200904

2009年GWに行ったランギロア(タヒチ)の旅行記です。ランギロア島滞在は、2004年の2月に続いて3回目です。

旅行前

2009年のGWは当初はカパライに滞在してシパタンに行く予定だったのですが、ここのHP開設当初から掲示板に来ていただいているゆんふぁさんから、最近になって回数制限ができたらしいという書き込みが!旅行会社に問い合わせたところ、場合によっては滞在中に一回しか行けないこともあるということでした。シパタンに行くためにカパライに滞在するのに、もし一回しか行けなかったら意味がないなぁと思い、シパタン行きはやめて他のところを検討することにしました。

GWがベストシーズンの場所はいくつかあったのですが、今回はタヒチのランギロアに行くことにしました。これまで9月・2月に行ったことがあったのですが、GWには行ったことがなかったのです。タヒチは4月から乾季で、5月から10月がベストシーズンということになっているので、GWは天気も良さそうです。ダイビングについていいのか悪いのかはわからなかったのですが、まぁ何事もトライということで。

1日目

タヒチまではエア・タヒチ・ヌイが成田から直行便を運行しています。GWの始まりということもあって、混雑を予想していたのですが、成田までの道は渋滞もなく、出国手続きもに空いていて、よかったぁと思っていたら、滑走路が渋滞していてゲートを離れてから離陸するまでに30分以上もかかりました。自分達の飛行機が離陸するころには、後ろに7台ぐらいの飛行機が待っていました..

タヒチまでは約11時間かかりますが、時差が19時間あるため、到着は同じ日の8時間前となります。エア・タヒチ・ヌイの飛行機は、日本語版の映画が7本も上映されているので、退屈せずに済みますが、かといって映画を見て寝ていないでいると、タヒチについてからが大変です。何しろ11時間乗って、到着が朝の8:30ですからね。映画は二つぐらいに留めておいて、なるべく寝るようにしました。

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成田→パペーテ間の食事1
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成田→パペーテ間の食事2

タヒチのパペーテには30分ほど遅れて到着しました。次に国内線に乗り換えてランギロアに向かいます。国内線のチェックインカウンターに向かうと、係員からシステムがダウンして手打ちでチェックイン手続きをしているので45分後ぐらいに来て欲しいと言われてしまいました。しかたがないので、先に両替をしておくことにしました。タヒチの通貨はパシフィックフラン(CFP)です(通貨コードはXPF)。両替時に手数料(このときは454CFPでした)を取られるので、小額の両替だとかなり損をするのが困ったところです。

少し早めにチェックインカウンターに行くと3つのブロックに並ぶようになっていて、私達は一番左のブロックでした。どうやら一番右のブロックから手続きをしているようで、私達のブロックは全く進みません。フライト順にチェックインしているようで、これなら言われたとおりに、もっと遅く来た方が良かったようです。国内線は自由席なので、チェックインの順番とと席の位置は関係ありませんからね。国内線は預け荷物は20kgまでですが、ダイバーはCカードを提示すれば25kgまでOKになります(事前に旅行会社経由で通知しておく必要があるそうです)。実際には27kgありましたが、とりあえず超過料金は請求されませんでした。

island
飛行機からみたランギロア島
細い島が長く続いています。
air
国内線の飛行機。天気は快晴です。

パペーテからランギロアまでは約1時間です。心配していた天気でしたが、この日は快晴でした。送迎の車に乗ってホテルに移動です。今回の宿泊先は、過去二回の旅行で利用したのと同じホテル・キア・オラです。本当は、節約のためにもっと安いところと思って、ノボテル・ランギロア・ラグーン・リゾートも検討したのですが、キア・オラが改装中によるディスカウントをしていてノボテルとあまり変わらない値段だったので、これまでと同じキア・オラにしたのでした。部屋のタイプはビーチ・バンガローにしました。前回はガーデン・バンガローだったのですが、ビーチ前のバンガローの方がのんびりできそうだったので。

リゾートに到着したのは、昼過ぎぐらいでお腹も空いていたのでレストランに行くことに。バーで頼めるカスクート(ツナ味)と、前回の旅行で良かったポアソン・クリュを注文しました。カスクートはなかなか美味しかったものの、ポアソン・クリュはまずい...う~ん、前回は美味しかったのに。この時点でレストランで食事をする気がなくなってしまいました。

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カスクート
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ポアソン・クリュ
前回は美味しかったのですが...

その後は、バンガローのテラスのデッキチェアでのんびりすることに。飛行機では良く寝れなかったので、ボーとしてなかなかきついです。それにしても、いい天気です。ラグーンもとても穏やかで静かでした。

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ビーチバンガロー
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部屋からみたラグーン
青い海と空がすばらしいです

一休みした後に、ホテル前の海でシュノーケリングをすることにしました。残念ながらホテル周辺は、ラグーン内ということもあって、シュノーケリングにはあまり適していません。砂地にところどころ岩があるぐらいで、珊瑚と魚があまり多くありませんし、透明度も外洋のダイビングに比べるとあまり良くありません(時折、透明度がとても良いときもありました)。モルジブあたりのハウスリーフがいいリゾートと比べてしまうと、見劣りしてしまうのは否めないところですね。

ここの魚は餌付けを相当されているようで、シュノーケリングをするとトゲチョウチョウウオあたりがやってきます。気がつくと後ろにトゲチョウチョウウオの群れができていることもあります。さらにはゴマモンガラキヘリモンガラまでもがついてくることもあります。餌をもらいに来ているわけで、噛み付いてこないとはいえ恐ろしい...このシュノーケリングでは、途中で20匹ぐらいのイケカツオの群れを見かけました。まだ小さな若魚ぐらいでした。

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イケカツオの子供のようです
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トゲチョウチョウウオが寄ってきます
sunset
桟橋から見た夕焼け
すっかり暗くなってしまいました

ホテル・キア・オラではあらかじめミネラルウォータが一本サービスで部屋に置かれているのですが、これではもちろん足りないので、店に買いに行くことにしました。ビーチ沿いを歩きながら、2004年の旅行のときに利用した店を探したのですが、すっかり行き方を忘れてしまいたどり着くことが出来ませんでした。このあたりにあったはずと思われるところで現地の人に尋ねたところ、店ならティプタパスの桟橋まで歩いて、道路を少し戻ったところにあるということでした。う~む、ティプタパスまではここまで歩いた距離と同じぐらいさらに歩く必要があるんだけど...と思いましたが、まぁ現地の人が言うんだしということで歩くことにしました。店は見つかりましたが、閉店(6:00pm)の5分ぐらい前でギリギリでした。店といっても、そこはランギロアでほんとにちょっとした店なのですが、それでもミネラルウォータ、ジュースやクッキーなどを購入してホテルに戻りました。帰る頃には、すっかり日が暮れていたので、もう少し早めに買いに来た方がよかったようです。

2日目
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ダイビングセンターは
レストランのすぐ隣にあります

今回のダイビングでは、これまで同様にホテル・キア・オラ内にあるブルー・ドルフィンを使いました。元々はノボテルに宿泊して、シックスパッセンジャーにする予定だったのですが、ホテル・キア・オラに宿泊するのなら、ホテル内にあるダイビングセンターの方がいろいろと便利そうということで決めました。そのブルー・ドルフィンもオープン10周年とのことでした。オーナーは日本人の喜田さんで、「ゲストの要望に出来る限り対応するプロフェッショナルなサービスに生まれ変わりました」とのことでした。

ダイビングは午前と午後の一日二本が基本で、午前は7:15集合の7:30出発でした。もどってくるのは9:00ぐらいでした。レストランの朝食は7:00~10:00だったので、ダイビング後に朝食をとるようにしました。一本目のダイビングは、Eolienneで、外洋ポイントです。コースはリーフの上をパスの方に向かって進むような感じでした。これまでのランギロアのダイビングでは、リーフから少し離れたあたりでイルカなどの大物を狙うようなコースばかりだったので、リーフの上をダイビングしたのは初めてぐらいだったのですが、リーフには珊瑚がきれいに生息していることを始めて知りました。モルジブによくいるような大きな群れを作るタカサゴ科の魚は少ないのですが、ニザダイやチョウチョウウオなど、いろいろな種類の魚がいます。他の場所で探していたフレームエンジェルフィッシュが、ランギロアではそこら中にいました。これまで中々見つけられなかったのですが、いるところにはいるものですね。ダイビングの途中でイルカ4匹と会うことが出来ました。ちょっと遠くて遊んでもくれませんでしたが、ダイビングでイルカと会えるのがランギロアのいいところですね。初回から幸先いい感じです。

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テラスのデッキチェア

ダイビングから戻って遅めの朝食を食べた後、バンガローのデッキチェアで一休みです。ビーチバンガローのテラスには、デッキチェアが用意されています。このデッキチェアは、ちょうどバンガローのひさしが日よけになるので、直射日光もあたらずとても良かったです。テラスにあるので眺めも良かったですし。

昼食後に午後のダイビングに行きました。午後のダイビングは13:15に集合です。外洋からラグーン内へのインの流れに乗ってのドリフトダイビングの予定だったのですが、想定したほどは流れていないようでした。ランギロアといえば、グレーリーフシャークがたくさん見られるはずなのですが、数匹見かけるぐらいでほとんど見かけませんでした。もっと深いところにいるのでしょうか?パス入り口付近のブラックフィンバラクーダの群れは相変わらずでした。群れの規模は小さいですが、透明度のいい海でおよぐカマスはなかなか絵になります。

pool
プールから眺めるラグーンはとてもきれいです

ダイビング後はプールでのんびりすることにしました。2004年に来たときには、改装工事中で使用することが出来なかったのです(そのおかげで朝食サービスだったのですが)。プールは深さはあまりないのですが、インフィニティプールになっていてランギロアのきれいなラグーンを眺めることができます。天気が良かったためか、水温はかなり暖かったです。デッキチェアにパラソルは用意されているのですが、日が傾いてきているせいか、日陰のほとんどはデッキチェアから外れていました。そんなに大きくないプールですが、利用するゲストも多くはなかったので、混み合っているようなことはありませんでした。

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