ミラーレスカメラできれいな水中写真を安価に撮影する方法を紹介しています。

最終更新日: 2021年8月11日 情報を更新(売り切れている情報を削除)

ミラーレスカメラで水中写真を撮影するには?

これまでコンパクトデジタルカメラで水中写真を撮影していたけれども、もっときれいな写真が撮りたいと思った場合、ミラーレスカメラと呼ばれるレンズ交換式のカメラがおすすめです。ミラーレスカメラはコンパクトデジタルカメラよりもずっと大きい撮像素子を使っているため、とてもきれいに撮影できます。また一眼レフカメラよりもサイズがコンパクトなので持ち運びが楽です。

ミラーレスカメラを水中で使用するには防水ハウジングを使うことになるのですが、ハウジングの選択肢は主に3つの方法があります。

1.純正ハウジングを購入する

現状では純正ハウジングを用意しているのはオリンパスのみになります。用意されているカメラはOM-D E-M5およびE-M1 (Mark2)でいずれも上位機種になります。上位機種だけあって、ハウジングも10万円以上します。

2.国内の専用メーカのハウジングを購入する。

Sea&Seaノーティカム(Fisheyeが販売)アクアパッツァアンティスなどがハウジングをリリースしています。国内メーカ(もしくは国内代理店)が販売しているのでサポート等もしっかりしているものと思われますが、値段はいずれも20万円ぐらいかそれ以上かかります。ほとんどはポート交換式となっているので、いろいろとレンズを選ぶことが出来る利点もあります。

3.海外の安価なハウジングを購入する。

Neewer, CamDive, Meikon,EACHSHOTなどから安価なハウジングが発売されています。ほとんどは海外のAmazonから直接購入できますが、そのうちのいくつかは日本のAmazonからも購入できます。プラスチック製かつポート固定のためレンズはレンズキットのものぐらいしか使用できませんが、中には数万円で購入できるものもあります。

海外のハウジングを使って安価にきれいな写真を撮影する

上記の3つのハウジングの選択肢の内、安価なのはなんといっても海外のハウジングを使用する方法です。キットレンズぐらいしか使えませんが、ハウジングが数万円で購入できるのは魅力です。このページでは、この海外のハウジングを紹介します。

例えば私達が使用しているα6000の場合、キットレンズセット+ハウジングで10万円以下で購入できます。

外部ストロボについて

ハウジングのみだと内蔵フラッシュで撮影することになります。シュノーケリングであればフラッシュなしでも大丈夫かもしれませんが、ダイビングできれいな写真を撮影するためには外部ストロボがあったほうが良いでしょう。

外部ストロボを直接ハウジングの上に取り付けることもできますが、海外製の安価なハウジングの場合、強い力がかかるとハウジングが割れることがあるので、グリップベースを使用することをおすすめします。ただし、ベースを使用するにはスペーサをはさむなどの工夫が必要です。エニグマさんのホームページで検証されているので参考にしてみてください。

ソニー編

一時期はソニーの他に、キャノンやパナソニック用のハウジングも出回っていたのですが、ここ最近はソニーのα6000シリーズ用のものしか在庫がないようです。

ソニーのミラーレスカメラにはフルサイズとAPS-Cの二種類がありますが、α6000シリーズはAPS-Cのカメラになります。APS-Cのセンサーのカメラについては、35mm換算では1.5倍の画角になります。(E16mmは24mm相当)

ソニー α6400
仕様

APS-C型 2420万画素
2019年2月発売

動画:3840x2160(30p) XAVC S 4K

本体

α6300の後継機です。動画は全画素読み出しでの4Kに対応しています。FullHDであれば120fpsで撮影できます。像面位相差AFを使った高速なAFが特徴です。特にα6400はトラッキング性能が向上し、さらにAFが強力になっています。

上位機種のα6500よりも新しい機種のためAF性能などについては、こちらの方が上になっていますが、α6500にあるボディ内手ぶれ補正はα6400は対応していません

本体はブラックとシルバーが用意されています。ダブルズームや高倍率キットなど3種類のレンズキットが用意されています。なお高倍率キットの18-135mmは下記のハウジングでは使用できません。

ハウジング
(海外)

海外メーカのMeikonというところからハウジングがリリースされています。ポート交換はできないので、ズームレンズではE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのみ使用可能となります。日本のamazonから購入することができます。

 

ソニー α6500
仕様

APS-C型 2420万画素
2016年10月発売

動画:3840x2160(30p) XAVC S 4K

本体

α6300/α6400の上位機種です。動画は全画素読み出しでの4Kに対応しています。FullHDであれば120fpsで撮影できます。像面位相差AFを使った高速なAFが特徴です。ボディ内手ブレ補正にも対応しています。

本体はブラックのみ用意されています。レンズキットは用意されていません。

ハウジング
(海外)

海外メーカからハウジングがリリースされています。ポート交換はできないので、ズームレンズではE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのみ使用可能となります。日本のamazonから購入することができます。

 

ソニー α6300
仕様

APS-C型 2420万画素
2016年3月発売

動画:3840x2160(30p) XAVC S 4K

本体

α6000の後継機です。動画は全画素読み出しでの4Kに対応しています。FullHDであれば120fpsで撮影できます。像面位相差AFを使った高速なAFが特徴です。

本体はブラックのみ用意されています。

ハウジング
(海外)

海外メーカからハウジングがリリースされています。ポート交換はできないので、レンズはキットに使われているE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのみ使用可能となります。日本のamazonから購入することができます。

 

ソニー α6000
仕様

APS-C型 2430万画素
2014年3月発売

動画:1920x1080(60p) AVCHD
※センサー出力 60p

本体

APS-C型の大きいセンサーを使った高い画質と、像面位相差AFを使った高速なAFが特徴です。旧モデルということで値段がかなり下がっているので、大きなセンサーできれいに撮りたいけど安価に済ませたい場合には最適なモデルです。

本体はブラックとシルバーの二色が用意されています。

ハウジング
(海外)

海外メーカのMeikonというところからハウジングがリリースされています。ポート交換はできないので、レンズはキットに使われているE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのみ使用可能となります。日本のamazonから購入することができます(MEIKON製のものがいろいろなメーカから販売されています)。