IslandSafari

モルジブのダイブクルーズのアイランドサファリロイヤル旅行記のPart3です。

5日目

一本目はアリ環礁のランガリマディヴァル(Rangali Madivaru)でした。マンタポイントですが、決まったクリーニングステーションがあるわけではなくて、リーフ沿いのどこかのマンタが気に入った場所でクリーニングされるとのことでした。場所が決まっていると、マンタ待ちはしやすいですが、そのかわり石垣が作ってあったりして近づけないようになっていることもあります。その点、このポイントは場所が決まっていないので、運が良ければすぐ近くを旋回してくれるとのことでした。ルールとしてはマンタが現れたら着底することになっています。

なのですが、マンタは現れませんでした。その代わり、ツムブリの群れ、ムレハタタテダイの群れ、インドオキアジの群れやトラフザメが見られました。

NEX5 16mm+ワイコン
ムレハタタテダイ
NEX5 16mm+ワイコン
トラフザメが寝ていました
NEX5 16mm+ワイコン
インドオキアジ

二本目も同じポイントで再びマンタを狙います。今度はなんどかマンタが見られました。といっても一枚もしくは二枚のマンタが現れてはそのまま通過していってしまうので、あまり長く見られません。モルジブにしては数が少ないなぁと思っていたところ、最後の方で3枚のマンタが旋回してくれました。ただ旋回してくれた場所が私達が着底した場所よりも少し離れた所で、写真はうまく撮影できませんでした。

NEX5 16mm+ワイコン
ナンヨウマンタ
NEX5 16mm+ワイコン
近くを通過していきます
NEX5 16mm+ワイコン
上を通過していきます

ちなみにマンタをみるために着底していたところ、膝にチクっと痛みがあり、何か?と思ってみたらまたもやウツボでした。初日のこともあって、手をつく場所については注意していたのですが、足元はチェックが足りなかったようです。今回はさほど大きくないウツボで、しかもウエットの上からだったのでケガはしませんでしたが、モルジブってこんなにウツボに噛まれる場所でしたっけ???

二本マンタポイントで潜ったところで移動します。この日の停泊場所は無人島の近くでした。ディナーはこの無人島に上陸して食べる予定とのことでした。今回の旅行の期間中は快晴が続いていて、この日もとても天気が良く、青い海に白い砂と無人島がとてもキレイに見えます。やっぱりモルジブってきれいなところなんだなと改めて感じます。

三本目はこの近くのリーティティラ(Retthi Thila)でした。ここまで大物系のダイビングが続いていましたが、初(?)のマクロポイントです。ドラキュラシュリンプゴビーオーロラシュリンプゴビーとテールフィンシュリンプゴビーが見られるとのことでしたが、残念ながらテールフィンシュリンプゴビーは見つけることが出来ませんでした。ドラキュラシュリンプゴビーは何度か見かけたのですが、警戒心がとても高くてすぐに穴に逃げてしまいました。

Fish1
撮影は難しいです...

ここでは水深30mのところでマッコスカーズフラッシャーラスを見かけました。モルジブの魚図鑑の表紙にも使われている人気の魚です。オスがヒレを開いてフラッシングを盛んにしていてくれたのですが、しかしながら撮影はうまくいかず、かろうじて隅の方に小さく写っている程度でした。

後から聞いた話だと、水深20mぐらいのところにもヒレをずっと開いたオスがいたそうです。ただ、クルーズのゲストは大物好きな人が多いようで、撮影していた人はほとんどいなかったみたいです。

ダイビング後、少し休憩したところで、シュノーケリングをしました。この無人島のリーフのどこかにパウダーブルーサージョンフィッシュの群れがいるらしいのです。希望者はディンギーでリーフまで連れて行ってくれたのですが、ゲストの中には先に船から直接リーフまで泳いで行っている人もいました。群れの場所については、先に泳いでいったゲストが探してくれてあって、ディンギーからエントリーしたところで、すぐに群れが見られました。

NEX5 18-55mm
一斉についばんでいます
NEX5 18-55mm
時折移動します
NEX5 18-55mm
モルジブならではのシーンです

ディナーはスタッフの準備に時間がかかったようで、午後7:30過ぎぐらいに無人島に上陸となりました。無人島といっても、最近は管理者がいるようで、小屋が建っています。また有名な島のようで、他にも外人さんのグループがいくつかパーティを開催していていたこともあり、賑やかな島になっていました。

Sand
ジンベエ
Food13
他にBBQ風に肉やエビなども用意されていました。

モルジブと日本では4時間の時差があるので、午後8時ぐらいが日本の0時に相当します。というわけで、午後8時に新年の乾杯をしました。

その後は、夜遅くまで...というわけにはいかず、明日の朝もダイビングがあるので、私達は早めの時間に寝ました。

6日目
Sun Rise
初日の出です

一本目はラミヤル・ガア・ティラ(Lhamiyaru Gaa Thila)でした。ティラは水中にある島(根)のようなもので、このポイントは一周できるぐらいの小さなものでした。一番浅いところではモルジブアネモネフィッシュがたくさん見られました。

J4 10-30mm
モルジブアネモネフィッシュのコロニー
このような場所がたくさん見られます
NEX5 18-55mm
イソマグロ
NEX5 18-55mm
ツムブリの群れ

二本目はFish Headでした。魚がたくさん見られることで有名なポイントです。しかしながら、私達がダイビングしたときは潮の流れが弱く、大きな魚の群れは見られませんでした。

NEX5 18-55mm
イソマグロ

ここのポイントではベンガルフエダイの大きな群れが見られるのですが、ガイドによれば以前はヨスジフエダイの群れに混じっているぐらいだったそうです。それが今ではヨスジフエダイは少数になってしまったんだとか。

NEX5 18-55mm
こちらはヨスジフエダイ
NEX5 18-55mm
ベンガルフエダイ
NEX5 18-55mm
おおきな群れになっています

モルジブではフライトの24時間前までダイビングが可能となっているため、シンガポール航空の昼便で帰国するゲストはここでダイビング終了となりました。

三本目はフェスドゥレック(Fesdu Wreck)でした。マクロポイントで海底の砂地ではいろいろなハゼが見られます。ムラサメハゼドラキュラシュリンプゴビーが見られました。ドラキュラシュリンプゴビーはリーティティラでも見かけましたが、そのときはすぐに隠れてしまって撮影できなかったのですが、このポイントでみかけたドラキュラシュリンプゴビーは、隠れずにいてくれました。

NEX5 18-55mm
ドラキュラシュリンプゴビー
NEX5 16mm+ワイコン
ナイトマンタ

この日はオプションとしてフェスドゥラグーン(Fesdu Lagoon)でナイトマンタのダイビングがありました。ナイトマンタはハワイで二回参加したことがありますが、モルジブのナイトマンタは初めてです。本船の後ろに灯りをつけておいて、マンタを呼びます。エントリーする前に一枚のマンタが来ていたので、どうやら確実に見れそうです。ドーニからエントリーして、本船の後ろに移動するのですが、到着してみるとマンタがいなくなっています。しばらく待っていたところ、再びマンタがやってきました。船の上から見ていたゲストによれば、エントリーの音で一旦マンタが逃げてしまったそうです。

マンタはすぐ真上を何度も通過してくれたのですが、ハワイのナイトマンタと違って、海中の透明度が悪く、宙返りなどをしてくれても途中で見えなくなってしまいます。またセンターにライトが集まっているわけではなく、マンタはダイバーのライトの上ばかりを通過するので振り返りながら撮影しなければならなかったりとなかなかうまくいきませんでした。

それでもかなり長い時間マンタが見られたので良かったです。

このダイビングでスリランカ航空とシンガポール航空の夜便のゲストはダイビング終了です。ダイビング器材はスタッフが洗っておいてくれます。干すのは自分で行います。

この日の夕食はモルジビアンスペシャルディナーでした。食べ方をスタッフが説明してくれます。また屋上ではスタッフによるボドゥベルと呼ばれる伝統音楽の演奏がありました。途中からは皆で踊って盛り上がります。
私が踊りに参加したのは最後の最後だけでしたが。

Food14
モルジビアンスペシャルディナー
Night
ボドゥベル

このあとに記念ダイブお祝いのケーキを食べました。かなりの数のゲストが何らかの記念ダイブを迎えていました。この船だけで100本目というリピータのゲストもいました。

7~8日目(最終日)

ほとんどのダイバーは昨日のナイトマンタで終了だったのですが、シンガポール航空利用で延泊のゲストは残り二本潜れるということで、早朝にFish Headに潜ったそうです。昨夜のボドゥベルはかなり遅い時間までやっていたので、早朝に起きるのは大変だったのではないでしょうか。

その後はマーレに向かって移動します。器材は屋上に干しておいたのですが、天気も良くて順調に乾きました。

北マーレ環礁に戻ったところで、二本目はナシモティラ(Nassimo Thila)でした。私達は暇だったので、シュノーケリングで参加することにしました。ガイドには一番浅いところでも8mぐらいあるので、あまりシュノーケリング向けではないと言われていたので、まぁのんびりと浮いているつもりだったのですが、ポイントについてみるとどうやらかなりの流れが入っているようです。

ダイバーがエントリーした後に、リーフの上に移動してもらって私達もエントリーしたのですが、フィジュラーの群れが中層に群れているのではなくて、流れのせいかリーフに張り付くように泳いでいます。全力で泳いでも数分でリーフから外れてしまいました。もう一度だけトライしてみようということで、再びリーフの上に移動してもらってエントリーしました。今度はそこそこ長い時間リーフの上にいられましたが、泳ぎ続けていないとダメで、8mを潜って魚を見る余裕はありませんでした。

下船前に精算を済ませておきます。アイランドサファリロイヤルの精算はすべて米ドル現金のみでした。夕方に船を下船して、そのままチェックインします。保安検査所を通過後、小腹がすいていたのでバーガーキングでダブルチーズバーガのセットを食べたのですが、$12でした。日本と比べるとかなり高いですね。その後はスリランカ航空のコロンボ経由で帰国しました。

Air2
ルートマップ
Food15
マーレ - コロンボ間の機内食

帰りはマーレ-コロンボ間もA330の新型機でした。ルートマップは二本の指でスライドさせると見る方向などを変えられて面白いです。

Food16
コロンボ - 成田間の機内食
Food17
コロンボ - 成田間の到着前の機内食

久しぶりのモルジブでの王道コースのダイブクルーズでしたが、ジンベイ、マンタ、ハンマー(私は見れませんでしたが)などの大物に、ハゼなどのマクロも少しいたりといろいろな魚が見られました。またチャネルダイブや根の周りをまわるダイビングがあったりとダイビングポイントにもいろいろな違いがあり、この一クルーズですべてが見られるような感じでした。

やっぱりモルジブのダイブクルーズはいいですね。

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