201607

ダイブクルーズ - ソレイユ(モルディブ)の旅行記です。通常コースに乗船してきました。

旅行時期:2016年7月

旅行前

Blue "K" Safariが運航しているモルディブのソレイユ号は、これまで何回か申し込んでいたのですが、年末年始などの混雑している時期だったりしたこともあって、申し込んだときにはすでに満席でなかなか乗船できずにいました。今回、7月のシーズン初めに申し込んでみたところ、やっと予約をとることができました。コースについては通常コースの他に赤道越えコースなどいろいろとあるのですが、今回は通常コースの日程で申し込みました。

Blue "K" Safariの催行するダイブクルーズとしては、ブルーシャーク2号にこれまで3回乗船したことがあったのですが、そのブルーシャーク2号は、少し前から欧米向けになっていて、現在はソレイユ号が日本人向けのダイブクルーズ船になっています。そのソレイユ号は定員15名で、ブルーシャーク2号(定員19名)と比較すると少し小さめです。

Blue "K" SafariのモルディブクルーズはGWにシーズン終了となり、私たちが参加したこの7月のクルーズからシーズン開始となります。さてシーズン最初ということでどんなクルーズになるのでしょうか?

1日目

今回もこれまでと同じくスリランカ航空でモルディブに向かいます。スリランカ航空は30kgまで荷物を預けることができるのですが、2106年12月31日の搭乗まではダイバーであれば荷物を一つ追加で預けることができます(32kgまで)。ということで、ダイバーであれば合計62kgまで預けられるので今回は重量を気にせずに荷造りすることができました。ただし手荷物については7kgまでをちゃんと計っていました。私たちは10kgと3kgだったのですが、10kgを7kgにするように荷物を入れ替える必要がありました。

去年にスリランカ航空を利用したときには往路は成田を13:20発だったのですが、現在は11:20発と少し早くなっています。ちなみに復路も早まっていて、マーレ発20:40だったのが15:30になっています。復路が早まったために、最終日にあんまりのんびりできなくなってしまったのがちょっと残念な気もします。

ともあれ、まずは成田発スリランカ航空UL455便でコロンボに向かいます。機内エンターテインメントは充実していてオンデマンドで映画が見られます。なぜか往路は機内情報誌に記載されている映画のうち半分ぐらいしか見られませんでした(復路のときには全部見られましたが)。昨年に乗った時にはイヤホンで映画を見ていると、機長のアナウンスが入った時に音量が大きくてびっくりしたのですが、今回は問題ありませんでした。

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成田-コロンボ間の昼食
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成田-コロンボ間の夕食

コロンボでUL103に乗り換えます。1時間ちょっとでマーレに到着します。機内エンターテインメントは映画については利用できなくなっていました。

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コロンボ-マーレ間の軽食
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マーレに到着です

今回は預け荷物がなかなか出てこなくて、船に乗船するゲストのうちで最後のようでした。税関を通過して外にでてスタッフと合流したところでそのまま送迎のドーニに乗船しました。往路については成田発の時間が早まったこともあって、21:30頃にはクルーズ船に乗船できました。翌朝を考えると早く乗船できるのはいいですね。

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ウエルカムドリンク
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部屋はツインルームです

ブルーシャーク2号は部屋が二段ベッドになっていて、上のベッドから降りるときに滑り落ちたこともあるのですが、ソレイユ号は普通のツインベッドなので寝やすくでよかったです。

もう一つブルーシャーク2号よりも良かったのは、ソレイユ号はシャワールームと洗面所が別になっていることです。換気扇がついていないので、ブルーシャーク2号ではシャワーを浴びると洗面所全体が湿気だらけになってしまっていたのですが、ソレイユ号ではそういうことはありませんでした。ただしソレイユ号は洗面所の天井が低く、かがまないと中に入れません。

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シャワールーム
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洗面台

部屋はあまり広くありませんが、クローゼットがあることと、ベットの下と横に荷物が置けるので収納はしやすかったです。エアコンは一方のベットの下からでるようになっていて、もう一方のベッドの方が常に風があたって涼しい(寒い?)です。部屋には大きな扇風機も用意されていて、両方はいらないのでは??と思っていたのですが、シーズン最初ということもあってかエアコンから変な臭いがでてきていたため、私たちはずっとエアコンは切って扇風機だけを使っていました。

※最終日ぐらいにはエアコンからの臭いはなくなっていたようです。

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クローゼットと扇風機
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エアコンの吹き出し口
右に見えるのはコンセントです

モルディブはコンセントはBFタイプになるのですが、部屋の二か所のコンセントには両方ともプラグ変換器がついていたので、日本のA型がそのまま使えました(電圧は220V)。ただ床に近い場所にあるのでちょっと使いにくいです。私たちは短めの延長ケーブルを持参しました。

バスタオルは初日に一人当たり2枚渡されて、クルーズ期間中の交換はなしです。フェイスタオルなどはないので、必要であれば持参する必要があります。アメニティも一切用意されていないので、シャンプー、石鹸、歯ブラシなどすべて持参する必要があります。

カメラのセッティングなどをして、早めに寝ることにします。リピータの方々は、初日から飲んでいたみたいでしたが...

2日目

日によって少し早い、遅いはありましたが、ブリーフィングはだいたい6:30頃でした。一本目は朝食前、二本目は昼色前、昼食後少したってから三本目といったスケジュールです。船の移動が入ったりして時間が前後することも何回かありました。

クッキーが常に用意されているのと、他のダイビングクルーズと同様にバナナがつるしてあるので、一本目のブリーフィングの前に少し食べておきます。

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紅茶、コーヒーはいつでも飲めます
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定番のバナナ

バナナは黄色くなったものからちぎって食べるのですが、意外と根元からとるのが大変だったりします。このクルーズではスタッフが何個か切ったものをテーブルの上に置いておいてくれたので、食べるのが楽でした。

水は初日にペットボトル1本をくれて、空になったらウオーターサーバーで補充するようになっていました。共用の冷蔵庫が食堂にあるのでそこで冷やすこともできます。

ガイドは現地ガイドのアスラムと、日本人ガイドのキコさんと、ナホさんです。ゲストは3チームに分かれて、ガイドは1ダイブ毎にローテーションするようになっていました。このツアーにはオーナーのキヨコさんが同乗する予定だったのですが、高熱がでていたということで止めになりました。前回のアイランドサファリロイヤルのクルーズでもガイドの的場さんが怪我のために潜れずと、ここのところクルーズではガイドのハプニングに遭遇することが多いような気もします。

一本目はスモールマギリ(Small Maagiri)でした。クルーズ船は昨晩から移動していなく、ドーニで数十分程度かけて移動します。ヨスジフエダイの群れはモルディブの定番ですね。

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ヨスジフエダイの群れ
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ヨスジフエダイの群れ
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ヨスジフエダイの群れ

ブリーフィングではモブラが時折通過することがあるという説明があったのですが、そのとおりに何度か会うことができました。ちょっと遠くの上の方を通過することが多かったのですが、最後の方で目の前から来てくれました。

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モブラの群れ
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モブラの群れ
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近づけました

ムレハタタテダイの群れもモルディブの定番ですね。

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ムレハタタテダイの群れ
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ムレハタタテダイの群れ
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ムレハタタテダイの群れ
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ムレハタタテダイの群れ
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ムレハタタテダイの群れ

クマザサハナムロの群れはもはや説明不要の定番中の定番ですね。ムスジコショウダイの幼魚は岩陰でクネクネと踊っていました。実にかわいいです。

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クマザサハナムロの群れ
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ムスジコショウダイの幼魚
J1 10-30mm
ニシキイトヒキベラのフラッシング

ニシキイトヒキベラはモルディブでは普通種ですが、フラッシングをしていたので撮影にトライしてみました。なかなかうまく撮影できるようになりませんね。それにしてもチェックダイブを兼ねた1本目からこれだけの魚が見られるのですから、さすがにモルディブの海は魚影が濃いです。

一本目のダイビングが終了したところで本船に戻って朝食です。パン、ソーセージ、トマトとフルーツのほかに、たまご料理とパンケーキもしくはフレンチトーストが用意されます。たまご料理とパンケーキ(フレンチトースト)は一本目のダイビング前までにホワイトボードにリクエストを書いておくようになっていました。

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朝食です。ちょっと出遅れました(笑)
といっても無くなると補充してくれます
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ジュースやチーズなども用意されます

通常であれば、次のポイントに向けて移動を開始しているところなのですが、なぜかまだ同じ場所に停泊したままです。あれ??と思っていると、スタッフからアンカーを引き上げる装置が故障しているため、修理しているとの説明がありました。シーズンオフ中はずっと停泊したままだったので、久しぶりにアンカーを上げようとしたところで故障していたみたいです。なるほど、シーズン最初のクルーズというのは、こんな感じでトラブルがあったりするのですね。

最初のうちは30分程度かけてドーニでポイントに向かうという話だったのですが、アンカーが治りそうということで本船で向かうことになったのですが、実際に本船が動き始めるにはかなりの時間がかかりました。

というわけで二本目にエントリーしたときには、すでに午後1時近くになっていました。その二本目はランカン(Lankan Manta Point)でした。流れが結構ある中でカレントフックで体を固定したところは良かったのですが、背中側にクリーニングステーションがある場所で着底したので、振り返りながらの撮影となってしまいました。マンタは一枚現れてくれて、ガイドとしても二本目でマンタが見れたということで一安心だったようです。

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ナンヨウマンタ
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ナンヨウマンタ
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ワイコンを着けていなかったので
入りきりませんでした

ダイビングが終わったところで、遅めの昼食です。

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スープカレーのような感じです
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オクラの揚げ物が美味しかったです

二本終わったところで、北マーレ環礁を離れアリ環礁へ移動します。環礁の外に出たころから揺れだし、二階のデッキで本を読んでいたこともあってか、途中で船酔いしてしまいました。

三本目はマヤティラ(Maaya Thila)でのナイトダイビングでした。エントリーが午後8時頃だったので、エントリーのときにはすでに真っ暗です。マヤティラのナイトダイビングはとても人気のポイントですが、雨期はあまり混んでいないようで、潜っていたのは私たちの船だけでした。

ここは最初に来た頃にはナイトダイビングはあまり参加していなくてパスしたのですが、潜ったゲストからとても良かったという話を聞いて、2009年にリベンジで再び来たところが、さっちゃんは体調不良で潜れずということで、3度目の正直的なポイントです。

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ネムリブカ
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ロウニンアジだらけでした

潜ってみるとロウニンアジがたくさん泳いでいました。餌をとるのに夢中になっているのか、夜中でダイバーが見えないのか、脇の下からすり抜けてくるぐらいに近くを泳いでいきます。

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この岩に餌がいるのでしょうか?
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体色を変えているものと
いないものがいますね
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目の前を通過していきます

捕食の瞬間は見られませんでしたが、口からヒレの棘らしきものを出して泳いでいくロウニンアジは見かけました。他に2匹のロウニンアジが横取りしようと追いかけていました。昼間にみかけるロウニンアジは、そんなに捕食をしようとしているように見えないのですが、ナイトダイビングではひたすら岩影を狙っていてかなりの迫力があります。

ナイトダイビング後に夕食です。夜の9時過ぎにやっと食べられるということですっかり腹ペコ状態でした。

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夕食はカレーでした
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フルーツも出ました

それにしても初日からなかなかハードな一日でした。そのかわりいろいろな魚の群れに、マンタとナイトダイビングの迫力が見られて、さすがはモルディブですね。

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