Raja ampat

2012年年末-2013年年始に行ったラジャアンパット(インドネシア)のダイビングクルーズ旅行記です。利用した船はシーサファリ8です。

情報

旅行前

これまでの旅行でお会いしたダイバーの皆さんから、いろいろな体験談を聞かせてもらったのですが、その中でラジャアンパットが良かったという話が何度かでてきました。どうやら固有種などいろいろな魚を見られるところのようで、特に歩くサメが珍しそうです。ラジャアンパットといっても、かなり広い地域となるので、リゾート滞在とすると場所をどこにするのかを決めるのが難しそうだったので、いろいろな場所に潜れるダイブクルーズに参加することにしました。欧米系のクルーズだと長期になって日本人には休めない日程となってしまいますが、唯一日本人が運行しているクルーズがあり、それなら日本人の休みに合わせてあるので参加できそうです。ちょうど2012年の年末から2013年の年始にかけては、休みが長期になる曜日の並びになっていて、ツアーも会社の休みにぴったし合う日程となっていたので申し込むことにしました。

ラジャアンパットへは、まずジャカルタでインドネシアに入国して、そこから国内線でソロンに移動します。私達はクラブアズールを利用したのですが、ジャカルタまで行くのに直行便のガルーダインドネシア航空を使うよりは、シンガポール航空を利用した方が安くなるということだったので、シンガポールを経由してジャカルタに移動することにしました。ジャカルタからソロンへ向かう国内線のフライト時間が午前0時~1時ととても遅い時間なので、経由便でも余裕で間に合います。

当初はジャカルタからソロンまでは、ウジュンパンダンというところを経由することになっていたのですが、最終的にはソロンまでの直行便になりました。

1日目

シンガポール航空のSQ637で成田からシンガポールへ出発です。私達が利用したときに成田-シンガポールで使用されていた機体は、A380という二階建ての巨大な飛行機でした(時期によって違うようです)。大きな飛行機ということで、エコノミーの席も少しは広いかなと期待したのですが、かえって他の飛行機よりも狭いぐらいでした。

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A380は二階建ての巨大な飛行機です

最新鋭の飛行機ということもあって、機内エンターテイメントは充実していて、映画や音楽などこれでもかというぐらいに用意されています。日本映画もたくさんありますが全部はとても見おせません(到着までに3本ぐらいみられます)。ビデオオンデマンドなので好きなタイミングで見られるし、一時停止もできるので便利です。(モードボタンを押して映画を見てしまうと、ビデオオンデマンドになりません。ビデオオンデマンドで見るには、家のマークのホームボタンを押す必要があります)。エコノミーの席でも、電源コンセントが用意されているのでパソコンなどをするのにも便利です。

食事は機内食としてはかなり美味しかったです。食べたすぐ後にデザートのアイスが配られました。

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成田 - シンガポール間の食事
(食事は一回でした)
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食後のアイス

シンガポールでの乗り換えは1時間しかなく、ターミナルを移動する必要があったこともあってゲートに到着したときには出発20分前(10分前に締め切り)でほとんど余裕はありませんでした。シンガポールの空港はとても大きいので、移動にはけっこう時間がかかります。

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シンガポール - ジャカルタ間の食事

シンガポールからジャカルタまでは1時間+αぐらいで到着ですが、食事がでます。乗客は半分も乗っていないぐらいでとても空いていて、席も広めでかえってA380よりも快適でした。

ジャカルタに到着したところで、入国審査を受けます。途中で右側にビザを販売しているカウンタがあるので、ここでビザを購入して入国審査を受けます。成田からの直行便と違って、乗客の多くはインドネシアの人たちで、そのまままっすぐ歩いて行ってしまうので、付いていってしまうと、あとで戻るはめになります。ビザ代として 25ドルを支払いますが、おつりはインドネシアルピアになってしまうので、ぴったり持っていくほうがいいでしょう。(とっさだとレートが適切かわかりにくいので) 。

バリに行った時に利用したガルーダインドネシア航空の成田からのデンパサール直行便では、機内で入国審査ができるので便利だなぁと思いましたが、今回のこのルートで入国する外国人は少ないようで、入国審査ゲートも混んでなくすぐに入国できました。

荷物を受け取って税関を通過したところでダイブクルーズのスタッフが出迎えてくれます。両替する場所があるので、ここでインドネシアルピアに交換します。隣り合って数件が並んでいるので、レートが同じように見えますが、112.4ルピア/円~114と1%ぐらいの差がありました。ちなみに成田でもルピアに両替できるところがありますが、86.95ルピア/円と非常にレートが悪いです。

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真夜中の出発です

ジャカルタからソロンまではExpressAirという国内線です。出発までは4時間ほど空き時間があります。それまでに過ごす場所として有料のラウンジに案内されますが、使うか使わないかは自由でした。ラウンジは4時間あたりで18万ルピア(約1600円)です。国内線に預ける荷物はラウンジに置いておきます(ラウンジを使わなくても置いて置けます)。スタッフが置いておいた預け荷物で9時ぐらいにチェックインをしておいてくれます。私たちは手荷物だけもって11時ごろに再びラウンジに向かえばOKです。

11時にラウンジに再集合したら、国内線のターミナルに移動します。スタッフからチケットを受け取って、出発ロビーに向かいます。私たちが利用したフライトは最終便の午前1時発で、国内線のターミナルの店はほとんど閉まっていました。

2日目

ソロンまでは4時間ぐらいで到着します。ジャカルタとソロンの間には2時間の時差があるため、到着は朝7時ぐらいです。ソロンと日本の時差は0時間です。途中に軽食がでましたが、冷えたスパゲティで美味しくもなく、夜中ということもあってほとんど食べられませんでした。国内線は暖房がかかっていないのか、機内はかなり冷えるので注意が必要です。
※帰りの国内線で薄着でいたところ風邪をひきました。

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ジャカルタ - ソロン間の軽食
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到着前にでた軽食?
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もう一隻のクルーズ船のオーシャンローバー

ソロンではクルーズのスタッフが迎えてくれます。手作業でやっているということで預け荷物が受け取り所まで到着するのにかなりまたされます。港までは車で数分で到着します。ダイビング用のボートでクルーズ船に移動して乗船です。年末年始ということもあってシーサファリ8は満席で、さらにもう一隻をチャーターしての2隻体勢とのことでした。トータルではゲストは40名近くいたのではないでしょうか?一つ前のクルーズでは参加者が7名だったらしいので、年末年始になると一気に集中するのですね。

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朝食が用意されました

船内の説明などを受けて、ダイビングの準備をします。

朝食も用意されていました。飛行機では食べられなかったので助かります。味付けはアジア風でとても食べやすいのもいいですね。

食事をしてからラジアンパットまでの移動中にのんびり準備しようと思っていたのですが、さほど港から離れていないところでチェックダイブをするということで、意外と慌ただしい準備となりました。

クルーズ船だとダイビングデッキは後方にあることが多いのですが、シーサファリ8は前方にあります。ブリーフィングはダイブデッキのホワイトボートを使って行われました。メインガイドである唐沢さんの説明はかなり詳しいです。固有種の説明なども図鑑を見せながら丁寧にやってくれます。

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前方にあるダイブデッキ
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ウエットは吊るして置けます。
手前にシャワー(水)の蛇口があります。

器材の運搬はスタッフがやってくれるので、フィンとマスクとカメラを持ってダイビング用のボートに乗ればOKです。ダイビング後には、部屋のタオルとは別に乾いたタオルが毎回渡されます。自分で干す必要がないので楽でいいですね。

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ダイビング用のボート
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乾いたタオルが毎回用意されるのは嬉しいですね

この日のダイビングは二本で、Black RockとPulau Scnapanというポイントで、いずれも港の近くでのチェックダイブということもあって透明度はあまり良くありませんでした。まだラジャアンパットならではの固有種も見られませんでした。明日からが本番ですね。

エンマゴチ
NEX-5 18-55mm
ハダカハオコゼ
NEX-5 18-55mm

夕食には刺身が用意されていました。南国の刺身というと、味が薄い感じがすることがありますが、この刺身はかなり美味でした。

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この日の夕食
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刺身と醤油が用意されていました
Slideshow
ラジャアンパットについての説明

食後に自己紹介タイムがあったあとに、3Fにあるリビングでラジャアンパットについての紹介がありました。固有種がとても多い海とのことで期待が高まります。

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