べ終わった頃には11時になっていました。朝食で二時間近くかかるとは...まぁそんなに急いでいるわけでもないし、美味しかったのでいいのですが。

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パンのバスケット
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目玉焼き。ベーコンなども美味しいです

私達が朝食を取っているときには、レストランには3組ぐらいしかいませんでした。皆さんどこで食べているのでしょうか?ちなみにヴァドゥの朝食はいつ食べてもいいことになっています。まさか夕食の時間でもOKなんだろうか?とは思いましたが、さすがに試してみるわけにはいきませんでした。

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ビーチのデッキチェア

午前中は部屋に直射日光が入るので、パブリックプールでのんびりすることにしました。パブリックプールは島の砂州がきれいなところにあります。デッキチェアがプールサイドとビーチにおいてあります。プールサイドのデッキチェアにはパラソルはありません。ビーチのデッキチェアにはパラソルを立てることが出来ます。しかしながら、パブリックプールには常駐のスタッフはいないようです。しかたないので近くのジュースバーのスタッフにビーチタオルと、パラソルを立てるのをお願いしました。パラソルはかなり大きいので、一人で立てるのはちょっと無理そうです。

それにしても、このグレードのホテルだとプールサイドには常にスタッフがいて、タオルと水のサービスをやってくれるのが普通なのですが、いずれもないのにはびっくりしました。まぁ全室にプール付の水上コテージだとパブリックプールを使うゲストも少ないのかもしれません。私達が滞在したときも、数組が使っているぐらいでした。いつも空いているので、デッキチェアの席取りはほとんどありませんが、木陰に有るデッキチェアは人気があるようで、すでに使っている人がいました。水のサービスもないようなので、部屋に戻って水をもってくることにしました。いろいろと持参した方がいいようですね。ジュースバーが近くにあるので、飲み物を注文することは可能です。

それにしても暑いです。パラソルで直射日光は遮っていますが、まわりの砂はかなり熱くなっているからでしょうか?寝ていても、すっかり汗だくになってしまいました。パブリックプールはそんなに深くはありません。水もすっかり温まっていました。プールでは、日焼け防止のためにラッシュガードを着ていたのですが、どこからともなくスタッフが来て「Tシャツを脱ぎなさい」と注意されました。いやこれは、Tシャツじゃなくて...と説明しようとしたところ「このプールはきれいな水で、海の水とは違うんだ」といっています。いやこれは、海では使っていなくてと説明したところスタッフは去っていきました。プールでラッシュガードを注意されたのは初めてです。そもそも、普通もう少し丁寧に注意するような気も?

日も少し傾いてきたところで、部屋に戻って午後のシュノーケリングに行ってみることにしました。朝は島の北側を泳いだので、桟橋よりも南側を泳いで見ることにしました。桟橋付近は船が行き来するので、シュノーケリングは禁止になっています。ちなみに、モルジブは珊瑚保護のためダイビングだけでなく、シュノーケリングでもグローブ着用は禁止されています。チャネル側の桟橋から南側は珊瑚礁がかなりきれいに残っていました。透明度も高いです。さらに南の方に泳いでいくと、西からの風で発生した波が打ちつけるようになるため、シュノーケリングはやりにくくなります。ヴァドゥのマップには、ハネムーナ用の水上コテージの桟橋付近に、ギンガメアジの群れがいると書いてあったのですが、見つけられませんでした。

シュノーケリングの後は、部屋にもどってデッキでのんびりすることにしました。東側なので、昼過ぎぐらいからはマットも日陰になります。パラソル無しでものんびりできますね。風下ということで風もほとんどなくのんびり過ごすことが出来ました。この日は夕方になって風もかなりでてきたので、やはり部屋を変えてもらっておいてよかったです。

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カナッペとウエルカムドリンク

夕方になってベルがなったので、出てみるとカナッペのデリバーがありました。これはかなり美味しかったです。ウェルカムドリンクと一緒に海を見ながら食べました。ウェルカムドリンクはシャンパンが用意されることになっているのですが、私達はアルコール無しをリクエストしておいたので、ノンアルコールのスパークリングドリンクになっていました。

再びベルがなったので、出てみるとこんどはチョコレートのデリバーでした。なかなかサービスがいいです。タオルの交換は一日二回あるようで、夕方にもきてくれました。部屋も整理整頓・掃除してくれます。かなり念入りに整理整頓してくれました。

明日の出発のスケジュールが届かなかったので、電話でバトラーに聞きました。普通のリゾートだと、前日の夜にスケジュール表がとどくものなのですが、ここのリゾートはいろいろと違うスタイルをとっているようです。かといって部屋にはリゾートを説明した資料とかはなく、チェックインのときにも説明はほとんどなかったため、よくわからないまま右往左往することがありました(パブリックプールなど)。おそらくはバトラーが教えてくれる、もしくは聞くことになっているのでしょうね。

9日目~10日目(最終日)
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日の出です。今日も天気は良さそうです。

今日も早めに起きて、日の出にチャレンジしました。水平線からとは行きませんでしたが、水平線の上の雲からの日の出は見られました。あっという間に明るくなります。少しのんびりした後に、朝のシュノーケリングに行くことにしました。この日は島の砂州をぐるりと回って、チャネル側に行くことにしました。先端のあたりを泳いでいるとギンガメアジの群れがいました。今はこっちに移動してきているのですね。しばらくギンガメアジと遊んだ後に、チャネル側を泳ぎました。途中の桟橋の部分はシュノーケリング禁止なのでビーチを歩いて移動します。桟橋を過ぎたあたりから再びシュノーケリングです。砂地の広がるところに小さなカスミアジが10匹ちょっと群れていました。透明度のいい海に、青い体色が似合いますね。小さな魚がたくさん泳いでいて、ときおりスマやカツオらしき魚が通過していきました。ヴァドゥのハウスリーフはなかなか面白いです。ただしチャネル側はドロップオフできれいなのですが、泳げる範囲が短いのが難点ですね。

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ギンガメアジの群れ
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カスミアジの群れ

シュノーケリングの後は朝食に向かいました。メニューをどれをオーダしてもいいということなので、ミニステーキを頼んでみることにしました。この日は、昨日とはうってかわって料理が次々と出てきました。ミニステーキは想像以上にちゃんとしていて、しかも美味しいです。それこそ日本のフレンチレストランで出てくるぐらいなんじゃないかとまで思いました。アダーラン・ヴァドゥについては、事前にネットで評判を調べてあったのですが、その中に「料理はいずれもまずくて砂まで入っていた」というブログがあったのですが、全然そんなことはなくて、これまで泊まったホテルの中でも、最も美味しい朝食だったと思います。

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ミニステーキ。ちゃんとしたステーキでした
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快晴です
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右に見えるのはハネムーナ用コテージです
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便利なカート

昨日は夕方に少しスコールが発生して雨が降ったりしたのですが、今日は快晴です。雨季でこんなにいい天気というのはラッキーでした。海もとてもきれいです。ちょうど、水上コテージへの道の入り口にカートが止まっていたので、朝食の帰りはカートに乗って帰りました。カートのスタッフはとても愛想が良かったです。スリランカからきているそうで、今度はぜひともスリランカに寄ってみてくれと言っていました。

パブリックプールにシュノーケリング用のマスクを持って出かけることにしました。今日の夕方には、荷物をパッキングしなければならないので、フィンやブーツは持って行きませんでした。リゾートでは、無料でシュノーケリングセットを借りられますが、レンタル場所はダイビングセンターなので、昼は14:30頃までは借りることが出来ません。パブリックプールでタオルを借りようと思い、近くのスタッフにお願いすると、全部洗ってしまったので一時間ぐらいはタオルがないという返事でした。どうも、うそっぽい...と思いジュースバーのスタッフにお願いすると、タオルをとりに行ってくれました。結局、時間はかかりましたがタオルが届き...と思いきや二枚お願いしたのに一枚しか届きません。サービスがチグハグだなぁと思いつつも、まぁオープンして間もないので安定していないのでしょう。

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島からの眺め
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砂州から島を撮影

パブリックプールの砂州の北側にギンガメアジの群れがいることはわかっていたので、フィン無しのマスクだけでギンガメアジの群れと遊びました。このあたりは浅瀬なので、フィン無しでも大丈夫です。

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リゾート入り口。和風なつくりです

部屋にもどって、デッキのマットでのんびりしながら、部屋のプールに浸かって海を眺めます。天気も良くて極楽ですね。夕方になって荷物をまとめてチェックアウトです。スリランカ航空が直行便ではなくて、コロンボ経由になってしまったため、チェックアウトの時間が早まってしまったのが残念ですね。乗客が少ないのかマーレの空港はガランとしていました。前回は、おみやげ屋が大混雑していたのですが。フライトは定刻に出発し、コロンボ経由で日本に帰国しました。

雨季のためなのか、流れの少ない中でのダイビングが多くて、大物度は今一歩という感じでした。そのかわりジンベエは過去最長で遊ぶことができたのは良かったです。これまで撮影できなかった魚についても、いろいろと撮れたのも良かったですね。ヴァドゥのリゾートは、いくつかサービスに疑問を感じることもありましたが、食事は美味しかったし、部屋は快適だったし、ハウスリーフも良かったので、満足でした。雨季なのにずっと天気が良かったのはラッキーでした。やっぱりモルジブは最高ですね。

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