Shangrila

2010年の7月に行ったモルジブのシャングリラ(アッドゥ環礁)の旅行記です。さすが高級リゾートだけあって、設備などは最高でした。ダイビングは二本だけで、あとはのんびりとすごしました。水中撮影はデジカメだけで、ビデオ撮影とニコノスでの水中写真の撮影はしませんでした。

情報
利用したリゾートの情報 : シャングリ・ラ・ヴィリンギリ・リゾート&スパ(Shangri-La's Villingili Resort & Spa) 利用したダイビングセンターの情報 モルジブの情報

旅行前

2009年の1月にモルジブのアイランドハイダウェイに宿泊して、高級リゾートの良さを知った私たちは、再びモルジブの高級リゾートにチャレンジしてみることにしました。モルジブは乾季がベストシーズンで、どこのリゾートも値段が高いのですが、雨季であれば高級リゾートでも、手の届く値段になってきます。前回同様のハイダウェイというのも考えましたが、ここはやはり違うホテルに行ってみたいものです。いろいろと検討した結果、アッドゥ環礁にあるシャングリ・ラ・ヴィリンギリ・リゾート&スパにすることにしました。オープンしてまだ一年しか経っていない新しいリゾートなので、いろいろと設備も整っているでしょうし、なんといっても真新しいキレイさが残っていそうです。もちろんアッドゥ環礁の海にも期待です。

1日目

今回もスリランカ航空を使用しました。あらかじめ旅行会社経由で座席の指定をしてあったのですが、チェックインをしてみると、まったく違う後ろの席になっていました。なんで?と思って問い合わせてみても、データが入っていないという回答のみでした。事前にスリランカ航空の東京予約センターでも確認してあったので、データが入っていないはずはないのですが、チェックインカウンターでは確認できないという返事です。スリランカ航空の責任者が応対してくれましたが、「ここでできることは何も無いし、何かをする気もありません」と言われてしまいました。GWにJAL便を使って、その応対の良さに感動したばかりだったこともあり、ここまで対応が違うのか...と思ってしまいました。まぁそのJALは経営危機なわけで、サービスが良くても報われないというのもなんだか残念な気がします。

とにかく証明できるものを?と言われたのでメールを使わしてもらって、旅行会社とのやり取りを見せましたが、それで確認が取れるというものでもないらしく、旅行会社やスリランカ航空に電話して確認を取ろうとしていましたが、結局どこも連絡が付かず。それでもコロンボまでは、最初の席とは違うもののかなり前の方には移動してもらえました。帰りの便については、旅行会社との間で調整をするとの返事でした。う~ん、最初からうまくいきませんね。

土曜日の便は直行便ではなくて、コロンボ経由です。コロンボでは全員降りる必要があります。座り続けて疲れていたので、少しターミナル内を歩いてみることにしました。だいぶ以前から、コロンボのターミナルは改装されてすごくキレイになっています。乗り換えもすぐ隣ぐらいのゲートに移動するだけになったのですが、そのかわり土産物屋が遠くなってしまいました。以前は乗り換えの通り道に、土産物屋があって、みんなお茶とかを買っていたものなのですが。


コロンボ行きの最初の食事

コロンボ行きの次の食事

マーレまでの軽食

マーレ行きのゲートに入ろうとすると、セキュリティチェックが長い列になっています。待っていれば、そのうちに空くかなと思い、椅子に座って待っていたのですが、次々と人が来ることもあって、列がなかなか短くなりません。そうこうしているうちにFinal Callになってしまい、しかたなく並ぶことにしました。もう少しスムーズに行かないものなのでしょうかね。

マーレ国際空港には少し遅れての到着でした。ここで空港ホテルのフルレで一泊します。シャングリラには、そのまま宿泊なしで行くことも出来るのですが、ここまでのフライトで疲れているところに、さらに夜中便ではきつ過ぎると思い、一泊することにしてあったのです。なんといっても一泊分安くなるのも大きいですね。

2日目

シャングリラへは11時過ぎのフライトだったので、フルレではゆっくりと朝食をとることができました。本当は、早朝に行きたかったのですが、この日は早朝便が運休だったのです。朝食のビュッフェにはご飯や味噌汁などの日本食も用意されていました。ソーセージなども美味しく、全般的に美味しかったです。


いろいろと揃っています

卵料理を作ってくれます

フルレには最近になって人工のビーチができたということで、少し時間をつぶしに見に行ってみることにしました。目の前をボートが行きかうこともあってか、港のようなつくりになっていて、ビーチそのものはかなり狭いです。デッキチェアは広場にたくさんおいてありました。まだ朝にもかかわらず、とても暑かったので部屋に戻って涼みながら時間を待つことにしました。


人口のビーチ。横向きになっていますね。

ホテル棟の前がビーチの広場になっています

現地サービスのINPACのピックアップで空港に向かいます。往路の席の件については、旅行会社からお詫びのメッセージが届いていました。実際の不手際はスリランカ航空側で、旅行会社は悪くないと思うのですが、このあたりがサービスの違いなのかもしれません。チェックインからはシャングリラのスタッフが一緒にやってくれます。スムーズにチェックインが済んだと思ったところで、預け荷物の重量がオーバーしているために超過料金が必要とのこと。あれ?旅行案内に沿ってぴったり25kgになるようにパッキングしてきたはずなのに。聞いてみると、25kgなのは水上飛行機の場合(預け荷物+手荷物の合計)であって、シャングリラのガン空港までの通常の国内線の預け荷物は20kgまでが制限になるという説明でした。どうやら旅行案内が間違っていたようです。それならということで、預け荷物の一部をリュックサックに移動して、なんとかTotal 41.4kgでなんとかOKがでました。

今回利用した旅行会社はリゾート アンド サファリだったのですが、旅行前からいろいろ細かい情報等も教えてくれて、非常に良い旅行会社でした。それだけに、中にはちょっとした書き間違いもあったようですが、かといって間違えたときのリスクを考えて何にも情報を出してくれない旅行会社というのも困ります。往路のときの席の件など、サービスはとてもいい旅行会社なので、これからもがんばって欲しいものです。

チェックイン後はセキュリティポイントの前にあるビジネスラウンジでフライトを待ちました。さすが高級リゾートですね。ハイダウェイときには、セキュリティポイントを入ったところにあるラウンジだったのですが、今回のラウンジの方が設備が整っていました。スタッフに言うと、3時間無料で無線LANを使えるアカウントを発行してくれます。私の時には、パソコンを開いているとスタッフの方から問い合わせてくれました。日本語の読めるパソコンも用意されていました。


きれいなラウンジでした

すでにフルレで満腹になっていたので
何も食べられず...

環礁がきれいでした

モルジブの国内線は液体の持ち込み制限はないようで、ペットボトルの水を持ってセキュリティポイントを通過することが出来ました。マーレからアッドゥ環礁のガン空港までは一時間とちょっとです。プロペラ機で高度が高くなかったせいか、窓の下に環礁をいろいろと見ることが出来ました。


国内線の飛行機です

ガン空港。
リニューアルされたのかキレイな空港です。

ガン空港では、シャングリラのスタッフが出迎えてくれます。ここから車に乗って港まで移動(5分程度)し、そこから船に10分ほど乗ったところで、ついにシャングリラに到着です。


空港からリゾートまでの船

いよいよリゾートが見えてきました

レセプションでウェルカムドリンクをもらって、簡単な説明を受けたところで部屋に移動します。チェックイン手続きなどは部屋で行うようになっています。今回宿泊するのはWHISPERING PALMSというエリアにあるプール付ビーチヴィラです。シャングリラは、かなり大規模なリゾートで大きく三つのエリア(WHISPERING PALMS、SERENITY BAYとPALM BREEZE)に分かれています。WHISPERING PALMSのエリアをリクエストしたのは、このエリアがシュノーケリング向きと聞いていたからでした。

プール付ビーチヴィラは、なんと189㎡もあります(シャングリラは一番小さい部屋でも133㎡もありますが)。リビングは別の建物になっていて、プールもとても広くなんとも豪華な部屋です。ヴィラホストに部屋の使い方などを聞きながら、チェックイン手続きをしました。ヴィラホストは、ハイダウェイなどではバトラーと呼ばれるスタッフです。部屋にはヴィラホストに直通でつながる携帯電話が用意されていました。レストランの予約から、部屋の掃除の依頼など、とにかくなにかあればすぐに連絡できるようになっているので便利です。


右側の建物がリビングです。

広いプールです。

もちろんダブルシンク

風呂も大きいですね。

あまり透明度が良くありません...

部屋についたときには、すでに午後2時過ぎになっていました。しばらく休んだところで、シュノーケリングに行ってみることにしました。部屋を案内してくれたヴィラホストによると、桟橋から北の水上コテージまでの間がシュノーケリングにはいいということでした。私たちの宿泊したヴィラは、桟橋の少し北側だったので、正面から海に入って北の水上コテージの方向に流してみることにしました。しかし沖の方向に泳げど泳げど白い砂浜がずっと続いていてリーフがみえてきません。しかも透明度もかなり悪いです。かなり泳いだところで、やっとリーフがみえてきました。ここからドロップオフ沿いを北に進んでみましたが、ところどころで透明度があがるものの、全般的に透明度があまりよくありません。水上コテージ付近まできたところで魚が多い所に到着しました。このあたりがシュノーケリングのメインのポイントのようです。水上コテージ近くのビーチであがって、後は歩いて帰りました。

部屋に戻った後に、ダイビングサービスに行って、明日のダイビングの予定を聞いてみることにしました。シャングリラのダイビングセンターには、昔パラオのペリリュー島でガイドしていた日本人ガイドがいます。大物系が見れるポイントをリクエストしてみたところ、明日は二大外洋ポイントのうちのひとつを潜るということだったので、参加することにしました。


アラカルトのメインとして
イカ料理を注文
これにもシラントロが使われていました

シャングリラには主に3つのレストランがありますが、この日の夕食は、Dr.Ali'sでとることにしました。アラビア、中華およびアジア料理がメインのレストランです。他にも2つのレストランがあるのですが、そのうちの一つのシーフードレストランは日によって営業していたり、休みだったりします。毎日配られるアクティビティガイドの紙に、レストランのオープン情報が載っています。

アラビア、中華およびアジア料理を扱っているだけにメニューも多くてどれがいいのかわからないので、私は多国籍版のコース料理にしてみました。さっちゃんはアラカルトで4品注文しました。味はかなり美味しいです。しかしながら量がかなり多くて、メインが出てきた頃には、すでに満腹状態で、ほとんど食べられませんでした。アラカルトで注文した料理には、いずれもシラントロ(コリアンダー)がかなり使われていたので、苦手な方はあらかじめ使わないように伝えておいた方がいいかもしれません。コース料理は$70~$90ぐらいでした。


コースの前菜からナンが...これですでに腹8分?

コースのメイン。しかもライス付。多すぎ...

アラカルトの前菜もけっこう多めです

ベトナム料理のフォー。美味しいです。

満腹状態で部屋に戻って、明日のダイビングの準備をして、早めに寝ることにしました。

3日目

午前のダイビングを予定していたので、なるべく早く朝食をとろうと思いオープンの時間の7時にレストランに行きました。朝食はビュッフェ形式ですが、さすがに高級リゾートだけあって、いろいろな食材が揃っています。海外でも日本食を好む私にとっては、寿司(にぎり一種と、巻物一種がありました)やそば、味噌汁(日によってベトナム料理のフォーに置き換わっていました)などがあって助かりました。料理はいずれも美味しかったです。といっても、そばやにぎりについては、日本と同じというわけにはいかないようですが。


パンもいろいろと揃っています

卵料理など

寿司にそばなども。
梅干もちゃんとしていました

デザートとの品揃えもちゃんとしています

朝食後、ひと休憩したところでダイビングセンターに行きました。ダイビング器材はあらかじめスタッフが運んでくれるので、自分達でやることはほとんどありません。ボートは後方がタンクなどのダイビング器材をセットする場所で、前方はドライエリアになっていてソファーが用意されています。トイレも用意されています。なんとも快適な船でした。これまでに、ここまで豪華なダイビング用の船に乗ったことはないですね。


後方でのダイビング用のエリア

前方にはソファーがあります

この日は天気もよく海況もとてもおだやかでした。さすがに外洋にでると少し波がありましたが、それでもかなり穏やかです。ダイビングは、ナイトロックスの3名と、通常エアの3名の2グループでした。ナイトロックスでも値段は同じなので、ライセンスを持っている人は、持参した方がいいと思います。私達は1ボートダイビングしか利用しませんでしたが、2名で$187でした。ブリーフィングではカンムリブダイの群れやバラクーダの群れが見られるということだったのですが、見られたのはイケカツオぐらいでした。透明度もあまり良くありません。


イケカツオ
Canon Powershot G10

ハコフグ
Canon Powershot G10

ダイビング後にはフルーツと、紅茶とコーヒーが用意されていました。どうやらドリップマシンを積んであるらしく、とても美味しかったです。さすが高級リゾート、ダイビングも優雅ですね。


ダイビング後にはフルーツが用意されます

これのおかげで、おいしいコーヒーが...

おしぼりのサービスも

ダイビングでおしぼりサービスがあったりと、パラオあたりでは考えられないようなダイビングですね。雰囲気が全然違います。こんなダイビングが世の中にはあるんだ...と思ってしまいました。

ダイビングは一本で終了です。リゾートに戻ってからは、パブリックプールで休むことにしました。プールの周りには東屋があるのですが、さすがに昼過ぎでは空きがなかったので、普通のデッキチェアで休むことにしました。プールはインフィニティプールになっています。ジャグジーもありました。ジャグジーはプールとつながっているため温水ではありませんが、晴天でプールの水も温かくなっていたため、ほとんどぬるいお湯のような状態になっていました。

デッキチェアでは、お水とおしぼりなどが用意されます。ハンディタイプの扇風機も用意されていました。確かにこの日は天気もよく、パラソルがあるとはいえデッキチェアで寝ていてもかなり暑かったです。


インフィニティプールです

おしぼりなど。小型の扇風機までありました

予想外に美味しかったピザ

ダイビングでおなかも空いてきていたので、デッキチェアで昼食を食べることにしました。プールサイドにあるメニューでは、あまり選択肢がないのですが、試しにピザを頼んでみることにしました($28.6)。あまり期待していなかったのですが、かなり美味しかったです。

プールでのんびりした後にシュノーケリングに行ってみることにしました。シャングリラのハウスリーフには、ウミガメがたくさん見れるポイントがあると聞いていたので、探してみることにしました。スタッフの話では、ウォータースポーツセンターの前から行くのが近いということだったので、カヌーを借りて沖の方にでてみることにしました。

かなり沖の方までいったところで、ドロップオフが見えてきました。ドロップオフ沿いにウミガメのいそうな場所を探してみましたが、見つかりませんでした。このあたりまでくると透明度はだいぶ良くなりますが、魚はあまりいませんでした。

この日はシャングリラの一周年記念のカクテルパーティでした。スタッフが軽食を配ってくれていました。いずれもかなり美味しく、さすがシャングリラといった感じです。それにしても、ちょうどオープン一年だったんですね。確かに設備はいずれも新しく、まだとてもキレイです。例えばプールサイドのパラソルなどは、傘が大きくできていて、オープン・クローズもハンドルを回してできるようになっています。さすが最新の設備という感じでした。これなら人気がでてもおかしくないなぁと思いつつも、日本人のゲストはダイビング以外ではほとんど見かけませんでした。まだオープンして一年ということで、選択の際に候補にあがっていないのでしょうか?香港資本ということもあってか、中国人のゲストが多かった印象でした。


さすがシャングリラ。スタッフが配ってくれます

おだやかな夕日
4日目

グルクマの群れ
Canon Powershot G10

朝なら透明度がいいかも?と思い、朝食前にシュノーケリングをすることに。WHISPERING PALMSエリアの水上コテージ前がシュノーケリングポイントになっているので、その近くにあるハシゴから海に入りました。ちょうどシュノーケリング用の小さな水路があって、この位置からだとすぐにドロップオフに出られます。ここから海に向かって左側にリーフ沿いを泳いでみました。浅瀬はこれまでとはうってかわってとても透明度が良かったのですが、ドロップオフまででるとあまり透明度が良くありません。それでも昨日よりは良いようです。少し進んだところで、グルクマの群れがいました。シュノーケラーお構いなしに泳ぎまくるので、簡単に近づいてみることが出来ます。さらに左側にリーフ沿いを進んだところで、ネムリブカが通過していきました。

ダイビングセンターの説明では、リーフ沿いを進んだところにウミガメのポイントがあるということだったのですが、結局見つけることができませんでした。昨日にカヌーできた場所付近まできたところで引き返すことにしました。

遅めの朝食をとったところで、部屋でのんびりです。

ここまで雨季ながら天気が良かったのですが、昼過ぎぐらいから曇天になって、ついにはスコールが来てしまいました。それでも1時間ぐらいで雨は止んだので、午後のシュノーケリングに行くことにしました。今度は同じ場所から入って海に向かって右側に行ってみることにしました。表層の透明度はあまり良くありませんが、潜ってみるとクリアです。魚影も左側よりは濃いようでいろいろな魚がいました。いろいろなスズメダイの群れや、パウダーブルーサージョンフィッシュの小さな群れ、ヒメフエダイシマハギの群れにさらにはゴールデンラインドラビットフィッシュ(スリランカンラビットフィッシュ)の群れなどがみられました。ウミガメのタイマイもみかけました。シャングリラにきて最初のうちは、シュノーケリングとしてはいまいちかな?と思っていましたが、この場所はかなり面白かったです。ただし、外洋に近いせいかうねりはかなりあって、少し波良いしてしまいました。

シマハギの群れ
Canon Powershot G10

スリランカンラビットフィッシュの群れ
Canon Powershot G10

部屋で少し休んだ後に、島を少し散策してみることにしました。大きな島ということもあってか、各ヴィラには自転車が用意されています。島の北の端にあるラウンジまで行ってみましたが、中はガランとしていてスタッフもいません。ちなみに北の端にはとても大きな水上ヴィラがあります。一泊でいくらするんでしょうね?


ラウンジということになっていますが、
中はガランとしていました

これ全部で、一つの水上ヴィラだそうです。
どんな人が利用するんでしょう?

この日の夕食は、インヴィラダイニングを利用することにしました。私はインドネシア料理のナシゴレンを注文してみましたが、まぁまぁぐらいの味でした。あんまりアジア系の料理は得意ではないのでしょうか?ちなみに値段は2つで$46.2でした。


ナシゴレンはまぁまぁぐらいの味でした

タルタルソースは絶品でした。
5日目

朝から天気が良くありません。この日はダイビングに行く予定だったので、レストランのオープンの時間に朝食に行きましたが、ゲストは私たちだけでした。雨も降っているし、みんな遅めの朝食なのでしょうか?

今日のダイビングのポイントは、マンタポイントです。Addu環礁のマンタは個体識別されているようで、一覧表になっていました。カレントチェックでガイドが海に入ったときにもマンタがいたようで、どうやら見れそうです。

水底集合と聞いていたので一気に潜行してみたのですが、全員が水面に...その後、マンタポイントまで移動したのですが、マンタがいません。ガイドはなぜいないんだ?というジェスチャーをしています。しばらくポイントで待っていると、マンタが現れてくれました。最初はかなり遠くの場所で見ていたのですが、その後ガイドがもう少し前で見てもいいよという合図をしてくれたので、少し前に移動しました。リーフの影になっているあたりにマンタがいるようで、こちらからはあまりよく見られません。それでも2回だけマンタが近くを通過してくれました。結局、ずっとマンタを見て残圧が60ぐらいになったところで、浅瀬に移動して安全停止をしました。どうやら6匹ぐらいはいたようです。


ちょっと遠いですね~
Canon Powershot G10

何回かは近くまできてくれました
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浮上してみると、すごいうねりが入っています。3日目のダイビングでは、外洋でもほとんど波がなかったのですが、今日は環礁内なのにすごい揺れかたです。紅茶を飲むのにも一苦労といった状態でした。

明日もダイビングに行こうかなとも思ったのですが、のんびりする方を優先することにしてダイビングはやめておくことにしました。私達がいったときには、1ボートダイビングの日と、2ボートダイビングの日が交互になっていました。今回の旅行では1ボートダイビングを2回やってダイビングは終わりということになりました。

ダイビングから戻ったところで、昼食をとり、少し休憩してからシュノーケリングに行くことにしました。昨日と同じように北の水上コテージの近くのハシゴからのエントリーです。午後のシュノーケリングでしたが、天気が悪かったせいか透明度が悪くなっていません。昨日のシュノーケリングで海に向かって右側に泳いだ方が良かったので、今回も同じく右側に泳ぐことにしました。魚がかなり群れています。特にリーフ先端付近では、タカサゴ群れがそこらじゅう、イサキ群れ、ヒメフエダイ群れ、チョウチョウコショウダイ群れ、ツマグロネムリブカなどが見られました。その後マダラトビエイオニカマスマルコバンなどもいました。ただし、揺れもすごくてちょっと酔い気味になってしまいました。

ヴィラに戻って一休みしたところで、土砂降りの雨になりました。雨季ということもあってか、天候が安定しませんね。雨が止んできたところで、2本目のシュノーケリングです。今回も右側に行ってみました。かなり透明度が落ちていますが、そのかわり揺れはほとんどなくなっていました。ヒブダイ群れ、パウダーブルーサージョンフィッシュの群れ、イケカツオ7匹、タイマイの子供などが見られました。結局のところ、ウミガメのポイントは見つけられませんでしたが、何回かはウミガメを見かけることが出来ました。


パウダーブルーサージョンフィッシュの群れ
Canon Powershot G10

ウミガメも見かけることが出来ました
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夕食は再びインヴィラダイニングにすることにしました。メニューにないオーダーをしてみましたが、いずれも注文することができました。インヴィラダイニング用のメニューにはあまり種類が載っていないのですが、いろいろと対応は可能のようです。ちなみにパンについてきたバターはエシレバターでした。さすがシャングリラですね。


ガルディアはハイダウェイの方がおいしかったかも?

リゾットです。これだけで満腹になってしまいました
6日目

マダラトビエイのペア
Canon Powershot G10

ダイビングがなければ朝食をゆっくりとることがでるので、朝食前にシュノーケリングに行くことにしました。いつものように北の水上コテージの近くのハシゴからのエントリーです。ここからは北の方向に流した方が魚は多いのですが、南側に少し泳いでモンツキアカヒメジの群れを撮影することにしました。アカヒメジの群れだと思っていたのですが、図鑑で調べたら別のヒメジということが分かったので、それなら撮影しようと思ったのでした。しかしながら、このモンツキアカヒメジはアカヒメジと違って、近づくとすごい勢いで逃げてしまうため、とても撮影しずらかったです。その後、いつもどおり北の方向へ泳いでいくことにしました。コバンザメをつけたネムリブカがいます。マダラトビエイのペアが仲良くゆっくりと泳いでいました。水面に別のマダラトビエイのペアもいました。さらにウミガメやナンヨウツバメウオもいます。パウダーブルーサージョンフィッシュの小さな群れに、イケカツオなども見ました。

シャングリラにきて最初のうちは、ここはシュノーケリングをするにはイマイチかなぁとも思ったのですが、ポイントが見つかればかなり楽しめることが分かりました。これまで行ったリゾートでも、シュノーケリングがイマイチと感じたところはあったのですが、実は魚の見られる場所が見つかっていなかっただけということだったのかもしれません。まぁハイダウェイのときもそうでしたが、私達は他のゲストと比較しても、かなりシュノーケリングをやっていたのでは?と思います。水上コテージの周りでは、他のゲストがシュノーケリングをやっているところを見かけましたが、さらに北の方まで泳いでいる人はいませんでした。ちなみにリゾートでは、有料ですがシュノーケリングのアクティビティもやっていて、そちらには、かなりのゲストが参加していました。


快晴です

シュノーケリングの後は、少し遅めの朝食に行きました。シャングリラに来てから、料理がおいしかったせいかすっかり食べすぎてしまい、胃腸の調子が悪くなっていたので、この日の朝食はお粥をメインで食べることにしました。しかしながら、朝食に用意してある梅干がとても美味しく、おもわずお粥まで食べ過ぎてしまうところでした。こういうところでは、たくさん食べれる人が羨ましくなりますね。

昨日まで天気の悪い日が数日続きましたが、今日は天気は快晴で、目の前のビーチがとてもきれいです。たくさんのゲストが記念撮影していました。


デッキチェアが快適です

朝食後は部屋でのんびりです。天気も良くて部屋のデッキチェアにのんびりするのが、とにかく快適ですね。暑くなってきたらプールに入って涼んで、またデッキチェアでのんびりして...なんとも最高な時間です。

しばらくのんびりしたところで、昼色を食べる前にシュノーケリングに行くことにしました。今回も北の方向に泳いでみました。タカサゴハナタカサゴの群れは青い体色がきれいです。マダラトビエイは3匹のグループになっていました。チョウハンの群れやイスズミの群れもいます。ここの海ではウミガメとしてはタイマイをよく見かけます。かなり進んだところで、ツマグロを見かけました。外洋のうねりが入るぐらいまで北まで行ったあたりでダツ(サヨリ?) の群れを見ました。戻る途中で深いところにツバメウオがいました。


イスズミの群れ
Canon Powershot G10

チョウハンの群れ
Canon Powershot G10

ヴィラで昼食をとって、再びのんびりです。シャングリラでは、いろいろなアクティビティが用意されていて、この日も朝の9時からのシュノーケリングガイダンス(am9:00~9:45)から始まって、スイミングレッスン、シュノーケリングツアー、マシントレーニング、ネイチャーウォーキング、ハウスリーフシュノーケリング、ローカル島の自転車ツアー、ドルフィンクルーズ、サンセットクルーズ、ヨガ、ナイトシュノーケリングまで多種多様のアクティビティが開催されていました(マシントレーニングとネイチャーウォーキングは無料)。この日はやっていませんでしたが、ストレッチの無料のアクティビティがあって、これには参加しようとも思っていたのですが、ちょうどダイビングに重なっていくことができず、結局はアクティビティにはどれも参加しませんでした。


ムスジコショウダイの幼魚
Canon Powershot G10

夕方になって再びシュノーケリングに行くことにしました。ラグーン内でツバメウオとムスジコショウダイの幼魚がいました。ムスジコショウダイの幼魚はお尻をフリフリさせていて、とてもかわいいです。シュノーケリングのメインは、ドロップオフ側ですが、桟橋の梯子を降りて、ドロップオフまでのラグーン内も、よく見るとかわいい幼魚などがいて侮れませんね。ドロップオフの方は夕方になると、やはり透明度がかなり落ちますが、3mぐらい潜ると透明度は上がります(そのかわりちょっと冷たいです)。パウダーブルーサージョンフィッシュの小さな群れやイケカツオの群れ(12匹ぐらい?)を見かけました。


この日のカナッペ

ヴィラに戻って、片付けなどをしているとカナッペが届きました。シャングリラでは、夕方にカナッペを届けてくれるようです。どれもとても美味しかったです。

この日の夕食はレストラン(Javvu)で取る事にしました。ヴィラホストにレストランの予約とカートの送迎をお願いしておきます。カートの送迎は、これまでも何度かお願いしましたが、いずれもほぼお願いした時間にきてくれて、時間にはかなり正確でした。カートの運転手はレストランなどと無線でやりとりしているようで、着いたときにはレストラン側もすぐに応対してくれます。さすがシャングリラですね。

アラカルトで三品頼みましたが、いずれも美味しかったです。トータルで$66でした。モルジブでいう一人分ぐらいの注文でも、二人でおなか一杯になってしまいます。



7日目(最終日)

マルコバン
Canon Powershot G10

いよいよ最終日です。15:00のフライトとなったため、ヴィラのチェックアウトは13:30という連絡でした。少し早めに起きて早朝シュノーケリングに行くことにしました。ムスジコショウダイの幼魚は昨日と同じ場所にいました。最初に少し南側に進んでグルクンの群れを見たところで、いつもどおり北側に泳いでいきました。透明度もだんだんと良くなっていきます。タカサゴの群れやいろいろなスズメダイの群れが見られます。なぜかオヤビッチャがすごい勢いで泳いでいます。マダラトビエイがさっちゃんの目の前に泳いできました。ほとんど北側の先端まできたところで、イケカツオの群れが周りをくるくると泳いだ後に、どこかにいってしまいました。ダツ(サヨリ?)の群れもいましたが、警戒心が強くてほとんど近づけません。このあたりから沖への流れがでてきので、戻ることにしました。最後の方でマルコバンをみかけました。これでシュノーケリングもおしまいです。器材を洗って干しておくことにしました。

シュノーケリングをした後は、朝食です。少し遅めの時間だったせいか、いつも座っている席周辺が満席になっています。応対してくれたスタッフに、ひさしがある場所がよかったので、奥のほうの席を希望すると、あそこは4人席なので2名では使えないという返事でした。通路脇の席を勧めてきましたが、落ち着けそうもありません。かといって、パラソルの席だと暑くて大変そうです。そうこうしているとスタッフが再び、通路脇の席を勧めてきました。少なくとも通路脇は避けたかったので、パラソルの席に座ることにしました。パラソルは位置を調整しないと、席が日陰にならなかったのですが、スタッフが調整してくれるということで、座って飲み物を注文すると、応対したスタッフはそのまま調整せずに去っていってしまいました。しかたないので自分で調整して飲み物を待ったのですが、いくら待ってもきません。結局、他のスタッフにもう一度お願いすることにしました。

シャングリラのスタッフはほとんどがとても丁寧で、快適に過ごしていたのですが、この朝食の応対をしたスタッフだけは最低でした。シャングリラぐらいに大きなリゾートともなると、全員のスタッフを同じようなレベルでサービスできるようにするのは相当に難しいのかもしれません。以前に行ったハイダウェイは、朝食の応対などを含めてすべてバトラーがやるようになっていて、なんでそんな方法になっているのか不思議だったのですが、今回の体験でなんとなく納得できる気がしました。ハイダウェイなら同じバトラーがすべて応対するので、はずれのスタッフにあたることはなくなるのではないでしょうか?

その後、飲み物を持ってきてくれたスタッフは、その前に応対したスタッフが忘れたことについて丁寧に謝っていました。

最終日も朝から天気が良く、朝食後はプールで少しのんびりしました。東屋があいていたので、しばらくゴロリと横になってのんびりすごしました。快適です。


今日も快晴

東屋からプール越しにビーチを眺めます

スタッフが見送ってくれました

部屋に戻って片付けていると、さっきの天気はどこえやら土砂降りの雨になってしまいました。ピックアップの時間になってもカートが来なかったので、電話してみると、すぐに来てくれました。ロビーに到着してみると、雨が少し弱まるのを待っているようです。それでカートが来なかったんですね。シャングリラではピックアップの一時間ぐらい前に荷物出しになっていて、スタッフがあらかじめチェックインしておいてくれます。このため空港までは手荷物だけで移動できるのでとても楽でした。少し小降りの雨になったところで、港に移動してボートに乗り、国内線でマーレに移動した後にスリランカ航空で帰国しました。

まだオープンして一年のシャングリラですが、新しいだけあって設備的には文句なしで、プール付ビーチヴィラはとても快適でした。最後の朝食のスタッフはイマイチでしたが、ヴィラホストを含めてほとんどのスタッフはとても丁寧で親切でした。朝食のときなどは、バイキングで料理を載せた皿を持っていると、席まで運んでくれたりします(女性のゲスト限定みたいですが)。食事は一部、今一歩なものもありましたが、全般的にかなり美味しかったです。設備がいいだけに、逆におもてなしの雰囲気と言う意味では、ハイダウェイにはかなわないかもしれませんが、でもいいリゾートだと思います。シュノーケリングも面白かったし、また来たいリゾートです。

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