モブラの一種
和名
Mobula sp
学名
Mobula
英名
トビエイ目 - トビエイ科 - イトマキエイ属
分類
全海域
分布
全長
拡大写真
Nikon NIKONOS V
撮影地:ラパス(メキシコ)

拡大写真
Sony NEX-5
撮影地:ラパス(メキシコ)
外見は小型のオニイトマキエイ(マンタ)といった感じです。モブラは大抵はマダラトビエイぐらいの大きさなのですが、中にはマンタぐらいの大きさになる種もいるので、大きさだけでは区別できないことがあります。
これまで、「違いは、マンタは口が前面にありますが、モブラは腹側です。また糸巻きの部分がマンタのように広がったりしません。」と記載していましたが、ラパスでのナイトダイビングでモブラの捕食シーンを見たところ、下の写真のようにマンタのように広げていました。
というわけで、小型のものであれば大きさからモブラと判断できると思いますが、モブラの中でも大きく成長するタイプのものは区別が難しいようです(わずかに口の形が違うという噂もありますが)。
モブラといっても一種ではなく、実際には約20種が知られています。ダイビングでこれらを区別するのはかなり難しいです。このためダイバーからはひとつにひっくるめて呼ばれることが多いです。私達はモブラと呼んでいます。海外でもモブラで通じるようです。ダイバーによって呼び方はまちまちで、ベビーマンタ・こマンタと呼ぶ人もいるようです。ヒメイトマキエイと呼ぶ人もいるようですが、これはモブラの一種のMobula diabolusの和名です。和名のあるモブラは他にもイトマキエイ(Mobula japanica)やタイワンイトマキエイ(Mobula tarapacana)があります。
モルジブあたりではモブラをヒメイトマキエイと呼ぶケースが多いみたいですが、これは恐らく日本の海水魚という図鑑ではインド洋まで分布しているモブラとしてヒメイトマキエイのみを紹介しているからのような気がしています。実際にはインド洋には和名のないモブラが何種かいるので、断定は難しいのではないかと思います。
海外ではデビルレイと呼ばれることもありますが、どの種を指しているかはまちまちのようです。
ダイビングでは中層を泳いでいるところをみかけることが多いのですが、フィリピンのマラパスカではマンタと同じようにクリーニングされているところを見たことがあります。
数匹で群れていることが多いのですが、ときに非常に大きな群れを形成します。マンタよりはるかに警戒心が強く、なかなか近づくことが出来ません。特にダイバーの泡を嫌うようで、大きな群れがダイバーの頭上を通過したときは、泡をみるやいなや、さーっと泡を避けるように群れが分裂しました。
モブラは水面にジャンプすることもあります。ラパスで何度かジャンプしているモブラを見かけました。