Manta

2011年8月に行ったモルジブでのダイブクルーズ、ブルーシャーク2とソネバフシ滞在の旅行記です。クルーズのコースはバア環礁でした。

情報
利用したダイビングクルーズの情報 : ブルーシャークⅡ(Blue Shark 2) 利用したホテルの情報 : ソネバフシ モルジブの情報

旅行前

昨年のシャングリラ滞在に続いて、今年もモルディブのリゾートに滞在しようと考えていました。バア環礁にあるハニファルベイというポイントでは雨季にぐるぐるマンタが見られるので、リゾートはバア環礁にあるフォーシーズンズにしようと考えていました。しかしながら、その後パラオで何度かお会いしたK夫妻からソネバフシについて何度か話を聞いたり、いつもブログを読ませていただいているモア、南の島へ行くパウダーブルーな日々続・・・太陽の日々などで、ソネバフシ滞在の旅行記を読むにつれ、すっかりその素晴らしさに感化され、気分はソネバフシになってしまいました。ソネバフシは超がつくほどの高級リゾートなのですが、雨季であれば乾季に比べればずっと予算を抑えられます。というわけで雨季の7月に予約を入れておいたのでした。

ところがその後、バア環礁のぐるぐるマンタが見られるハニファルベイは、2011年を最後にダイビングが禁止されるという話を聞きました。ぐるぐるマンタは、2010年9月のクルーズでは見られずに終わっています。となれば、なんとしても可能な限り、できれば2回ぐらいはダイビングクルーズでトライしたい、でもソネバフシにも宿泊したい。かといって一年で3回もモルジブに行くのは無理があります。

元々は9月の連休にクルーズでトライする予定だったのですが、9月の連休にはバア環礁へのクルーズがなく、しかも節電の影響で会社の連休がなくなってしまいました。逆にお盆休みが同じく節電の影響で、夫婦で5日間ほどずれてしまい、お盆にモルジブに行こうとすると、いずれにしてもどちらかが有給休暇を4日もしくは5日とらなければならないことがわかりました。

こうなればお盆はお互いに有給休暇を取り合って長期休暇にしてダイブクルーズ+ソネバフシにして、今年限りのダイビングでのハニファルベイトライのために7月にもダイブクルーズを入れるという壮大な計画が持ち上がったのでした。これならモルジブに行くのは2回なので航空代は節約できます(会社から休暇の承認をどうとるかという話はおいておいて)。

お盆にはちょうどブルーシャーク2がバア環礁のクルーズに行くということで、さあ予約を入れようとしたところでなんとちょうど満席になりましたという連絡が...キャンセル待ちの一番に入れてもらって空きがでるのをひたすら待ち続けます。もうこれ以上は粘れないかも?というところで席の空きがでましたという連絡がやっと入りました。

今年限りのハニファルベイのダイビングですが、すでに今年からダイブサファリとリゾートで交互にしかハニファルベイに入れないことが決まっていました。ソネバフシに問い合わせたところ、リゾートではハニファルベイのダイビングはすでに止めているが、マンタシュノーケリングでハニファルベイへのリクエストを入れられるということでした。ひょっとすると、リゾートに行ってからでは満員で参加できないかもしれないと思い、さらに保険をかけてソネバフシのマンタシュノーケリングにも予約を入れておくことにしました。

ぐるぐるマンタのために、そこまで!?とダイバー以外の方々には理解に苦しむところだとは思いますが、奇跡的な海の一つのシーンを見てみたい。これがダイバーの心理ですよね。

ぐるぐるマンタのために予約してあった7月のダイブクルーズは、結局のところハニファルベイにはマンタはいなく、ぐるぐるマンタは見られずに終わってしまいました。あとはブルーシャーク2にかけるのみという状況の中、いよいよ出発の日がやってきました。

1日目

UL455で、成田からコロンボへ。到着便が遅れた関係で、1時間近く出発が遅くなりました。7月に乗ったときには日本語吹き替えの映画がなかったのですが、今回は2~3本が用意されていました。乗客からの要望があったのか、それとも前回はたまたま無かっただけなのでしょうか?しかしながら8CHの日本映画は音声が再生されていませんでした。前回の旅行では帰りの便が日本映画のチャンネルが中国の映画になっていたりと、なかなかあてにできないところがあります。コロンボでUL109のマーレ行きに乗り換えです。

Food1
成田→コロンボの出発後の食事
Food2
成田→コロンボの到着前の食事
Food3
コロンボ→マーレの軽食

コロンボからマーレまでの間にも軽食は7月のときと同じでパンではなくて、ご飯でした。7月のようなすっぱさは感じませんでしたが、やっぱりほとんど食べられませんでした。

マーレでの入国審査では、イミグレーションカードをその場で書いている人が多数いました。スリランカ航空がモルジブの入国審査の紙を事前に配ってくれなかったためですが、ときおりこのようなことがあります。私たちは今回利用した旅行会社のワコーから旅行前に記入済みのモルジブの入国審査の紙が送られてきたので、そのまま並ぶことができました。

税関通過後、今回利用するブルーシャーク2号のスタッフの案内で他のゲストの到着を待ちます。7月のときと同様にアイランドサファリロイヤル号とブルーシャークⅡ号でドーニをシェアして送迎してくれたため、スリランカ航空のゲストは先に乗船することができました。いつも1時間ぐらい待つことになるのですが、この対応は助かりますね。今後も続けて欲しいです。

Ship
スリランカ航空はアイランドサファリロイヤル号
のドーニでの送迎
Welcome Drink
ウエルカムドリンク

乗船して船の説明を受けたあと、部屋に入りカメラのセッティングをしたところでバタンキューでした。

2日目

6:15からブリーフィング予定だったのですが、7:00に変更になりました。船は朝からすでに移動していました。通常であればRankan Reefでマンタを狙うらしいのですが、いつ海況が悪くなるかわからないので、早めに環礁越えの場所まで移動しておきたいということで、マーレからかなり移動したところでのダイビングとなりました。ポイントはHembadhoo Wreckで、浅いところにクルーズ船よりも少し小さいぐらいの大きさの船が沈んでいて、キンメモドキの群れやテンジクダイ科の魚などがいました。その後はリーフ沿いを泳ぎましたが、珊瑚がきれいに残っていました。

ツバメウオ
NEX-5 16mm
キンメモドキ
NEX-5 16mm
Room1
3Fの部屋

朝食後に環礁越えに入りました。少し揺れましたが海況は良いようです。ブルーシャークⅡはこれで3回目ですが、スタッフによると今シーズンもいろいろと改良が入っているようです。前回は二年前に利用したのですが、それから変更されていたのは、3F後方にあった使われていなかったバーカウンターがなくなっていて、そこに新しい客室が追加されていました。3F後方のデッキには屋根が付けられて、そこにデッキチェアも用意されていました。以前は3F後方には屋根が無かったので、日陰はわずかなスペースしかなく、かなり狭苦しい中で寝ていたりしたこともありましたが、これでデッキチェアでのんびりできるようになり、とても便利になっていました。他の変更点としては、各部屋の床はフローリングに変更、船の外のデッキについてはすべりどめの塗布。扇風機の交換などいろいろと改装されているとのことでした。

ちなみにドーニも改良されていて、真水のシャワーのほかにトイレも付きました。これまでダイビング後は皆で海に飛び込んででしたが、これからは...と思っていたのですが、トイレはあまり使われずに、やはりみんな飛び込んでいました。

今回の私たちの部屋は、その新しく追加された3F客室でした。前回は1Fの部屋だったのですが、それよりはずっと広く感じました。洗面所も換気口が空いているので、湿気がこもるようなこともありません。エアコンも家庭用のものが付いているので、リモコンで温度設定ができて便利です。広くて便利なのですが、3Fということもあり揺れは1Fよりは大きくなるようです。揺れにはめっぽう弱い私ですが、今回は海況も安定していて特に問題になるようなことはありませんでした。それよりは最上階の部屋ということもあって、部屋はかなり暑くなります。夜はエアコンを切って寝るタイプなのですが、そうすると暑くて寝れなかったです。

Phone
3F部屋のエアコンは家庭用のタイプ
Deck
3F後方デッキは屋根があって便利でした

午後1時ごろに昼食です。食べ終わる頃にバア環礁の南端に到着しました。二本目のダイビングはMutafushi Thilaでした。エントリーするとロウニンアジが二匹、慣れているのかダイバーのすぐ近くを泳いでいきました。ヨスジフエダイの群れにイモトフエダイの群れが混ざっています。ここも珊瑚がきれいに残ってしました。

白いイソギンチャク
NEX-5 16mm
ぽっちゃりとしたケショウフグ
NEX-5 16mm
Room1
無人島に上陸

今日は、ここで停泊するようです。目の前の島が無人島らしいということで、時間も少し余裕があるようなので、希望者だけ上陸することになりました。このノリのよさはさすがBS2ですね。私たちはシュノーケリングとして参加しました。枝珊瑚がきれいに残っていましたが、透明度はイマイチでした。スズメダイの仲間がたくさん見られました。

夕食後は自己紹介がありました。希望するニックネームを言うことになっていて、スタッフがドーニ上のゲストの配置を書いたボードにニックネームを記入していきます。その後はスタッフは必ずニックネームで呼ぶようにしていました。ゲストに食事の時にはなるべく席を変えて、いろいろな人と話すように促すなど、ゲスト間での交流が深まるようにしているようでした。食堂にはいずれかのスタッフがたいていはいるので、問い合わせをしたりちょっとした話をするにしても、とても楽でした。この辺りのスタッフの配慮については、これまでいくつかの船に乗ってきましたが、おそらくBS2が最も良いのでは?と思いました。

3日目
サザナミトカサハギ
NEX-5 16mm

5:55にブリーフィングでした。昨日が2本しか潜れなかったということで、この日は4本の予定です。本来ならバア環礁に来たら、すぐにハニファルベイに行って...と思うのですが、今シーズンはダイブクルーズとリゾートで日替わりで潜ることになっているため、この日はハニファルベイでは潜れないのでした。一本目は昨日と同じMutafushi Thilaでした。エントリーすると、すぐにサザナミトサカハギが泡をめがけて集まってきます。

ダイビング後に朝食です。あらかじめ早朝ダイビングのブリーフィングのときに卵料理と、トースト(パンケーキかフレンチトースト)を選んで置くようになっています。以前は卵料理だけだったのですが、トーストも選べるようになったんですね。朝食ではパンも焼いてくれます。ご飯も用意されますが、以前のような日本米ではありませんでした。聞くところによると価格が安い日本米が手に入らなくなってしまったそうです。モルジブの日本の援助対象としてのランクが上がってしまったのが原因のようですが、政府援助の変更がこんなところにも影響するのですね。それでもご飯は美味しかったです。これまでのゲストが置いてくれていったふりかけや味噌汁などがあったり、一緒に乗船したゲストが漬物などを持ってきて配っていました。おかげでとっても日本食らしく食べられました。感謝ですね。かなりたくさんのご飯が炊かれていましたが、先週はご飯を食べるゲストが多かったためだったようです。でも今週はパンのゲストが多かったようで、どれだけ準備すればいいのかはなかなか難しいみたいですね。
Phone
卵料理とトーストのオーダー
Deck
朝食にはご飯も用意されます

朝食後しばらく休んだところで二本目はDigali Haaでした。小さなマダラトビエイが見られた以外は昨日と同じようなダイビングでした。

カスミアジ
NEX-5 16mm

昼食後の三本目はNelivaru Thilaでした。小魚の群れにアタックするスマイソマグロロウニンアジカスミアジの大きな群れが見られとてもエキサイティングなダイビングでした。一部のゲストは水中でイルカも見たそうです。この日は3本目のダイビングの後におやつも出ました。しかしながら一日4本だとあまりのんびりしていられません。NEX-5は水中ではONのままで使っている(とっさでも撮影できるように)とダイビング3本で電池がなくなってしまうので、大急ぎで充電です。スペア電池を買っておいたほうが良さそうですね。

Afternoon
この日のおやつ

四本目はDhalavandoo Thilaでした。三本目と同じような感じでしたが、さすがちょっと暗くなってきていました。チンアナゴなども見られました。

4日目

いよいよハニファルベイに潜れる日がやってきました。7月のアイランドサファリロイヤルのときには、ハニファルベイを毎日チェックをしていたのですが、7月はまだハニファルベイにくるサファリボートも少なかったから良かったものの、8月はたくさん集まるようになったため、どの船もちゃんと守るようになっているという話でした。たしかにハニファルベイの周囲にはたくさんのサファリボートが停泊しています。数えてみたところ11隻はいます。先週は18隻もいたという噂も。マンタがでると特にシュノーケリングでは壮絶な状態になるらしく、ブリーフィングでは長い時間をかけて注意事項などを説明していました。

一本目からハニファルベイにトライするかと思ったのですが、一本目を早めにもぐって二本目から本格的にハニファルベイでマンタを待ちたいということで、ブリーフィングは5:55からで一本目はDhonfan Thilaでのダイビングでした。クマザサハマムロの群れにカスミアジやロウニンアジがアタックしていました。おおきなイソマグロも通過していきました。朝食後、少し休憩した後にハニファルベイに出発です。本船に戻らずにマンタを待つということで、昼食などを積んでの出発となりました。

ハニファルベイの周囲を探してみますがマンタが見つかりません。ベイの中に入って探してみましたが、やはりマンタがいません。しかたがないので、二本目はハニファルベイの反対側のDharavandoo Cornerで潜ることになりました。一応ジンベエ、マンタ狙いということで1グループで全員で探しながらのダイビングでした。途中でモブラ1枚が見られましたが、マンタもジンベエもいません。せっかくの1グループでのダイビングだしと思い、ドロップオフからかなり離れて外洋をチェックしていたところ、ふと振り返るとカジキがUターンしていました。ダッシュして追いかけましたが、すぐに見えなくなってしまいました。これまでパラオやランギロアで見かけたことがありますが、モルジブでは初めてです。

二本目のあとにハニファルベイに戻って、ランチを船の上で食べながらマンタが集まるのを待ちます。休憩中にタンクのチャージを行います。この間にシュノーケリングをしている人たちもいました。今回のクルーズではときおりスコールはきますが、天気は良い日が続いています。この日も晴天でした。それにしても、いっこうにマンタは現れません。

Phone
ハニファルベイでマンタを待ちます
Deck
ドーニでランチです
Room1
飛び込む準備はできているですが...

いくら待ってもマンタがでないため、ハニファルベイの外側を探してみることにしました。しかしながら外側でも、なかなかマンタが見つかりません。これはダイビングでマンタを見つけるのはかなり厳しそうということで、せめてシュノーケリングでマンタを見ようということになり、マンタが一匹見つかったところでマンタシュノーケリングをすることになりました。しかしながら、マンタはなんとか見つかったのですが、マンタとすれちがったところでドーニで反転して、さぁ飛び込もうとしてもそのときにはもういなくなっているということで、結局マンタシュノーケリングもできませんでした。

潜ってみればなにか見つかるかも?ということで三本目はハニファルベイの外側を潜ることになりました。透明度があまりよくありません。モブラが6~7匹と、ジャイアントスイートリップスなどが見られましたが、マンタはでませんでした。

Room1
この日の夕食は日本風のカレーでした。

それにしても、ここまでマンタが少ないとは、かなりのショックです。夕食時にスタッフから今後の予定について相談があり、ハニファルベイはあきらめて北マーレ環礁でマンタを狙いたいということでした。このままハニファルベイで粘っても、明日はリゾートの日なので、潜れるのは最終日の朝の一本ぐらいで、しかもバア環礁では主だったポイントには潜ってしまったので、このままハニファルベイに留まるとあまり楽しめずに終わってしまうかもしれない。それよりはバア環礁をあきらめて他のポイントを潜ったほうがいいのではないかということでした。バア環礁のダイビングポイントはThilaと呼ばれる根のポイントが多く、あまりバリエーションがないというのも留まるのが難しい理由でした。私たちとしては、なんとしてもぐるぐるマンタが見たかったのですが、かといってハニファルベイで粘っても、とても見られる気もしなかったので、特に反対はしませんでした。

それにしても3回トライして全て×とは...自然のものとはいえ容赦ないというか手厳しいものです。参加したゲストの中には、これまで2回連続でぐるぐるマンタを当てている人もいたのですが、ダメなときにはどうにもならないですね。ハニファルベイに来たときには11隻あったクルーズ船も、この頃にはあきらめてか4隻ぐらいに減っていました。

5日目

環礁越えをするということで、この日も朝は早く5:30にブリーフィングでした。6時にならないと本船は移動できないということで、ドーニで20分ぐらいかけてポイントまで移動しました。一本目は三日目のダイビングで好評だったNelivaru Thilaでした。カスミアジが小魚にアタックしていました。途中でバリバリと音がしたので見てみると、カスミアジの口の中に魚がいて、噛み砕いていました。

カスミアジ
NEX-5 16mm
ロウニンアジ
NEX-5 16mm

ちなみに昨晩は夜中に凄い嵐がやってきたらしく、アンカーが外れそうということでエンジンをかけながらの停泊だったようです。後から聞いた話では座礁した船もあったとか。クルーズ中は日中はいい天気が続いていましたが、ときおりスコールが来ることもあり、特に夜中にすごい嵐のようなスコールがくることもありました。

本船はハニファルベイをチェックしてから来るということでしたが、結局そのまま環礁を移動することになりました。直接北マーレ環礁には行かずに、この日はラスドゥ環礁へ移動しました。往路よりは少し揺れましたが、それでも海況はかなりよかったようです。午後1時ごろに環礁に到着して 二本目はRasdhoo Madivaruでした。ドロップオフ沿いをオグロメジロザメやイソマグロなどが移動していきます。透明度も良くやっとモルジブらしいダイビングになったような気もします。三本目も同じポイントでした。

オグロメジロザメ
NEX-5 16mm
イソマグロ
NEX-5 16mm
サメとガイドのツーショット
NEX-5 16mm

二本目の後におやつがでて、この日はドーナッツでした。三本目が一時間後に控えていたので、あまりのんびりできませんでしたが...

BS2の夕食はバイキング方式には違いないのですが、テーブルの上に並んでいて、皆で取り合うようになっています。四品ぐらい用意されていて味は美味しかったです。食後にフルーツもしくはアイスのデザートが配られます。水は購入することもできますが、買わなくても食事のときには用意されます。ウォーターサーバーもあるので、私たちはクルーズ中に水は購入しませんでした。ペットボトルにウォーターサーバーの水を入れて、共用の冷蔵庫に入れておけば、いつでも冷たい水が飲めます。

Phone
おやつはドーナッツ
Deck
この日の夕食
6日目

Rasdhoo Madivaruで早朝のハンマー狙いということで、この日も朝は早めで5:45にブリーフィングでした。ハンマー狙いといっても、出ても数匹で確率も低いということで、昨日と同じコースも選択できたのですが、同じコースで3回のダイビングというのも面白みがないかと思いハンマー狙いを選択しました。エントリーして沖合いを流すもやはり(?)何も出ず。ハンマーを狙わない通常コースでのダイビングでは、バラクーダを見たそうです。 ダイビング後は朝食そして環礁を超えて北マーレ環礁に移動します。

二本目はRankan Reefでのマンタ狙いです。前回のアイランドサファリロイヤルでのクルーズでも最初に潜りましたが、そのときにはマンタはいなく、珊瑚も痛んでいてガレ場でのダイビングのような感じだったので、あまり期待せずにエントリーするとすでにマンタがクリーニングステーションを旋回していました。ここのマンタはダイバーに慣れているのか、かなり近くまで寄ってきてくれます。泡も怖がらず、どちらかというと泡を浴びにきているのでは?と思うぐらいでした。

ときおり強力なうねりが入るということもあって、あまり透明度は良くありませんでしたが、途切れなくマンタがクリーニングステーションにきてくれました。途切れなくきてくれたおかげで、安全停止しようと浮上するとまたマンタがでてきて、またみんな潜行してしまい、なかなかエグジットできませんでした。

三本目も同じポイントで潜ります。エントリーしたところ、すぐにまたマンタが現れました。途切れなくマンタがきてくれて、一番多いときで6枚ぐらいのマンタが集まってくれました。途中でガイドがカンカンならして、なにか小さいものを指しています。何を指しているのかな?と思い近づいてみるとシビレエイの一種でした。今回もマンタはエグジットまでずっと来てくれました。バア環礁では、マンタはまったくの不発だったのですが、北マーレ環礁のこのポイントではマンタがたくさん見られました。BS2のスタッフがバア環礁をあきらめてこちらに来るようにしたのは正解だったようです。

マンタ
NEX-5 16mm+ワイコン
マンタ
NEX-5 16mm+ワイコン
マンタ
NEX-5 16mm+ワイコン

この日は四本目までダイビングが行われて、ポイントはNassimo Thilaでした。ナポレオンやウミガメにムレハタタテダイの群れなどが見られましたが、四本目ともなると時間が遅くなり海の中が暗くなってきてしまうのが難点です。

ムレハタタテダイ
NEX-5 16mm
オジロエイ
NEX-5 16mm

これで今回のクルーズのダイビングも終了です。器材はスタッフが洗って干してくれます。夕食はモルジブディナーでした。これまではテーブルの上に食べ物が並んでいましたが、このときだけは、バイキング方式でした。このときに記念ダイブを迎えた人を祝ってくれます。何人かのゲストに経験本数を聞きましたが、今回は500本ぐらいのゲストが多かったような感じでした。1000本越えの人もいたかと思えば、100本ぐらいの人もいたりして幅広くゲストが集まっているようでした。前回のBS2のときには、食後にパーティがあって踊ったりしていましたが、今はやっていないようです。そういえば、7月に乗ったアイランドサファリロイヤルも今はやめているといっていましたが、あまり受けがよくないのかもしれないですね。

Phone
モルジブディナー
Deck
記念ダイブのお祝いケーキ
7日目

ダイビングもないので、ゆっくり起きて朝食です。今晩帰国するわけではないのですが、翌日のリゾート行きの飛行機が何時にでるかは、前日の夕方にならないとわからないということで、安全をみてダイビングはやめておくことにしたのでした。二本目のダイビングのときに、パウダーブルーサージョンフィッシュの群れを見るためにシュノーケリングに出発しました。ドーニだと小回りが利かないということで、ディンギーで出発したのですが、意外と波が高くてゆっくりとしか進めません。そうこうしているうちに遠くに黒い雲が見えてきました。どうも海況が悪くなりそうだったので、本船に戻ることになりました。船に戻ってしばらくしたところで、嵐のようなスコールがやってきました。中止にしなければ危ないところだったようです。どうも嵐はしばらくは収まりそうもないため、シュノーケリングは中止になってしまいました。

Food11
この日の昼食はハンバーグでした。

この日は嵐があったりと、雨が降ったりやんだりで、なかなか器材が乾きませんでした。

今回のクルーズではいろいろなゲストと話をすることができたのですが、すごい体験をしている方とかもいて、とても有意義でした。スタッフにも世界中をもぐってきた人もいて、とても興味のある話ばかりでした。7月にアイランドサファリロイヤルに乗ったばかりだったのですが、船そのものはアイランドサファリロイヤルの方が良かったとは思いますが、ゲストやスタッフの雰囲気がBS2はとてもいいと感じました。

夕方ぐらいになんとか乾いたところで荷物をまとめて下船の準備です。17:00にスリランカ航空のゲストと一緒に空港に向かいました。私たちは空港で皆さんと別れてフルレホテルに移動しました。フルレへの案内は、今回利用したワコーの現地スタッフがやってくれました。

Phone
BS2ともお別れです
Deck
フルレホテルへ移動しました

少しプールでのんびりしたところで、食事に向かうことにしました。私たちがいったときにはラマダンの時期で、メインのレストランはバイキングの食べ放題しかやっていないようで、そんなにお腹がすいている訳でもないので、アラカルトで注文できるというバーに行くことにしました。バーにいって注文をしたところまでは良かったのですが、なかなか料理がでてきません。待ちに待って1時間ぐらいしたところでやっと料理がきました。日本風のセットはなかなかおいしかったですが、ナシゴレンは×でした。

Phone
日本風のセット(料理名は忘れてしまいました)
Deck
ナシゴレンはいまいちでした

翌日のフライトは7:45チェックインで、ホテルピックアップは7:40ということだったので、明日はホテルで朝食を食べる時間ぐらいはありそうです。明日からはいよいよソネバフシです。

メッセージ